当院は虫歯や歯周病の治療や、小児歯科なども取り扱うため、そのどれにおいても丁寧に、かつリラックスしていただける治療を心がけております。やはり良いのは病気のリスクをできる限り下げた上で、あらかじめ病気にならないような口内環境を維持していくことが、歯の健康を考えた上では大切だと考えております。そのため予防診療には力を入れており、治療後の患者様への丁寧な予防とそのための指導、そして特に問題の抱えていない患者様に対しても日頃のケアの一環としての予防診療、定期検診やクリーニングも進んで行っております。当院は場所の都合もあり、地域の皆様にお越しいただくことが多く、その際には一人一人健康状態を念入りにチェックし、患者様に応じたアドバイスを差し上げながら、地域の歯の健康の維持に努めています。
予防診療は主に歯科衛生士が担当しており、当院では患者様一人一人に同一の歯科衛生士に診てもらえる担当制を導入しているため、来院していただくごとに患者様の歯の健康状態を遂一報告していただくこともなく、煩わしい思いをしなくても済むような配慮を心がけております。また同じ歯科衛生士の方とのコミュニケーションを重ねていただくことで、患者様の健康状態における微妙な変化や、何度も顔をあわせることでお話を気兼ねなくしていただけるような環境作りにもつながり、何かあった際にも速やかに治療へと移ることが可能になるのです。やはり人の健康を取り扱う以上、良好な人間関係を構築し、維持していくことは、たとえ予防であるとしても、欠かせない要素の一つであると考えております。
当院に小児歯科で来られる患者様には予防のためにお越しになる方が多く、その際には一般的な大人の患者様と同様に歯のクリーニングと定期検診を行います。ただやはり患者様はお子様になりますので、あくまでも患者様が大丈夫な範囲で施術を行います。例えば多少の痛みが伴う麻酔治療や機械の音が嫌な場合などには無理に治療をすることなく、その日にできることを行い、少しずつ歯医者に慣れてもらいながら、徐々にできることが増えるようなモチベーションづくりを心がけています。またご自身での歯のケアにも不慣れなことも多いため、歯科衛生士のもとで、丁寧な歯磨きができるよう、しっかりと歯磨きの練習も行います。また通常の歯科治療を行う際にも少しずつ進めていくようにし、ケースによっては患者様のご両親と相談しながら治療計画を立て、患者様にも保護者様にも不安を与えないことを優先した治療を心がけております。
当院では表面麻酔と電動注射器で痛みに配慮した治療を心がけております。痛みをともなう治療を行う前に表面麻酔を塗り、感覚を鈍らせてから電動注射器で麻酔薬を注入します。電動注射器を使用する理由としては、その針の細さと電動によることの薬液の注入特性があります。針を刺すときの痛みを軽減させるには、細い針が良いですが、針が細くなるほど注入時に高い圧力をかけなければならなくなります。その場合に手動で注射を行うと、一定の速度でゆっくりと薬液を注入することが難しいために痛みを感じさせてしまいます。電動注射器は細い針でもゆっくりと一定速度で注入することができますので、痛みの軽減につながります。また薬液の温度を人肌に近づけることも注射時の痛み軽減に有効ですので、当院では麻酔薬をカートリッジウォーマーで温めるという配慮も行っています。
体に不自由のある方でも、当院は他の患者様と同様に治療を受けていただけるよう配慮しています。一部抜歯ができないなど、特別な理由がない限りには基本的に体の内外の不自由に関わらず治療は可能ですので、これまで何か制約があって受けられなかったという方でも問題ありません。治療の際にも一般の方と公平に治療を受けていただくわけではなく、障害をお持ちの方でもどういった疾患をお持ちの方であるのかなど、しっかりと患者様の分析を行った上で治療を進めていきますので、例えば心臓に疾患を患っている方にはなるべく心臓に負担のかかる薬は避けるなど、ケースバイケースでの治療という方針は変わりません。また健常者の患者様に比べてコミュニケーションが取りにくいといった場合でも、保護者の方とのコミュニケーションや、患者様本人とのコミュニケーションをきちんと行うことで、患者様本人の不安を軽減し、リラックスして治療を受けられるような姿勢も心がけております。不慮の事故ということも起こりかねませんので、そういった意味でも無理な治療は避け、できる範囲から少しずつ治療を進めていくのが当院の方針です。
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