グリーンパレス歯科医院

1987年に開業して以来、ご家族の皆さまで通院していただける、ホームドクターになることを目指してまいりました。おかげさまで、開院当初から通院されている患者さま・そのお子さま・お孫さまと、親子3代にわたって長いお付き合いをしてくださる方もいらっしゃり、感謝の気持ちがたえません。そしてこれからも、地域の方々に愛される歯科医院であれるように、日々の診療に努めさせていただきます。

スタッフは皆、対応が丁寧で優しいことが自慢です。ご年配の患者さまがご来院されると、率先してドアを開けて待っていてくれたり、にこにこと楽しそうにお話を聞いていたりと、その方に寄り添った対応をしてくれるので、とても助けになっています。

ご来院される患者さまの中には、初めは緊張されている方も多いと感じています。患者さまによっては歯科医師に話しかけづらい方、お悩みを口にだせない方もいらっしゃるため、スタッフが緊張をほぐして話しやすい・通院しやすい雰囲気を作ることが大切です。そのためにも、自分の親や親族に対してなら、どうしてあげるかを考えて、親身な接遇を心がけてもらっています。

現在子育て中の方に伝えたいのは、歯磨きだけをしっかりしていても、十分な虫歯予防はできないということです。たとえば、毎食後丁寧に子供の歯磨きをしているのに、どうしても虫歯ができてしまうという方は、食生活を見直すことが大切です。

虫歯の原因である細菌は、糖分が大好きです。清涼飲料水などの甘い飲み物を与えた後は、お口をゆすぐか、水やお茶を飲ませることで、糖分を口の中にとどまらせないようにできます。特にスポーツをしているお子さまは、甘いスポーツ飲料をたくさん取りがちですので、お口をすすぐだけでも、虫歯予防になります。このような知識を知っていただくためにも、当院をご活用いただければと思います。

ご年配の方に対しては、現在病気がないか、お薬を飲んでいないかなどを確認しています。ご年配の方は体調が変わりやすいため、前回の通院時には健康であっても、次のご来院時は病気で通院されている場合があります。病気の申告を忘れている方も多いため、小まめな確認が欠かせません。最近では介護士の方も付きそいでご来院されるので、その日の診療内容をしっかりと説明するようにしています。

また、ご来院されてすぐだと血圧が上がっていたり、気分が高揚したりしているため、お水を1杯飲んで落ち着いていただいてから、診療に進んでいます。診療中に体調を崩す可能性を少しでも下げるために、平常な状態での治療を心がけています。

患者さまが身体の病気で通院されている場合には、その方の主治医にお手紙を書いて連携しています。特にご年配の方は、危険の少ない診療を行うために、内科の先生との連絡を密に取るようにしています。

また、私の義理の兄が医者なので、ちょっとした疑問などを電話で相談しています。患者さまには少し休んでいただいてから診療することや、体調が心配な時には血圧を測りながら治療すること、ご年配の方に対しては特にしっかりとお話を聞いて、不安が少ない状態にしてあげることなど、ためになるアドバイスをくれるため、とても助かっています。

当院は入り口でスリッパに履き替えていただく作りになっているのですが、ご年配の方は足下が不安定な場合が多く、怪我の原因になりかねません。そこで、入り口にイスを置いて、座った状態で靴を履き替えていただけるようにしています。入り口の段差は低いため、車いすの方や身体が不自由な方にもご来院いただきやすいようにしています。また、移動の際はスタッフがお手伝いいたしますので、お気兼ねなくご来院ください。

ゆくゆくは当院を息子に引き継ぐため、それに合わせて新しい診療機器を導入する予定です。また、新しい治療法や患者さまに対してのわかりやすい説明の方法などを学んでいます。その知識をこれからの診療に還元していきたいと考えています。これまでのやり方ばかりにこだわるのではなく、日々進歩できるように心がけて、これからも学び続けていきます。