口臭には、臭いの強い食事などによって起こる外因的口臭、空腹や緊張などによる唾液の減少により口臭が強くなる生理的口臭、歯周病菌によって引き起こされる病的口臭の3つがあります。また逆に口臭がしていないのに、臭っているのではないかと必要以上に恐れてしまう精神的な問題もあるほどです。このような口臭に悩んでいる方は誰にも相談できずにいる場合もありますので、聞き出しやすい環境をつくり患者様の相談をお聞きしています。口臭がないという人間はいません。口臭は正しいケアを行えば1か月程度で改善、コントロールすることができるようになります。
歯周病菌によって引き起こされる病的口臭は、菌の出すガスによるもので、主な成分は硫化水素やメチルメルカプタンなどの硫黄系のものです。歯周病菌の中でもカンピロバクターなどの菌は臭いを出すことが多いとされています。歯周病菌による口臭は酷くなると近くにいるだけで一緒にいる相手に不快感を与えるほどになってしまいます。歯周病菌が口腔内にいる場合に実際に口臭がしているかどうかは、この歯周病菌が出す特定のガスを計測することで判断が可能です。口臭を数値化することで、口臭の度合いを自分で数値を自覚し、どのような時に臭いが強くなりやすいかを意識することで次第にコントロールすることができるようになります。ガスが検出されないのに臭っているか不安になっている場合には、不安を取り除くことができるでしょう。口臭をゼロにすることは生物ですので不可能ですが、口臭を起こりにくい環境をつくることは可能です。
口臭のほとんどは歯周病が関係しています。歯周病による口臭は舌につく苔に歯周病菌が付着することによって起こりますので舌のケアが必要です。歯や歯茎のケアだけでは不十分ですので、歯周病の治療と合わせてご提案しています。大事な時に口臭が気になる方には歯周病菌が出すガスの臭いを抑える専門用品がおすすめです。市販のマウスウォッシュとは異なり、匂いで口臭をごまかすのではなく、原因菌に対処することでしっかり口臭を減らすことができるので、今まで悩んでいた方も笑顔を取り戻すことができます。より良い使い方なども患者さまの状況に合わせてご紹介しています。