西砂歯科医院

医師もしくは歯科医師になりたいという気持ちは、高校受験のところから持っていました。今は行列ができる医療施設と言えば内科や、外科、整形外科といったところですが、当時は歯科医院だったんです。歯科医師が不足している現状を目の当たりにして、 歯学部を目指すことに決めたのです。歯科医師になって、この混雑状況を少しでも改善し社会に貢献しよう、この状況に一矢を報いようと思ったのが、歯科医師を目指した理由です。

当時はどこの歯科医院も予約待ちは当たり前で、毎日朝の早い時間から行列ができていたんです。高齢の方が待ち時間の長さに通院をためらったり、待合室の椅子にも座れず具合を悪くして倒れてしまうこともありました。
当時は患者さまが多すぎて、「私は100人も診られません！」ということはできなかったんです。歯科医師が帰ろうと思うと、「痛いから診てほしい」って患者さんがどんどん来て、全然帰してもらえない。だから最後には飼っている犬を院内に放して、それに患者さまが気を取られているうちに、こっそり帰る。そんな話もあったくらいです。
私が独立して、開業するという時には、近くの先生に挨拶に行ったんですけれど、そこでその先生に「田中君みたいな若い先生が来て助かった」と言われたんです。そんな時代だったんですよ。近くに同業者が来てくれて、本当に助かったって言うくらい、患者さまが来る時代だったんです。
ただ当時は、週休2日で日曜日と木曜日はきちんと休む、っていう歯科医院が主流でした。診療終わりも今より早くてだいたい5時か6時で終わってしまう医院が多かったですね。ただ、開業当時は私も若く、大学時代に柔道部だったもので体力もあったものですから、「これだけ困っている人たちが多いのだから、朝から晩まで診療しましょう」と思ったんですね。だから私が開業した時は朝の9時から夜の12時までがむしゃらに診療していました。休診日以外は毎日です。そして、たった1日の平日の休診日は大学に勉強に行っていました。しかし、苦しんでいた患者さまの症状が改善して笑った顔が見たいと思っていた私にとって決して苦ではありませんでした。
しかし、このまま一人で頑張り続けても、全ての時間帯で良い診療するということは続けていけないだろうと思うようになってきて、志を同じく先生を集めて医療法人を立ち上げました。これまでにOB、OGは北は北海道から南は長崎県までいます。
そして、彼らが歯科医師としての理念を受け継いでくれていることを心から嬉しく、また誇りに思っております。

そうですね、健康のためにも運動をしなければってことはいつも考えています。小学校の頃からずっと運動部でしたし、高校、大学では柔道部でした。今でこそ競技そのものはやっていませんが、役員として柔道との関係は続けています。他にやっているスポーツはやっぱりゴルフですね。平日の休みにはほとんどやっていますね。そしてゴルフ場に行ったらできるだけ歩くようにしています。私ができる健康推進の運動は歩くということなので、ゴルフ場に行ったらカートに乗らないでスタートから終わりまでずっとできるだけ歩くということに努めています。

そうですね、私は新潟県が地元でして、そこに、小さな別荘があるんですよ。そこには温泉もありますし、目の前は海があります。そこに籠もって毎日ゴルフをやって、終わったら温泉に入って旨い酒と料理でゆっくりしたいですね。

これからも「俺が頑張る」「俺について来い」っていうわけにはいきませんので、若い先生を育てていきたいなあ、というのが、私の今の気持ちですね。年中無休で、患者さま中心の診療をしていますので、是非、ご利用なさって頂きたいですね。きっと、期待に応える歯科医療福祉が提供できると思います。