小日向台町歯科

当院が行っている痛みへの配慮として、様々な工夫をしています。例えば麻酔をする際には、薬液を温めることで、血管の中に入った時に体温に近い温度で圧迫感を緩和することができます。また、電動麻酔を使用することで圧にむらができず薬液を注入できます。

なお、患者さまには、麻酔の時に痛みが出てしまうことをはじめから告知するようにしています。痛みの感覚は人によって違うため、どんなに痛みに配慮していても、患者さまにとっては大きな痛みになることもあるからです。

また、お子さまの中には注射に恐怖心を持っている方も多いため、できる限り麻酔をしないようにしています。もちろん我慢できない痛みの場合には麻酔をしますが、お声かけをしながら治療をしています。健康な歯まで削り過ぎないよう、痛みを抑えた治療を心がけます。

小児歯科では治療を受けるお子さまと、治療を行う歯科医師との間により良い関係を築くことが大切です。まずはお子さまと仲良くなることから始めていきたいと考えています。当院の院長は、お子さまを下の名前で呼ぶなど、お友達に近いような感じで接していきます。大人と子どもではなく、対等な関係であることをわかっていただきたく、お子さまの警戒心をとけるようにアプローチしていきます。

また「なぜ歯が痛くなったのか」という原因を、お子さまにも一緒に考えていただきます。痛みの原因を伝えて、それを取りのぞくには治療が必要だと理解することで、お子さまが自ら治療を受けたいと思えるよう、精神的な成長をうながします。

痛みがともなう治療をする前には「先生もがんばるから、一緒にがんばろう」と、お子さまと約束します。当院はその約束を守れるように、より良い治療を目指して努力を続けています。

当院はより精密な治療を行えるよう、拡大鏡とマイクロスコープという歯科用顕微鏡を使用して、治療する部位を拡大して見ています。

普段の治療では、6倍の倍率の拡大鏡を使っています。拡大鏡は、手元の繊細な動きの補助になります。マイクロスコープは、約20倍まで拡大することのできる歯科用顕微鏡です。歯の根部分の治療をするときなど、細かい作業が必要となる治療は、このマイクロスコープが欠かせません。行う治療に見合った倍率の器具を使い分け、より良い治療を目指します。

また、当院は歯科用CTも導入しています。こちらは三次元的にお口の状態を把握できる機器で、骨の量や神経の位置、血管などまでを把握することができ、さまざまな情報を得ることが可能です。歯科用CTで撮影した3D画像は、歯科治療にこれまでほとんど通ったことのない患者さまが見てもわかりやすいので、治療の説明にも活用しています。丁寧にお話しさせていただきますので、わからない部分があれば、その都度お尋ねください。

当院は患者さまごとに異なる事情に配慮し、さまざまな治療の選択肢をご用意しています。しかしたくさんある選択肢から、本当にご自身に合ったものを見つけるのは、患者さまだけでは難しいものです。そのため当院は、わかりやすい説明を心がけ、患者さまの治療選びをお手伝いしています。

模型やタブレットを使いながら、患者さまがお口の現状を目で見て理解できるようにわかりやすくお話させていただきます。また治療を終えた後の状態の目安も、症例写真を用いてお伝えします。治療のゴールを患者さまと共有し、一緒にお口の健康をサポートさせていただきます。

治療にはどれもメリットとデメリットが存在します。患者さまのご予算やご都合など、ご要望に合わせて無理のない治療計画を一緒に考えていきましょう。