「歯を失ったらインプラント治療(※)」という考えには落とし穴があります。治療方法ありきではなく、歯を失うに至った原因を突き止めるのが先決だからです。
お口の中の環境改善をしっかり行わないままインプラント治療をするのは危険です。なぜなら、根本的な原因を明確にしないままに治療を進めても、また同じように壊れてしまうからです。インプラント治療を用いて口腔内環境を健康な状態に近づけるためには、精密機器での診断と綿密な治療計画、および治療後の定期的なメンテナンスが必須です。
メンテナンスでは治療後の状態をキープするために炎症と力のコントロールを行います。炎症の有無をはじめ、噛み合わせの確認や食いしばりなどの習慣の変化に至るまで確認をし、必要であれば処置と調整を施します。
当院は、皆さまの口腔内環境を健康な状態に近づけるための研鑽は惜しみません。お口のトラブルを抱えたまま歯科通院を迷っている方がいらっしゃいましたら、一緒に「始めの一歩」を踏み出してみませんか?スタッフ一同、心よりお待ちしております。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
インプラントのメリットは、奥歯で噛み込みを防ぐような状態に改善することができることです。奥歯が弱くなり、噛み込みによって前歯が壊れていき、最終的に歯全体が崩壊してしまいます。そのため、インプラントによって奥歯をしっかり噛ませることができ、歯の強度を強くすることができます。奥歯が無くなった患者さまに対しては大きなメリットだと思っております。
デメリットは外科的手術と金銭面に対する患者さまの負担が大きくなることです。しっかりとした外科手術のため、患者さまによっては持病や顎の骨の構造によってインプラントが適応せず、手術を受けられない患者さまもいらっしゃいます。
インプラントに使われる材料は、患者さまへのリスクを考慮して吟味したの素材を使用しております。また、インプラントの保証期間は定期的なメンテナンス・コントロールを十分されていらっしゃる方ですと、口腔内もトータルで見積もって5~10年ほどです。メンテナンス期間は患者さまの口腔内の状況によってもそれぞれ違われますが、大体の方は3カ月に1回メンテナンスを行うことがあれば、リスク軽減をできると考えられております。
当院から患者さまに知っていただきたいのは、体が健康であればインプラントはできるということです。しかしながら、インプラントを受けられない場合もございます。歯の健康管理をきちんと行い、計画を立てればできる場合もありますが、これも患者さまによって条件は違い、インプラントの期間もかかるなど受けられない方もいらっしゃいます。患者さまの中には口腔内の環境から、必ずしもインプラントでなくても大丈夫だと思われる患者さまもいらっしゃいます。そのような方にはブリッジなど、他の選択肢をご用意しております。私や当院スタッフまでご相談ください。
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