当院では、「できるだけ歯を抜かない」治療を心がけています。しかし、「親知らず」の抜歯など、どうしても抜歯が必要になる治療ももちろんあります。そのような場合は、お口の環境を整えてから外科的な治療をしています。すぐに治療せず、まずはお口の環境を整えることが大切だからです。
また、当院では行えない外科的な手術を要する場合は、大学病院をご紹介することもあります。外科的な手術に入る前の状態までは当院で治療や投薬を行いますので、まずはご相談ください。
外科的な手術を要する治療の中では、「親知らず」に関するご相談もいただきます。ご相談を受けたらまずレントゲンを撮り、その段階で道具の準備などを考慮して、当院では施術が可能かどうかを判断いたします。
たとえ施術が可能な症例でも、お口の環境を整えないまま歯を抜いてしまうと、万が一細菌などが残っていた場合に悪化してしまう可能性があります。そういったことを防ぐため、施術ができる場合もお口の環境を整えることから始めます。このようにしっかりと準備を整えてから治療をすることで、再治療のリスクを減らすことができます。また、ご自宅でのケアによって、健康的な状態を維持することにもつながります。
抜歯や外科手術と聞くと、誰もが少なからず不安感や恐怖心を抱いてしまうものです。恐怖心を抱いたまま抜歯を行ってしまうと、たとえ大人の方でも、歯科医院に来ることへの抵抗にもつながってしまいます。当院では、患者さまにお声がけをして、信頼関係を築くことを心がけています。治療の前に緊張をほぐし、手術への恐怖心を緩和できるからです。
このように、患者さまが気兼ねなくご来院できるよう、「足が遠のかない歯科医院」を目指しています。歯科医院嫌いの方でも、いつかは歯科医院を必要とする時がやってきます。治療が「怖い」と後回しするのではなく、症状が悪化する前に治療しましょう。