8歳から9歳頃までに矯正治療の相談を受けることをおすすめしています
小児矯正においては、治療を始めるタイミングを見定めることが大切です。
親御さまが過去に矯正治療を受けていたり、お子さまの歯並びのちょっとした乱れを気にしたりしてご来院される親御さまも多くいらっしゃいますが、お子さまの歯は永久歯への生え変わりや成長のタイミングによって、一時的に歯並びが乱れて見える場合もあるものです。それを歯科医師がしっかりと見極めることで、治療の必要性を判断することが大切になります。治療を開始するタイミングでなければそれを親御さまにお伝えし、治療を始めずに成長を観察する場合もあります。
いずれにせよ、歯並びが気になるようであれば8歳から9歳くらいまでには一度ご相談に来院されることをおすすめいたします。お子さまの成長度合いを考慮したうえで、いつ治療を始めるか、どのような治療が必要になるか、ご説明いたします。
子どものうちから矯正治療を受けておくことで、大人になってから長い時間をかけて矯正治療をするリスクを下げることができます。小児矯正を通じて、お子さまの歯をより健康にできるようサポートしますので、気軽にご来院ください。
歯科医院を怖がるお子さまは少なからずいらっしゃいます。
お子さまが歯科医院を怖がっていたままでは治療を進めづらいので、まずはお子さまの恐怖心を取り除くことが先決です。
「何が怖いのか」をしっかり聞き出して、それを理解したうえで気持ちを落ち着けるように対処いたします。わからないことや不安なことを少しずつ解消していければ、歯科医院に対する恐怖心も少しずつ薄れていきます。
お子さまによっては男性歯科医師を怖がる場合もありますので、女性歯科医師にバトンタッチして話を伺うこともあります。
歯科医院が怖い思い出にならないよう、当院はさまざまな工夫を凝らしておりますので、歯科医院嫌いのお子さまがいらっしゃる場合も気軽にご相談ください。
矯正治療を進めるうえで、お子さまのお口の状況がどうなっているのか、またどのような方法で治療していくのか、親御さまにもしっかりと理解していただくことが大切です。
お子さまの矯正治療に用いる装置は取り外しできるものが多いため、装着時間をしっかり管理しなければなりません。お子さまだけで自己管理することは難しいため、親御さまの協力も必要なのです。
歯科医師が治療内容を丁寧にご説明することで、お子さまにも親御さまにも治療内容を理解していただけるように努めています。お子さまと親御さまに矯正治療をしっかりご理解いただくことで、より良い結果につながると当院は考えています。
治療に関してわからないことや不安なことがあれば、ささいなことでもお尋ねください。
院内には段差がなく、ベビーカーのまま診療室まで入ることが可能です。また、キッズスペースを併設した親子ルームもありますので、ご兄弟のいらっしゃるご家庭でも家族ぐるみで治療を受けることができる環境です。
例えば、下の子がまだ幼くて目が離せない時期でも、目の届く範囲で遊ばせておくことができるため、上の子も心おきなく治療に集中することができると思います。
親御さまの治療においても、親子ルームをご利用いただければお子さまから目を離さず治療を受けることができますので、子どもを預けられなくてなかなか歯の治療を受けられていない親御さまも、気軽にご来院いただければと思っております。
カウンセリング
お子さまの歯並びについてのお悩みや治療に関する疑問などを伺い、お口の中を見てお子さまのお口の状況などをご説明いたします。
治療期間や治療費に関しても説明いたしますので、わからないことがあれば何でもお聞きください。
実際に治療するかどうかはいったん家に帰ってゆっくり考えていただいてかまいません。
検査
レントゲンに加え、お顔とお口の中の写真を撮影します。歯型の採取や噛み合わせの診査、虫歯の検査なども行います。
お子さまのお口の状況に応じて、矯正担当の歯科医師だけでなく、虫歯治療などを行う歯科医師もチェックを行います。
診断(検査結果と治療計画のご説明)
検査結果を分析したうえで、おすすめの治療方法を提案いたします。治療方法をお子さまと親御さまに納得いただけるように丁寧に説明いたします。
矯正治療
矯正装置を装着し、月1回ご来院いただいて口内のチェックと装置の調整を行います。歯に汚れが蓄積している場合など、必要に応じてクリーニングを行うこともあります。
保定
矯正治療が終わり、装置を外したら後戻りを防ぐための保定装置をお渡しします。後戻りしないように保定装置はしっかり装着してください。その後は、3カ月から半年に1回の頻度でご来院いただき、治療後の経過を観察いたします。