“治療したら終わり”ではなく、その先の生活を豊かにする矯正治療を
お子さまの歯並びの乱れは、普段の生活の中でさまざまな要素が作用して、原因となっていきます。特に、小さなお子さまの場合は食生活が大きな原因となる場合がほとんどです。例えば、やわらかくてあまり噛まずに済むような食べものを口にしていると顎の成長が遅れ、将来永久歯が生え揃いにくくなる場合もあります。
そのため、当院は矯正治療に食育をリンクさせることに着目しています。お子さまの歯並びが乱れる原因を取り除き、なおかつ健康的な食生活を送ることを治療の目的に据えております。
具体的には、矯正装置を使った治療と並行してお口周りの筋機能療法を実施しています。さらに、管理栄養士による栄養指導も行い、健康的で顎の発達にも良い作用を期待できる食生活の提案を行っております。
歯科治療は、「悪いところを治療する」ことで終わりではありません。その先の生活が、より豊かでより良いものになることに、本当の意義があるのだと思います。
お子さまの矯正治療を検討しつつも、いつから始めるべきかお悩みの親御さまも多いのではないでしょうか。
もちろん、お子さまによって矯正治療の開始時期は個人差がありますが、早いケースでは3歳頃から受け口のお子さまの対応が可能です。しかし、そういった治療開始時期について親御さまご自身で判断することは難しいのではないかと思います。そのため、矯正治療については「いつから始めるか」ではなく、「いつから歯科医師に診せるか」ということが重要である。というのが、当院の考えです。
矯正治療を始める、始めないに関わらず、お子さまのお口の中が気になった場合は当院にご相談いただければ幸いです。
お子さまの歯並びを形成していくうえで重要なのは、顎の成長です。そして、顎の成長を促すためには食生活の質を上げることにも着目しなければなりません。そのため、当院は管理栄養士と連携を取っています。
装置を使った矯正治療と合わせて、栄養面に偏りがなく、咀嚼(そしゃく)や舌の使い方といったお口の中の機能改善にもつながる食生活の改善に力を入れています。治療前には、親御さまから1週間の食事のメモをいただき、管理栄養士が改善に向けた献立を提案します。お口周りの筋トレにもつながるような食事を行っていただき、お子さまの顎や歯並びの正しい成長を促していきます。
子どもの頃に改善した食生活は、大人になってからも健康を保つために役立つはずです。ぜひ、ご検討いただければと思います。
矯正治療は長い期間がかかる治療なので、お子さまにかかるストレスも大きいものだと思います。また、装置には着脱式のものもあるため、管理がうまくできなかったり、装置が破損したりするといったケースも少なくありません。
当院の小児矯正はプレート矯正装置を主に使用しています。それに加えて、お口の中の筋トレや管理栄養士の食事指導などで“歯並びの土台を作る”ことを重視しております。
もちろん、顎の広がりが遅い場合はリンガルアーチを使用し、歯がある程度揃った場合にはワイヤーやマウスピースを使うなど、お口の状況に合わせて装置も使い分けます。
お子さまの成長度合いや治療の進行具合に対して柔軟な対応を心がけております。
矯正相談
レントゲンやお口の中の写真を撮影し、状態を確認します。また、虫歯や歯周病の検査と舌癖のチェックも同時に行い、歯並びが乱れた原因についてお話しいたします。
精密検査
セファログラムを使用して横顔のレントゲンを撮影したり、歯科用CTを使用して歯を動かす方向にスペースの余裕があるかを調べたりします。その他、全身の立ち姿、舌の動きなども記録します。
治療計画の説明・歯の型取り
診断結果を基に治療方法や期間、使用する装置などをお伝えします。その後、治療内容に同意をいただいてからスキャナーで歯の型取りを行い、矯正治療をスタートさせます。
矯正治療開始
装置をお渡しし、使用方法をお伝えいたします。筋機能療法や管理栄養士による食生活の改善についてもお話しいたします。
調整
歯の動きをチェックして進捗用の写真を撮影し、装置のチェックも行います。筋機能療法やクリーニングも同時に行います。
保定
矯正期間が終了したら、保定期間に入ります。3カ月に1回来院していただき、後戻りのチェックとクリーニング、虫歯チェックを行います。
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