当院は「なぜ予防が大切か」をお伝えすることで、患者さまの予防意識を高めていく診療をしています。
むし歯や歯周病といった、お口の病気を予防する第一歩は、患者さまご自身がお口の健康に関心を持つことだと考えているからです。予防の大切さについて知っていただくために、口頭の説明だけではなく、レントゲンやお口の中を撮影した写真を見ていただくことで、内容をイメージしながらご理解いただけます。
お口の中にいる細菌を歯科用の顕微鏡で実際に見ていただくこともあります。削った歯を修復する場合は、セラミックと呼ばれる歯に近い色を表現できる素材を使ったつめ物・かぶせ物を提案しています。銀歯のような金属の素材より、治療後に隙間ができづらいのが特徴です。隙間に菌が入ることでむし歯が再発する原因になります。セラミックは隙間ができにくいので、予防にもつながる素材と言えます。
大事なのは「お口の環境を整える」「むし歯を再発させない」ということです。患者さまと当院で力を合わせて、年齢を重ねても食べ物を噛める健康なお口を目指しましょう。
INDEX
予防には一次予防、二次予防、三次予防と三つの種類があります。
一次予防では、むし歯や歯周病の一次予防として、CRTと呼ばれる唾液検査を実施します。唾液の中に存在している細菌を培養して、分析することにより「むし歯へ罹患しやすい口腔内の状態なのか」などをチェックしていきます。それを知ることで、どのような治療や対策を選択していくべきなのかが導き出されるのです。また、ご自身のお口の中のことをしっかりと把握していただくことにより、予防への意識をお持ちいただきます。
二次予防では、早期発見、早期治療を目的としています。レーザー機器を使用し、レーザー光線を当てて「今、むし歯がどの程度まで進行しているのか」を調べていきます。むし歯に罹患していても早い段階で見つかれば、患者さまへの負担も軽減できます。
三次予防は、治療を終えたむし歯が再度、むし歯へ罹患しないようにするための治療です。そのためにも定期的なメンテナンスを受けていただくことは、とても重要です。
当院では様々なアプローチで、患者さまの治療に対するモチベーションを上げていただく工夫をしています。口腔内を写真で撮影して、それを一緒に見ながら説明していくということもやっております。
また当院では「位相差顕微鏡」を早くから導入しています。実際にお口の中をこの顕微鏡で見ることにより、「現在どのような細菌を保有しているのか」を認識していただくのです。少々ショックを受けられる方もおられますが、現実を把握されたことで一気に治療や口腔内ケアに対するモチベーションがアップします。
定期健診は2カ月か3カ月に1度来ていただくようにしています。染め出しを行うことで、「普段のブラッシングでどこが弱点なのか」を知っていただきます。歯科衛生士の指導により「お口の中を清潔に保つ磨き方」を、身につけていただきます。
早期に発見できるというのが予防のメリットです。在籍する歯科衛生士の視点から、ブラッシングの指導をするということもやらせていただいております。歯ブラシを用いながら「どのように磨けばお口の中を清潔に保てるか?」ということをお伝えしていきます。ブラッシングは「細かく小さく磨く」ことが大切です。
投稿者さんの口コミ (東京都/60代/男性)
2019年3月 投稿
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よかった点 | |
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施設 | 清潔感 内装・設備 アクセス |
対応 | 人柄・気づかい 電話・受付対応 |
治療 | 説明 丁寧さ 痛みへの配慮 治療後の経過 |