インプラント治療(※)は、歯を失った箇所に人工歯根を埋め込み、その上部に義歯を取り付ける治療法です。周囲の健康な歯を傷つけることなく、咀嚼機能や発音機能、自然な見た目を得られるのがメリットです。残存歯の治療や噛み合わせの改善も含め、お口全体を一つの単位として捉えた治療をご提供します。
院内には専用の手術室を設置しています。また、手術の介助や定期検診・管理に特化した、インプラント担当の歯科衛生士が勤務している点も強みです。歯科医師だけでなく歯科衛生士も、新しい知識や情報の収集に努めています。そして患者さまの状態に適した治療法を選択し、治療終了後にすべての面において納得していただける治療を行うことが当院の方針です。
インプラント治療には外科的な処置が伴うため、医療事故の防止や衛生管理に努めなければなりません。そのため、生体モニターでお身体の状態を観察するとともに、エアーカーテンで覆われた衛生的な環境下で処置を進めていきます。もちろん、治療器具の滅菌処理も欠かしていません。
メーカー6社の中から、患者さまの症例や骨の状態、経済的な負担などを考慮してインプラントを選択します。そして事前の診断や診療計画の立案を綿密に行い、その内容について分かりやすくご説明します。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
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インプラントを埋め込むために必要な骨量が足りない方には、ソケットリフト(※)、サイナスリフト(※)といった骨造成治療にも対応しています。またCGF(※)を使用した再生治療も行っています。CGFを使用した治療は、患者さまご自身の血中成分を利用して傷の再生を促していくため、骨造成治療と併せて行うことで骨の再生作用を高めることが可能です。
新しい骨を作り出すことで、適正な長さのインプラントを埋め込みしっかりと安定させることができます。治療期間や費用については、実際に診断し治療計画を立て、しっかりと明示しますのでぜひご相談ください。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
インプラントと入れ歯を比較した場合、よく噛めるのはインプラントです。しかし、患者さまの健康状態や骨の状態、治療の経済的な負担を考慮すると、すべての方にインプラントをおすすめできるわけではありません。
また、治療が終わってからも定期的な検診を行い、インプラントや噛み合わせの確認を行っていかなければならないため、継続して通院できない方にもおすすめできません。損失している歯が多数ある場合では、すべてをインプラントにすると費用が高額になってしまいます。そういったケースでは、入れ歯をおすすめすることもあります。
「年齢」も重要な要素となってきます。例えば20代の女性であれば、入れ歯をすることに大きな抵抗があるかもしれません。ブリッジで健康な歯を2~3本削ってしまうのももったいないことです。そのような場合であればインプラントが向いているでしょう。
患者さまの年齢を加味し、将来の口内環境まで考慮した上でインプラント治療を行うかどうか判断しています。例えば、成長期を終える前の方が外傷によって歯を失ってしまった場合にインプラント治療を行うと、インプラント部分の骨は成長しなくなってしまいます。すると、大人になった時に見た目も崩れてしまう可能性があるのです。
そのため当院は、適正な時期が来るまで数年間におよび口内を管理し、成長期が終わった後に治療を行うようにしています。「歯がない所の骨を削って埋めるだけ」の治療ではなく、過去や現在、未来までも見据えた治療が当院の方針です。