当院では、ご年配で寝たきりの方など、医院まで通うのが困難な方のために訪問歯科診療も行っています。寝たきりの方の口内環境のケアは、介護している方にとっても大変なことですが、放っておくと病気の悪化を招くこともあるので注意が必要です。患者さまの容態が重症なため、意思の疎通が困難な場合や、治療で口内に機械を入れることが危険だと判断した場合は、手作業でできる範囲の治療をするようにしています。当院では、地域のケアマネージャーや介護施設とも密接に連絡を取り合い、地域の高齢者の健康に役立てるよう、尽力しています。
治療の必要がない方も水曜日以外は基本的に毎日、院長と歯科衛生士がご訪問しております。訪問先は特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの大きな施設ではなく、患者さまの個人宅のみ訪問させていただいております。ケアマネージャーの方からお話をいただいて訪問しております。そのためせっかくのご縁で会うことができた患者さまには是非、当院でお付き合いができればと思っております。
機材をポータブルで一式をお持ちして治療しております。やはり寝たきりの方や認知症の症状が重い方は、意思の疎通が難しい場合や、体の自由がきかない場合があります。また、そもそも口の中にタービンという削るための機械を入れることが危ないという場合があります。その際は手作業で取れるところまで虫歯を取り、あとはフッ素を塗って予防するという対応だけになることもございます。