治療内容｜犬飼歯科医院

歯周病は、患者さまご自身では気づかず、歯茎が腫れた、口臭が気になるなどの理由でいらっしゃる場合が多いです。歯周病のクリーニングは、痛みに敏感な方だと検査だけでも痛くなってしまう方もいらっしゃいます。歯茎のなかの歯石をとるときにも、麻酔が必要な場合があります。なるべく痛みを少なくするためにも、当院では初診でのカウンセリングを十分に行い、歯科衛生士と医師がしっかりチェックして進めています。

治療後は定期的に検診に来ていただくことで、また歯周病や虫歯になってしまうことを防げます。患者さまには、定期検診の重要性をきちんとご説明しています。

また、ご自身の歯を少しでも長く残して頂きたいので、なるべく歯を抜かないような治療を心がけています。抜歯する方がいい場合はそのようにお伝えしていますが、患者さまが抜きたくない場合はご意見を尊重し、できる限り歯を抜かないよう尽力いたします。

当院では、親御さまにもご協力していただき、仕上げ磨きをご自宅で行っていただくよう説明しています。ブラッシングは1日1回でよいと考えており、その1回をしっかり磨いてあげて、フッ素製品などを使って予防していただくことをおすすめしています。すべての歯が永久歯に生え替わる、12歳くらいまでは仕上げ磨きをしてあげてほしいとお伝えしています。

当院では、1ヶ月に1回はなかなか大変なので2ヶ月に1回、年6回を目標にフッ素塗布にご来院していただいています。

また、院長とスタッフはともに子供好きなので、院内ではお子さま向けのテレビのお話をするなどして、楽しく治療を受けていただけます。それでもやはり、歯科が怖くて嫌なお子さまもいらっしゃいます。そういう場合には、スタッフが一緒に診療室に入り、治療の前に遊んでいただきます。お子さまには、怖がらずに楽しく治療に通っていただくことを第一に考えています。

入れ歯が合わず痛むので、外れないようにしてほしいというとおっしゃる方が来院されます。

当院では、午前中に歯科技工士が勤務しています。入れ歯は歯科技工士が確認し、患者さまのご要望をお聞きして調整いたします。対応を早くすることで、患者さまに快適にお過ごしいただけるよう努力しています。
修理については、型をとる必要がない場合、午前中にいらしていただければその日のうちに調整できることもあります。1時間程度お預かりしてその場で修理いたします。

入れ歯を作製する際は、トレーで型をとりますが、複雑な症例の場合は個人トレーを作製し、型をとるということを行います。それぞれの方のお口に合うように、細かいところまでこだわって型どりします。違和感が少なく、総入れ歯の方でも入れ歯のように見えない、と仰る患者さまもいらっしゃいます。

被せ物・詰め物は、できるだけ保険内で治療できるように努めています。金属アレルギーの方もいらっしゃるので、早めに定期的に来院していただき、金属を使わなくて済む段階で治療できるようにしています。

治療の際は、被せ物の作製に慣れている歯科技工士が直接色や見た目を確認し、患者さまご自身の歯に合わせて決めていきます。その際、ご希望をうかがうことももちろんありますが、患者さまのご希望と実際の色や見た目が毎回一致するものとは限りませんので、その点についてもしっかりと歯科技工士がより患者さまにあったものを提案してまいります。

歯科技工士と連携することで、書類などで何回もやりとりすることがないので、被せ物・詰め物を入れるまでにかかる時間もより短く済みます。
また、治療のあとも定期的に健診に来ていただくことで、被せ物もより長もちします。

インプラントの治療では、カウンセリングを十分に行い、患者さまが求めていらっしゃることをお話ししながら探していきます。どんな順番で進めたいのか、見た目を重視するのか、通院回数を少なくしたいなど、それぞれの患者さまでご要望は多岐にわたります。そういったご要望を細かく確認していくことで、患者さまの本当に望む形で治療を進めていきたいと考えています。

また、インプラントは外科手術になるため、怖い、痛いと思っていらっしゃる方も多いです。そのため麻酔を使用して治療を行っていきます。麻酔にもさまざまな方法があるので、なるべく痛みを感じることなく進めていけるように配慮しています。できるだけリラックスしていただけるよう、スタッフ一同お声がけにも気をつけています。

院内で行うオフィスホワイトニングと、ご自宅で行っていただくホームホワイトニングのふたつをご用意しています。
患者さまが思っていらっしゃる白さと、治療でできる範囲の白さは差異があることもあります。カウンセリングでは、極端な白色にはならない場合が多いが今よりは白くなること、知覚過敏が出る場合があり最初は弱めに行うことなどをご説明しています。知覚過敏は2、3日で落ち着く場合が多いですが、続くようなら知覚過敏用のお薬（保険が適用される場合は165円（税込）。適用されない場合は1,100円～2,200円（税込）。）があるのでそれをお出しします。

白くなっているのを実感していただきたいので、上と下の歯の処置を別々に行っています。上下の歯の色はもともと同じなので、上の歯のホワイトニングを行って下の歯と比較すると、明らかに白くなっているのがわかります。

お口のなかの環境をよい状態で保つためには、予防が大切です。痛みを感じる前に、定期的に歯科医院へ通っていただきたいです。患者さまそれぞれで間隔は違いますが、定期検診には月1回程度から半年に1回程度でいらしていただいています。

とくに中高生になると、親御さまの目から離れてしまって口のなかに対する意識が低くなりがちです。学校でも検診がありますが、どうしても時間の都合上きちんと診られない場合があります。中高生の方に、お口のなかの環境に意識を向けていただけるよう、ご家庭でも親御さまにお話していただくとよりよいと考えています。

また、定期検診のお知らせも医院からご連絡を差し上げています。その際、おはがきとお電話のどちらかを患者さまに選んでいただいています。

虫歯の治療の際、麻酔に力を入れて行っています。痛みに敏感な患者さまは、表面麻酔後、注射を刺す前にレーザー（自費治療）を当てています。弱い出力でレーザーを当てると、知覚が鈍磨してほとんど刺した感じがありません。痛みをなるべく感じず、怖くなく治療に通っていただけるよう努めています。

また、虫歯は削りすぎず、ご自身の歯をなるべく残すことを心がけています。虫歯で抜歯することもあまりないですが、神経をとることはあります。患部が痛む場合は神経をとらなければいけませんが、痛くなくても虫歯をとっていったら神経が出てしまったという場合もあります。若い方では、そういう場合でもなるべく神経は残すようにしています。

年齢によっても、適した治療法は変わってきます。高齢になればなるほど、虫歯の治療をするよりも抜歯をする方がいい場合もあります。患者さまそれぞれに合った治療法をご提供し、健やかなお口で過ごしていただけるよう進めています。