歯の汚れの主な原因は、お口の中に存在する約1000億個もの細菌だといわれています。口内細菌が食べかすなどを栄養にして繁殖し、歯の表面にバイオフィルムと呼ばれる膜を作り出して吸着すると、汚れが付きやすくなるのです。
このバイオフィルムは歯ブラシでは取り除けないため、定期的に歯科医院のクリーニング(※)を受けて歯を清潔に保つことが大切です。また、口内細菌を減らすことはウイルスが体内に侵入するのを防ぐことにもつながりますので、感染症対策としてもクリーニングには大きな意味があると考えています。
さらに当院の歯科衛生士は、患者さまに気持ち良く処置を受けてもらうために、弱い力でしっかりと汚れを落とす訓練を積んでいます。クリーニングで痛い思いをした経験がある方にも、快適な時間をお過ごしいただければ何よりです。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
クリーニングでバイオフィルムを除去しても、歯の磨き残しや食べかすを取り込んで細菌はどんどん繁殖し、3カ月ほどで元の状態に戻ってしまいます。そのため、虫歯や歯周病の予防はもちろん、口臭の発生や着色汚れの付着を防ぐためにも、定期的にクリーニングを受けることが望ましいのです。
また、クリーニングによって歯周病の進行を抑えることで、歯周病菌の体内への侵入を防ぎ、全身疾患のリスクを低減させることができます。特に糖尿病は歯周病との関わりが深いため、お口のケアをしっかりと続けてお身体の健康維持につなげていただければと思います。
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