小児矯正は小学校に上がる5歳か6歳頃から開始したほうが良いケースもあります
小児矯正の適齢は10歳前後という意見もあり、その時期まで歯科医院に来られない方もいらっしゃいます。当院では、小学校に上がる前後からご提案できる矯正方法をご用意していますので、より幼いうちからの矯正もご相談いただけます。この方法では、乳歯の生え変わりの期間に、顎の骨の成長に合わせて矯正治療を進めていきます。
「子どもが矯正が必要か知りたい」という方も、ぜひご相談だけでもご来院ください。症状やご希望、生活背景、お子さまの性格なども踏まえて、治療方法をご提案させていただきます。
また、「一度診察を受けたら、矯正をしなくてはいけないのか」と心配される方もいらっしゃいます。当院では、無理やり治療を進めるようなことはせず、患者さまの状況を考慮した上でご相談させていただきます。まずはお話だけでも構いませんので、もっと早く受診していればと後悔する前に、ぜひお越しください。
地域に密着した歯科医院として、地域の方々が歯に関する悩みを何でも話せる相談窓口であることが、当院の目指す姿です。そのためお子さまの歯並びについても、気負わずご相談いただける場所でありたいと思っています。
小児矯正は保険適用外となるため、診察だけでも高額になると考え、ためらっている親御さまもいらっしゃるのではないでしょうか。当院では、保険診療内でご案内できる範囲で、ご相談やご説明に応じています。治療方法や治療期間についても、ご相談いただくことが可能です。
さまざまな選択肢があることを知っていただければ、患者さまが納得できる治療につながると考えています。まずはご説明だけでも、気兼ねなくお越しください。
当院の小児矯正では、ワイヤー矯正や床矯正、プレート矯正などさまざまな方法に対応しています。治療方法を決定する際は、治療開始時の年齢やお口の状態はもちろん、費用に関するご希望やお子さまの性格、通院回数の都合なども考慮しながらご相談していきます。
また、治療を開始した後に装置の変更をすることも可能です。例えば、マウスピースタイプの装置で矯正を開始して、装着が苦手だと判明した場合には、そのまま治療を継続することはお子さまにとって苦痛になります。このような場合には、別の装置をご提案させていただきます。
最初のご相談から矯正中まで、随時しっかりと状況をヒアリングさせていただき、お子さまにとって負担が少ない方法をご提案いたします。
患者さまにとって頼りがいのある相談窓口であるために、治療方法をご提案する際には、メリットとデメリットの両面をきちんとお伝えするよう心がけています。ヒアリングした内容を基に、患者さまのご希望に添う治療方法をご提案しますが、デメリットを聞いてから合わないと感じるケースもあると思います。そのため詳しくご説明をして、お子さまにとってより良い治療方法を一緒に模索していきます。
現在では、ネットでもさまざまな治療法について調べることができます。患者さまから治療についてご提案があれば、ぜひお聞かせください。ネット上では、メリットやデメリット、どんなお子さまに向いているかまでは載っていないこともありますので、そうした部分もていねいにお伝えします。
相談・カウンセリング
まずはお悩みや聞きたいことなどをお伺いします。お口の中をチェックし、矯正治療の必要性や概略をご説明いたします。
カウンセリングと精密検査を行い、考えられる治療方法のご紹介や、治療の流れや治療期間、かかる費用についてご説明し、お子さまや親御さまの不安や疑問が解消できるようていねいに質問にお答えします。
精密検査
お口の中の状況を詳しく把握するため、歯の型取りやレントゲン撮影を行うことがあります。年齢によってレントゲン撮影が困難な場合や、歯の型取りの経験がないお子さまは練習が必要なことがあります。状況に合わせて、当日できる可能な検査を行います。
診断・治療計画のご提案
検査結果を基に治療計画を立てていきます。患者さま一人ひとりの症状やご希望に合わせて複数の選択肢をご用意し、一緒に治療法を検討します。
その際に、それぞれの使用する装置のことや、治療期間、料金などについて詳しくご説明いたします。ご検討いただき、十分話し合った上で、ご納得いただいてから治療を開始します。
装置装着
矯正器具の装着前に、歯のクリーニングを行います。お口の中をきれいにしてから装置を付けて、矯正治療開始となります。
治療期間中の器具の使用方法や、食べ物などの注意点を詳しくご説明します。
調整
矯正治療期間中は1カ月に一度の頻度を目安にお越しいただき、クリーニングと装置の調整を行います。予定通りに矯正治療を進めるためには、定期的にお越しいただきメンテナンスすることはもちろん、何か不安なことや違和感があればご相談に来ていただくことが大切です。
保定
矯正治療を終えたら、装置を取り外します。その後、リテーナー(保定装置)用の型取りをします。矯正装置を外した直後は状態が安定しておらず、後戻りを防止するリテーナーの装着が必要になるため、ご案内しています。
また永久歯が生える前の矯正の場合は、永久歯が生えるまで定期的に歯科検診を受けてください。歯の健康を守るために、4カ月に1回程度の定期的な通院をご提案しています。