保険の差し歯は安価なメリットがある半面、変色したり劣化したりするデメリットがあります。見た目も、作りものの差し歯であることがわかってしまいます。それをできるだけ自然の歯に近づけ、一見してもわからないようにしていきたいと思って治療していますが、どうしても限界はあります。入れ歯・義歯も同様です。保険の入れ歯・義歯では、本物の歯か入れ歯かどうかは見てわかります。
それに対して自由診療の差し歯や入れ歯・義歯は保険のものより費用はかかりますが、身体に害の少ない素材を使い、汚れもつきにくく劣化しにくいので長持ちします。 かぶせ物にも、さまざまな優れた製品があります。メタルボンドクラウン(※)は金属のフレームに白いセラミックを焼き付けたかぶせ物で天然の歯に近い色あいで、強度的にも優れているので壊れにくいことが特徴です。
酸化ジルコニアを使用したジルコニアクラウン(※)も強度に優れ、身体への負担も少なく、金属アレルギーの患者さまでも入れられるのが特徴です。ハイブリッドインレーは日常生活で目立ちがちな金や銀のつめ物と違い、天然の歯と同じ色あいの材料を使用することにより目立ちにくくさせる方法です。本物の歯とほとんど見分けがつきません。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
私は、身体に良い素材の製品をおすすめしたいと考えています。
保険のものは数年に一度は取り替えたほうが良いことを考えると、自由診療の差し歯や入れ歯・義歯は長い目で見れば必ずしも高額とは言い切れないと思っています。保険の範囲で治療するか、自由診療を選択するかは、メリット・デメリットと費用の違いを十分に説明した上で患者さま自身に選択していただいています。
当院の美容診療ではコストを抑えて質を落とす治療はしませんし、したくありません。費用を抑えて治療したいのであれば、申し訳ありませんが、当院では対応できないこともあります。
また、質の良さを追及するため、他の病院に比べて、時間はかかりますし、今のところ、診られる患者さまの人数は少ないといえば少なくなってしまっています。最近患者さまが増えてきたので、保険の治療は30分、本数が多かったときに1時間程度かけていますが、自由診療の人は何があっても1時間かけて診療を行っています。また、細かいことに対して、すべてのことを徹底してやります。いいゴールを出そうとすると一個一個のステップはしないといけません。
美容診療はセットして間違ったと思ったらまた一からやり直しになってしまいます。どこの分野でもどの治療でも、失敗すると患者さまの不利益なので、一つひとつをていねいにやります。特に美容診療の場合は、機能ではなく見た目が絡んできますので、かなり気を使ってやっています。
基本的に治療前とか治療途中のケアは難しいです。やはり終わった後がメインになります。セラミックや何かモノをセットするというのは人工物が入るため、自分の身体との親和性を見ておかないといけません。セラミックを入れて終わりではなく、生活している以上削れてしまったりするため、定期的にチェックさせていただきます。
セラミックに関しては自分の歯より硬いもののため、自分の歯に問題が出たり、咬み合わせにズレが生じるとセラミック自体が割れたりすることもあります。自分の何もしない天然歯が良いですが、治療後の歯をできるだけ長く保つために、アフターフォローとして歯科医師や歯科衛生士によるチェックを定期的に受けていただきたいを思っています。
患者さまが気づかないところまで歯科医院としてフォローしていくよう努めます。汚れを取っても噛み合わせやご自身の日々の使い方で折れてしまうこともあります。ぜひ定期的に歯科医院へ行くことをおすすめします。
見た目や機能を考慮し、インプラント(※)の治療の前に、骨を作るための器具や材料にはこだわっています。最終的な上のかぶせ物は良い歯科技工士にやってもらい、インプラントに使う材料に関してもメタルは使用していません。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
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