つめ物・かぶせ物などの補てつ物を入れる方に、当院は仮歯の装着をご提案することもあります。事前に仮歯を入れることで、よりお口元の見た目や機能性の向上を目指せるからです。
例えば、いきなりかぶせ物を歯に装着してしまうと、患者さまが形に納得できなかったり、使いにくさを感じたりした時に後戻りが難しくなります。その点、仮歯であれば形の調節がしやすく、実際に使うかぶせ物を入れるまでに歯茎の状態を整えることも可能なのです。さらに仮歯には、噛み合わせの変化や歯の移動を防ぐといった役割もあります。
仮歯を入れることで治療期間は延びる傾向にありますが、より噛み合わせや見た目にこだわることが可能です。もちろん「できるだけ早く治療を終えたい」という方には仮歯の製作はいたしません。ご遠慮なくお申し出ください。
つめ物・かぶせ物の基本的に1週間ほどお時間をいただいて仮歯を製作いたします。しかし前歯など見た目に問題が現れる部位の場合は例外です。欠損部分を極力目立たせないためにも、できるだけ早く仮歯をお作りいたします。
2本程度の歯の損傷であれば、その場でお作りすることが可能です。4本以上となると型取りが必要になるため、患者さまがどのような処置をご希望なのかお伺いし、痛みの除去や見た目の改善などを行います。仮歯の製作はその後になるので、ご理解いただければ幸いです。
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