佐久間歯科医院

当院が重視しているのは、患者さまとのコミュニケーションです。例えば、患者さまのご希望や心配事をしっかりと汲み取れるよう、カルテ以外に「コミュニケーションシート」を作り、活用しています。

コミュニケーションシートには治療前に歯科医師にお話しいただいたことだけでなく、治療後や歯のクリーニング時、さらには会計の際など、患者さまがスタッフと交わした話の内容をメモしています。それを参考に会話のきっかけにしたり、疑問を感じてらっしゃるようであれば補足説明をしたり、患者さまの情報を共有することで、医院として一貫した対応ができるようにしました。

「歯科医師相手では緊張して伝えきれない」そういった患者さまのお気持ちに配慮しました。

虫歯や歯周病といったお口の病気の原因はお口の中に潜む細菌です。ご存じの通り、細菌は非常に小さくどんなにぴったりと被せ物や詰め物をしても、わずかな隙間から入りこんでしまい、症状が再発してしまうことがあります。そのため、お口の状態に悪影響を及ぼさないためにも、菌の活動を抑えるなどのコントロールすることが大切です。

そこで当院では細菌検査を行い、顕微鏡を使って菌の状態や数を調べたり、歯の磨き残しを確認するために歯科衛生士による汚れの染め出しをしたりしていきます。必要に応じた除菌処置やブラッシング指導によって、菌を問題のないレベルにまで落ち着かせたら、その後は4か月から半年に1回、定期検診の受診をお願いし、様子を確認しながら予防に努めます。

こうした取り組みの甲斐あってか、開院した当初よりも歯周病の進行してしまっている方は少なくなったように思います。外科的処置を行うことも減りました。お口の病気を未然に防ぐことは、患者さまの負担を軽減することにつながります。これからも、継続してケアを行う大切さを訴え「治療の終わりは予防のスタート」ということを伝えてまいります。

当院には歯科技工室があり、歯科技工士が在籍しています。そのため、入れ歯が割れたなどの患者さまのトラブルに、素早く対応することができます。午前中にお持ちいただければ、午後にはお渡しいたします。できるだけ患者さまが不自由を感じる時間を短くできるようにしました。

また、患者さまのお口の様子を歯科技工士が直接確認できるので、よりご希望などを反映した被せ物・詰め物製作が可能です。患者さまがお食事を楽しめるよう、しっかりサポートさせていただきます。

治療への不安などから、歯科医院へ通院する足取りが重たくなってしまうという方も少なくないと思います。しかし、だからといって治療をやめてしまえば、お口の状態は悪化してしまいかねません。そこで当院は、患者さまに気持ちよくご来院いただけるための取り組みをしています。

例えば、医院の玄関前や待合室などには季節の草花や観葉植物を配し、安らいでいただけるような空間を目指しました。その他にも、待合室には院長の趣味である写真を飾ったり、雑誌や漫画を置いたりして、くつろいでいただけるよう配慮しています。さらに、院内でお履きいただくスリッパは抗菌仕様で、除菌も行うなど、衛生面にもこだわっています。

診療室のチェア間はパーティションで区切られており、プライバシーを考えた設計になっています。これらの取り組みは、患者さまに快適な環境で治療を受けていただきたいとの思いを形にしたものです。どうぞ、緊張なさらずにお越しいただければと思います。