当院ではインフォームド・コンセントを重視した歯科治療を心がけております。インフォームド・コンセントとは、治療について十分な説明を行い、患者さんに理解、納得していただいた上で治療を進めていくという考え方のことです。当院で考えるインフォームド・コンセントとは単に治療や症状について詳しい説明を行うのではなく、患者さんのお悩みやご要望をきちんとお伺いし、本当に適していると思う治療方法に患者さんを導いていくことだと考えております。それぞれの患者さんには治療に対するご希望・ご要望があり、中には「どの治療が良いか分からない」という患者さんもいらっしゃいます。そのような患者さんのお話をきちんとお伺いし、本当に適している治療をご提案するのが私たちの役目だと思います。
当院では症状に適した処置を行うには、症状に応じた正しい判断が重要だと考えております。医療の分野では「早期発見、早期治療」という言葉がよく使われます。歯科医療においても同様ですが、すべての状況において「早期発見、早期治療」が正しいとは限りません。例えば虫歯の場合、症状によってはいきなり医療介入するのではなく、ケアを心がけながら経過観察をしていくことが良い場合もあります。これを「早期発見、長期経過観察」と言います。このように患者さんのお口の状態や症状をきちんと見極め、「早期治療」が必要なのか「長期経過観察」が適しているのかを判断することが大切だと考えております。
当院では治療時の痛みに配慮し、できる限り痛みを取り除く工夫をしております。その工夫の一つが電動麻酔器による麻酔注射と3回に分けて行う麻酔です。電動麻酔器はコンピューター制御されているため、一定のスピードで麻酔液を注入することができ、麻酔注射時の痛みを軽減することができます。また、表面麻酔を行い、その後2回に分けて徐々に麻酔液を注入することで痛みを減らすことができます。
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