千葉ニュータウン　ごう歯科クリニック

父親が歯医者で、実家が歯科医院だったので、父の背中を見て育ったといいますか、子どもの頃から自然とこの道へ進もうと思っていました。兄も歯科医師で、実家で働いています。父は今も入れ歯をメインでやっていて、患者さまはご年配者さんが多いです。手伝いにいくと、患者さまとゆっくり話しながら診療したり、相談に乗ったりしていて、うまくコミュニケーションを取っている感じが、見ていていいなぁと思います。

この辺りは場所柄、若いご夫婦と小さいお子さまが多いんで、なるべく家族のようにアットホームな環境を作りたいと考えました。特にお子さまは最初に嫌な思いをしちゃうと、歯医者自体が嫌いになってしまいますよね。決して痛い、怖いことをする場所って思ってほしくないんです。歯医者は家みたい、楽しい場所って認識してもらうことが大切だと思っています。患者さまに話を聞くと、歯は痛くなってから来るところっていう意識の方が、いまだに多いんですが、痛くなる前に来るということを、お子さまが小さい頃から教えていただきたい。そのためには、将来のことまで考えて、親御さんにも歯への認識を深めてもらう必要があります。

自分は元々大学にずっと残っていて、保存科というところにいたんですけど、そこの先輩や後輩に、たまたま専門の方が多かったんで、その先生たちにお願いして来てもらっています。それぞれの分野に詳しい専門ドクターを在籍させて、患者さまの治療をチームで取り組むという手法が、チーム医療です。患者さまのご希望をかなえるためには、いろんな観点から治療方法を探れるほうが、より良いゴールを目指せますし、この医院だけで妥当な医療を受けられるというメリットがあります。インプラント（※）などは、経験を積まれており、いろんな症例に詳しい先生じゃないと、やはりお願いできないでしょう。歯周病に関しては、担当の歯科医師だからいいというだけではありません。技術はもちろん大事ですが、予防をしていくというスタンスが重要になってきます。ここで治療していくらきれいになっても、例えば5年くらい来なくては、たいてい悪くなってしまうので、予防することに力を注ぐことが大切です。チームという意識があるので、スタッフ同士でたまに飲みに行ったりします。みんな同世代くらいなんで、近い感覚がありますね。

※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

なるべく、患者さまの話を聞くということです。なかなか先生には話しにくいっておっしゃる方が多いですが、僕は忙しいとき以外は問診にも入って、お話しできる時間を持つようにしています。助手さんや歯科衛生士さんとも気軽にお話してもらって、しゃべりやすい環境作りを心がけています。
歯医者は嫌いって言われるのがいやなんです。好きになっていただきたい。その点、お子さまは最初泣いて嫌がる場合もあるので、リラックスできるよう、目線を合わせて、ゆっくりはっきりしゃべりかけます。辛抱できたら褒めてあげて、そうしているうちに、来たらすぐ口を開けるくらいに慣れてくる子もいます。大人の患者さまには直接言葉で感謝されたり、治る過程を見る喜びがありますが、子どものリアクションの方が感動が大きいですね。
素直にストレートに受け入れてくれるのがわかるというか、治療中目を見て返してくれたり、「今日もがんばるね」とか言ってくれると、とてもうれしいです。

僕は月曜日が休みなんで、子ども2人が帰ってきたら、午後から一緒に出掛けたり、遊んでいることが多いです。子どもが好きということもありますが、この近辺はお子さま連れの患者さまも多いので、この医院のキッズスペースは、比較的充実していると思います。
おもちゃも僕が選ぶなど工夫を凝らしてね。治療をがんばったごほうびに買ってあげるって言うと、子どもも喜んで、親子で楽しめるかと思いまして。お子さまの治療の間に、お買い物を済ませる方もいらっしゃいます。駐車場もこれだけあるので、目の前にパッと止めて入って来られるので便利です。 歯科医療で地域貢献というのも難しいですが、乳幼児検診、学校の歯科検診、この辺りの歯科医師が集まる会では、住民への啓発活動などを行っています。地元の子どもたちが、歯への関心を持ってくれて、大人になってもずっと通ってくれれば、それもひとつの地域に根付いた活動だと思います。今後の展望としては、ここへ来られる患者の皆さんすべてに、見た目も機能的にも、安定したお口の状態を保つ手だてをお伝えしていきたいですね。
治療ももちろん大事ですが、先々のことまで考えて、日々のケアで予防する方法をもっと知ってほしいです。土日祝日も診療しているので、休日歯医者に遊びに来る感覚で通っていただけると、本望です。