虫歯と歯周病の治療法はそれぞれ異なりますが、まずはレントゲンを撮るなど検査を行い、詳しく診査・診断します。虫歯と歯周病の双方にかかっている患者さまも多くいらっしゃいます。
虫歯や歯周病となるほとんどの原因は磨き残したプラーク(歯垢)であるため、歯科医師もしくは歯科衛生士が口内の状態をチェックします。そして、どのようにして虫歯あるいは歯周病を治療し、再発を防ぐことができるかを医院全体で考え、対処する体制を整えています。
磨き残しを防ぐにはブラッシング指導を行います。時には染め出しもしながら、ブラッシングを細かくチェックさせていただきます。もちろん痛みを除去する治療もいたしますが、まずは歯茎のクリーニングやお口の中の環境を改善することが大切だと考えています。
歯茎が引き締まっていなければ、虫歯をきれいに治療できないこともあります。したがって、虫歯の治療よりもブラッシング指導など、歯周病の治療を優先させることが多くあります。
ただし、緊急性の高い場合は、できるだけ早く虫歯の治療に着手します。また、虫歯を治療する際には、必要以上に削らない、抜かない、神経を除去しないよう、細心の注意を払っています。
このような思いが強いのは、当院の院長が歯の保存を深く学んできたからです。プラークを除去すると進行しない虫歯もあるので、その場合はできるだけ削らないという判断をするといった見極めが大切です。
成人の方のほとんどが歯周病であるといわれていますが、実際、歯周病にかかっている方は非常に多いように感じます。歯周病はほとんど自覚症状がないので、歯茎から出血してきた、あるいは出血がなくとも少し違和感があるといった状態でも、かなり進行していることがあります。
また、グラグラしてくると、治療をしても5年、10年と歯を残すことは難しくなります。したがって、できるだけ早く歯周病を発見し、スケーリングやSRP、ブラッシング指導などを受けることが大切です。
スケーリングはスケーラーという器具を使用して歯石を取り除くことで、SRPは、歯周ポケットの奥深くに入り込んでしまった縁下歯石や、炎症を起こした不良肉芽を、専用の器具を使って除去する治療法です。このような初期治療を行うだけでも改善が期待できますので、お気軽にご相談ください。
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