研修医の受け入れも行っていらっしゃいますが、研修医の方にはどのようなお話をされているのでしょうか?

最初に研修医に伝えていることは、「患者さんから見たら研修医と歯科医師は見分けがつかないから、なるべく堂々と不安を与えないように治療するように」ということと、「時間がかかってもいいから一つ一つのステップをきちんとやっていってください」ということです。歯科医師にとって最初の1年、2年というのはすごく大事な時期なので、時間はかかってもいいから、より良い治療内容になるようにして欲しい、と思っています。
―― 研修医の期間が終わった後も、こちらへ非常勤の歯科医師として勤務されている方もいらっしゃるんですね。
研修医の人ってけっこう、研修医が終わってから大学に残るんです。そのまま医院に就職する人は、ほとんどいない印象です。しかし大学に残ると、研究もありますし、診療分野も偏る場合があります。ですので、大学を続けながら、土日のみの非常勤として研修医だった方が勤務するというケースは多いですね。
先生は昔、東京医科大学の歯科口腔外科学講座にお勤めだったそうですが、そこではどんなことをされたのでしょうか?

歯科口腔外科と言っても歯科と医科では全然違うわけですが、私が最初に配属されたのは「救急救命センター」というところでしたから、重篤な患者さんばかり1日に何人も、中には心肺停止状態の人も来て、死亡確認をすることも多かったんです。ですので、まず最初に度胸が付きましたね。歯科治療における歯科口腔外科ではできない医学部特有の疾患も見られました。
プラスになった点は多いと思います。
保険診療だけでなく自由診療もしっかり対応している印象です。

自由診療と聞くと割高なイメージがあると思います。うちはデパートの中にあるので、さらに値段が高くなるイメージをお持ちになる方もいらっしゃると思いますが、自由診療に関しても、デパートの中にあるから高い、という感じでは決してない平均的な価格です。もちろんクレジットカードも使えるし、分割払いもやっています。よく誤解されてしまうので、強調しておきたいところです。
―― 自由診療の場合は特に、患者さんへの説明が重要かと思います。患者様が理解しやすいようにしている工夫などはありますか?
特に変わったことは無いと思いますが、画像を使ったり、パンフレットを使ったりしながら、分かりやすいように丁寧に説明しています。インプラントは特によく分からないという患者様も多いですから、理解してご納得いただけるまでしっかりと説明を行っています。