大富歯科医院

特に力を入れて学んできたのは、入れ歯とインプラント治療に関することです。最初に入れ歯を選んだ理由は「父が入れ歯治療をしているのを見ても、何をしているのかあまり理解できなかった」からでした。

少子高齢化社会でご年配の患者さまが増えてきた中で、入れ歯治療ができないのでは困ると考えて、歯科大学生時代に高齢者向けの歯科治療を選んでしっかりと学んできました。また、入れ歯では対応できない患者さまもいらっしゃるものですから、インプラント治療が必要だと考えて研さんを積んできています。

初診の患者さまに対しては、まずはしっかりとお悩みを伺って、当日対応ができる問題であればなるべくその日の内に改善することを心がけています。

痛みなどの緊急性の高い症状は、また一週間後に来てくださいと言われても困ってしまいますよね。反対に、歯の見た目が気になるなどの緊急性がないケースの場合は、初回は相談だけして、次回からじっくりと対応していくことを心がけています。

私のモットーは、「全てのことを自分できちんと行う」という一言に尽きます。だからこそ歯科衛生士を雇わず、歯科医師が最初のカウンセリングから治療、メンテナンスまで自分自身で責任を持って対応しています。初代院長である祖父や、2代目院長である父も私と同じスタイルでした。

もともと大学では歯科衛生士も歯科助手もいない一人の状況で診療を行っていましたし、それ以降も似たようなスタイルの所に勤めることがよくありましたので、この働き方に慣れているという理由もありますね。

説明やカウンセリングの際に重視しているのは、専門的な用語は使わず、患者さまにとって分かりやすい言葉を選んでお話をすることです。また、患者さまからの意見や質問がないかを最後にお尋ねして、しっかりとご納得いただいた上で治療へ進むことを大切にしています。

治療が嫌で大泣きしてしまうお子さまの場合は、やる気が出るまで気長に対応することを心がけています。無理な治療によってお子さまが歯科恐怖症になってしまうと、大人になってからも通院することができなくなってしまうからです。お子さまが自発的にお口を開けて治療をさせてくれる状態を目指して、根気強く通院をくり返してもらっています。

また、歯の痛みがない場合には一度お帰りいただいて、どうすれば怖くなく治療ができるかを、お母さまとお子さまとで相談してもらっています。例えば、好きなアニメや戦隊ものの映像を観ている時は機嫌が良いお子さまのであれば、診療中にお母さまがスマートフォンで映像を流して気を引きながら、治療を行うなどのご協力をいただいています。

私がスタッフを採用する基準としているのは、「性格が良さそうな人である」という点です。仕事の内容は指導をしたり、時間をかけて慣れていったりすれば、誰でもある程度はできるようになります。しかし、性格の良さは私から教えることができませんので、性根の真っ直ぐであることを重視して選びました。

そのかいあって、当院のスタッフ達は皆明るく、笑顔で患者さまを迎え入れてくれる人たちばかりですよ。私からしっかりと指導をしているので、足腰の弱い患者さまが来院される場合には、歩行補助もしっかりと行ってくれています。脇の下に腕を通したり、ベルトを掴んだりして万が一にも転ぶことがないようにサポートしておりますので、ご年配のご家族を通わせる歯科医院をお探しであれば、ぜひ当院にお任せください。

私が思う歯科医院選びのポイントは、ご自分と性格や考え方が似ている人の意見を聞くということです。例えば、「ていねいに治療をしてくれる」「待たせずにパパっと治療をしてくれる」「治療費を抑えてくれる」など、納得できるポイントは人それぞれ違いますよね。考えが似ている方が通いやすいと感じている歯科医院であれば、ご自身にとっても合っている可能性があるのではないでしょうか。

趣味である登山やゴルフをしている時には、特にリラックスしています。新型コロナウイルス感染症が話題になってからはゴルフの回数が少なくなったのですが、反対に登山の回数が多くなりましたね。最近は比較的近くにある奥多摩や富士五湖のそばにある山に登ることが多いのですが、コロナが終息してきたら長野のほうに足を伸ばしたいと思っています。

私が登山で楽しみにしているのは、山頂からの景色を見ることです。最初はダイエットになると思って始めた登山でしたが、体重が重いと登るのが辛いので、趣味になった今では山に登るために減量へ励んでいます。