噛み合わせを調整する専用のマウスピースを使った治療をしています
当院ではスプリントとよばれる専用のマウスピースを使った顎関節症(がくかんせつしょう)の治療に対応しています。顎関節症とは顎(あご)の関節に違和感や痛みがある、大きく口が開けられないなどの症状のことです。顎関節症の治療方法はさまざまですが、当院では噛み合わせや顎のゆがみを調整することで、症状の改善をはかっていきます。
顎関節症の治療は、体のゆがみや噛み合わせのずれをチェックし、問診と触診を行いながら進めていきます。そして細かい診断結果を元に、患者さまお一人おひとりに合わせてスプリントを製作いたします。治療中はこのスプリントを装着していただき、経過を観察しながら噛み合わせの調整をはかっていきます。
スプリント製作は、事前にお口の中をクリーニングする必要があるため、数回にわたって通院していただき、歯の型取りを行います。顎関節症の治療は1回の診察で60分程度と、それなりの時間が必要となります。そのため、ご自身のスケジュールをご確認いただいた上でご来院ください。
顎からぎしぎし音がする、口を大きく開けることができない、食事をしているときに顎の関節が痛む、このような症状がある方は顎関節症の可能性があります。重度になってくると、食べるときだけでなく、人と会話しているときにも痛みがでることがあります。
顎の関節が痛む症状と聞くと顔だけの問題のように思えます。しかし、実際は体全体の健康にも影響するのが顎関節症の恐ろしいところです。理由も分からず肩がこる、手足がしびれる、めまいがする、腰痛がひどいなど、一見、顎とは関係のないように思える症状が、実は顎関節症が原因で引き起こされていることがあります。
顎関節症によって噛み合わせがずれていると、顎の関節とつながっている首や肩などの関節も少しずつずれていきます。そして次々に他の関節も連動してずれが生じることで、肩こりや腰痛につながるのです。また関節がずれることで、神経や筋肉、あるいは血管への圧迫が起こり、血管系の病気を引き起こすこともあります。
当院では噛み合わせのゆがみを調整することで、顎関節症の症状を改善する治療をしています。顎から音がする、関節が痛い、ずっと肩こり・腰痛が良くならないなどの悩みをお持ちの方のために、顎関節症の検査も準備してあります。気になる方は一度、当院で顎関節症の検査を受けてみてください。
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