歯周病とは、歯の表面についた歯垢(プラーク)内の細菌が毒素を出して歯根や骨を溶かしていく病気で、ゆっくり進行するので自覚症状が少なく、逆に言えば自覚症状が出てきたときにはかなり進行していると考えられます。
重度に進行すれば歯がぐらつき、抜歯が必要になることもあります。そうならないためにも、ぜひ定期的にご来院ください。
また歯周病の予防はもちろん、歯科用CT(※)で歯周病によって失われた骨組織の状態を精密に把握し、再生療法を検討していきます。当院の歯周組織再生療法(※)は、スイス製の骨伝導能に優れた骨補填材、スウェーデン製の再生誘導材、吸収性コラーゲン膜の三つのグラフト材料から、2種類以上のコンビネーションによるアプローチで根尖周囲の新しいセメント質、歯根膜、骨の形成を促進します。
適応症として、2壁性・3壁性の骨欠損、根分岐部病変 ClassⅠ(水平的ロスが3㎜以内)、根分岐部病変 ClassⅡ(水平的ロスが3㎜超で貫通していない)が挙げられます。骨喪失 75%超、ClassⅢ根分岐部病変、動揺度3、喫煙者、糖尿病等の医科的疾患やプラークコントロール不良などの場合は適応外になりますので、詳しくは担当医にご質問ください。
現在通院中で、服用している薬について懸念がある方も、まずはご相談いただけますと幸いです。
※自由診療です。詳細は料金表をご確認ください。
固まってしまった歯石や、深い歯周ポケットの中にあるバイオフィルムは、ご自身の歯磨きで除去することができません。歯科医院で隅々までお掃除して、お口の中の環境を見直すことが、基本的な歯周病治療です。
この時、歯ぎしりや食いしばりのような癖をお持ちの方は、歯周組織に悪影響を与えている可能性があります。こういった方にはマウスピースの装着をご提案するなど、患者さまに合わせて治療を進めていきます。お掃除でもなかなか症状が改善しない場合、歯茎の中まで開いて清潔にする外科的処置も院内で可能です。
重度の方で、治療後も歯がグラグラして噛む力に耐えられない時は、抜歯になる場合もあります。このような噛めない状態を、ブリッジや入れ歯、インプラント(※)など、または歯列が乱れた場合は矯正治療などを通して、噛める状態を作ることが、当院の考える歯周病治療のゴールです。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
治療が終わって噛めるようになったからと言って、まだホッとしてはいけません。6mm以上の深い歯周ポケットが残ってしまった場合は、ご自身の歯ブラシでは届かないので、3カ月に1回は歯科医院へお掃除にいらしてください。これが歯周ポケット内の細菌が元に戻ってしまうおおよその期間です。
また歯周ポケットが1mm以下まで改善したとしても歯と歯茎が元のように歯根膜繊維でしっかり繋がった(結合組織性の付着)わけではありません。きれいになった根面に歯茎がピタッと寄っている(上皮性の付着)状態でありバイオフィルムが付着するとまた深いポケットを形成し嫌気性菌の住処になります。同じくインプラントと歯茎の関係も歯根膜繊維が存在しないため磨けていないとインプラント周囲炎と言って歯周病に似た症状になると言われてます。
このように、歯周病は治療を終えた後も根気よく付き合っていく必要がある病気です。当院はメンテナンスまでしっかり患者さまをサポートいたしますので、一緒に歯周病を寄せ付けないお口を目指しましょう。
なぎさんの口コミ (茨城県/40代/女性)
2020年5月 投稿
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よかった点 | |
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施設 | 清潔感 内装・設備 アクセス 駐車場 |
対応 | 人柄・気づかい 電話・受付対応 経済的配慮 |
治療 | 痛みへの配慮 治療後の経過 |
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