伝達麻酔をすることで、痛みはほとんど感じません
当院では痛くなく、身体に侵襲の少ない治療をモットーにしていることから、麻酔にも注意しています。通常用いられるのは浸潤麻酔という麻酔ですが、当院で用いるのは伝達麻酔といって、麻酔を打つ場所は一カ所ですが同時に数本の歯にも麻酔がかかるというものです。治療対象の歯以外も感覚がなくなりますので、痛みを感じることはほぼありません。特に下の奥歯は骨が密で湿潤麻酔が効きにくいこともありますが、伝達麻酔だとしっかりと効かせることができます。
麻酔を打った後はタイマーで時間をはかりながら待ち、麻酔が十分に効いてから施術に入ります。当院では、患者様に「痛いですか」、「痛かったら手を挙げてください」などと、お聞きすることはありません。麻酔に自信があるということもありますが、実はそう聞いてしまうことで、患者様が「いつ痛みが起きるのか」と施術中ずっと怖い思いをしてしまうからです。あえて何も声をかけないことで、患者様にも痛みを忘れてリラックスして治療を受けていただけると考えております。そのためにも、麻酔が効くのをしっかりと待つことが重要です。
麻酔を打つこと自体に恐怖を覚える患者様も多いと思います。その痛みを和らげるために細い注射針を使う歯科医師も多いのですが、33ゲージという注射針を使い、かつ大切なことは薬を入れる速度です。一気に薬を入れられると痛みを感じることがあります。一本を30秒ほどかけてゆっくり打てば、痛みを感じることはほぼないと考えています。このような場面でも、できる限り患者様が痛い思いをされないように心がけています。