訪問歯科診療では特に、ご年配の方でほかの病気を患っている方が多くいらっしゃいます。かかりつけの病院との連携を密にして、現在の身体の状態を確認し治療を行っています。抜歯するなどの場合も、身体の状態が落ち着いてから治療しないと予期しない影響が出ることもあります。歯科治療をすることによってほかの病気に悪影響のないように心がけています。
診療項目としては、口腔内ケアを基本に虫歯治療、つめ物やかぶせ物、入れ歯の噛み合わせ、抜歯して入れ歯の作成などを行います。ご年配になると飲み込む力が弱くなるのと、唾液の量も少なくなり自浄作用が落ちてきます。誤嚥性肺炎を起こさないように、口の中の状態を清潔に保つというのが基本的な考え方です。また、患者さまの負担を減らすために、ご家族の方にもケア方法やブラッシング指導などを行っています。