予防歯科の治療内容｜杉山デンタルクリニック
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健康なうちにケアを
当院では手磨きの歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシ、舌ブラシなどの刷掃補助用具についても患者様にお話をして、日常のケアに取り入れていただくようおすすめしています。人間というのは、たとえ認知症になったり障害を負ったりしても、自らが体得した技術は忘れません。認知症の方については、元々きちんとブラッシングを行っていたのであれば、アシストを少しするだけで健康だった頃と同様に磨けると思います。大切なのは何もないうちから、しっかりとケアを行い、体に覚え込ませておくことです。
食べて飲む、後天的能力の維持
しっかり食べて健康を保つためには、お口の中を清潔に保つだけでなく、きちんと噛んで嚥下することが重要です。食べる、飲むといった行動は人間が先天的に持ち合わせている機能ではありません。生まれてから成長していく過程で徐々に体得する後天的な能力なのです。生後3～4カ月できちんとトレーニングをしなければ正しい摂食嚥下ができないこともあり、また年齢を重ねると筋機能の低下により体得した習慣がうまく行えなくなってくる場合があります。口腔ケアと併せて、筋機能を向上させることで食べる、飲むという機能がスムーズになるのです。虫歯を治療した段階で、どうすればブラッシングしやすいか考えて指導するなど、日々の診療が患者様の将来の生活の質の向上にも結び付いてきます。
