治療内容｜古賀テクノガーデン歯科

当院は、きちんとした科学的根拠のある証明をされた治療を歯科医師はやるべきであると考えています。野球のように「オレ流」は通用しない分野です。科学的根拠のある治療、害のない治療をやっていくのが歯科医師のあり方だと考えています。

開院してから一貫して、新しく証明された治療を親身になって患者さまに提供しています。カンと腕で治療するのではなく診察をしっかりと行い、患者さま一人ひとりに合った治療方法を選択していくという考え方です。治療行為、特に歯科のような外科的な治療は多かれ少なかれ患者さまに「害」を与える宿命があります。

また、削ったり切ったりするような刃物などを使用するので、患者さまの身体への負担をできる限り減らす方法が重要なのです。一方で口腔内に関心を持たず、歯周病の前状態とも言える歯肉炎などがある状態で放置することはよりリスクが高いことがわかっています。

歯周病が改善すると言うのは患う前の状態に戻ることを意味しません。感染が無くなって進行が止まることですからメンテナンスはかかせません。20歳代の患者さまと50歳代の患者さまではメンテナンスプログラムは違います。人口の1％程度は体質的に歯周病が醜い状態になりやすい方が存在することがわかっています。そのような患者さまは徹底的な予防プログラムが必要になります。

メンテナンスプログラムは一人の歯科衛生士が診ていきます。長期的な変化を記録して意識するためには、それがとても大切なことです。例えば5年間同じ歯科衛生士が患者さまをフォローしていればその患者さまの特徴や性格、ライフススタイルまでわかっていますから、歯磨きの精度や、お口の健康への取り組み方などまで把握しているものです。その後の指導や治療には大変役に立ちます。

歯周病は生活習慣病でもありますから、患者さまと歯科衛生士の信頼関係やコミュニケーションが欠かせません。こうした点も重要視しながら、日々、当院の歯科衛生士たちは院内研修を継続しています。

歯を失ったり、歯が悪くなったりして、飲食物をうまく噛めなくなった場合の選択肢として入れ歯やブリッジ、インプラント治療をといったさまざまな治療法があります。しかし、入れ歯やブリッジの場合、周囲の健康な歯を支えにしたり、削ったりする必要があります。

一方、インプラントなら、周囲の健康な歯への影響を抑えることができます。
また、欠損箇所に入れることで、周囲の歯を保護する作用を期待できるのもインプラント治療のメリットです。

当院は、難しいとされる症例にも可能な限り対応しており、患者さまをご紹介していただくこともございます。そのため、日頃からさまざまな症例のインプラント治療に取り組んでいます。

インプラント治療で硬い飲食物でもしっかり噛めるようになることで、気兼ねなくお食事や旅行を楽しめるようになり、気持ちまで前向きになるのではないでしょうか。インプラントを一つのきっかけにし、患者さまの生活の質を向上させたいというのが私たちの願いです。

予防歯科では歯周病の治療を行った後に、患者さまに応じてメンテナンスプログラムを作っています。通院頻度は患者さまによって異なり、1年に1回というケースもあれば、リスクが高い方は毎月ご来院をおすすめすることもあります。

メンテナンスプログラムは歯科衛生士が担当し、お口の中をチェックして問題を歯科医師に報告するシステムになっています。歯の上に不適当なつめ物・かぶせ物があるとメンテナンスできませんので、ケアがしっかりできるよう取り換えていきます。

歯の予防において大切なことは、患者さまご自身にリスクを知っていただくことです。歯周病が起こりそうにもない患者さまと、いつも歯茎から出血している患者さまとでメンテナンスプログラムは違って当然です。そのため、初診でのお口の診断が重要となります。

患者さまのお口の状態を把握することこそ予防の第一歩です。時には位相差顕微鏡で患者さまにご自身の細菌を見ていただき、どういうリスクがあるかをお伝えすることもあります。