歯周病の治療では、歯周基本検査という方法で症状を数値で評価しながら、どのように改善するかを考えていきます。歯と歯茎の隙間にどれだけの深さがあるかを測定する「歯周ポケットの測定」と、歯がどれくらいグラグラするかを測る「動揺度検査」で、症状の進行具合が見分けられるのが特徴です。
軽度の歯周病であれば歯石を取り除くクリーニングと、セルフケアのアドバイスを通して改善を目指していきます。重度になるとクリーニングやお手入れの方法も複雑になるので、3カ月から半年に1回の定期検診を推奨しています。
数回にわたって歯周基本検査をして患者さまと情報を共有するので、前回と比べてどれくらい症状が改善したかを確認いただけます。改善していくデータを見ることで、治療を続けるモチベーションにしていただければ幸いです。