大谷歯科医院

私の祖父と父も歯科医師でした。祖父が歯科医院を開院したのが、1930年です。私が生まれたのは1961年ですが、小さいころから、診療室や技工室で遊んでいました。現在の建物から50mくらいにある建物が、1930年から祖父が続けてきた歯科医院です。

2007年の4月に、現在の場所に新しく移転しました。大谷歯科医院というのは、祖母方の姓が「大谷」で、祖父が婿入りした形になります。祖父が開院しましたので、敬意を表して「大谷歯科医院」としております。

歯が痛む、転んで歯が折れたなどの急患の方はお断りしない、夜でも診療させていただく、夜中であっても診られる状態なら診療します。テナントの歯科医院だと夜中に電話しても通じないですが、当院は自宅で開院しておりますので、そういった面で融通が利くと思います。

地域の方たちの頼りがいのある歯科医院を目指していますので、そういった面では地域に密着しているかなと思います。急患への対応は、家にいる限りは応急処置やお薬を出すなど、何でも対応させていただいています。そういった対応は昔から続けております。

身体に優しい治療など、さまざまな治療が開発されています。そういったことを勉強して、患者さまのお悩みに対応できるようになると、面白いな、とやりがいを感じます。

住んでいる人たちが皆さま、穏やかですね。また、大都会のように栄えているわけではないので、落ち着いているといった印象があります。

建物の施工をお願いした工務店さんは木を売りにされていて、どんな木も使いこなす技をもってる職人さんでした。
ですから、さまざまな木を使ってやってもらおうと思いまして、歯医者や医療施設にありそうな「白」をベースにするのではなく、一面木にすることで、あたたかな印象にしていただきました。

また、敷地自体がそれほど広くなかったため、そこをカバーするのに天井を高くしようと考えました。院内の天井がとても高くて、5ｍくらいあります。ですから、開放感につながったかなと思います。

スタッフ全員、昔ながらの親しみやすさというのか、どちらかというとアットホームな感じですね。受付の対応も、今風ではなく昔ながらの歯医者さん、といった感じです。

今は忙しくてちょっとお休みしていますが、大学時代からずっとアイスホッケーをやっていました。体重コントロールが気になるところですが…観戦というよりは、参加して、身体を動かすほうが面白いですね。冬になると、たまにスケートをしています。マイシューズ持参です。試合に出ることができればいいな、とは思っていますね。

なるべく削らないで治療をする、といったことを今後取り入れていきたいですね。例えば、歯をほとんど削らずにできる、すごくいい治療法のブリッジが出てきています。しかも、インプラントよりも価格を抑えてできるものです。接着で固定するので、手術の必要もありません。患者さまの心理面にもとてもいいと思いますね。