の治療内容｜菱沼歯科

現在のお口の中の状態を総合的に診査し、虫歯の有無、歯周病(歯槽膿漏)、かみ合わせの状態や顎の状態などをご説明します。
その上で、どこまで治療するのか(例えば、痛いところだけ応急的に治したい、全体的にきれいに治したい、など) どのような流れで処置を進めていくかなどを、ご相談しながら治療計画を立てていきます。

治療終了後、その状態を末永く維持していけるよう、3ヶ月～半年に1回程度、来院していただき、メインテナンス、予防処置、クリーニングなどを行っていきます。

日本人成人の80％以上が歯周病にかかっているといわれています。歯科医師会では80歳で20本の歯を残そうという8020運動を行っており、徐々に残存歯数は増えてきて、平成28年の調査では、80歳で15本の歯が残っています。しかし、20本の歯がある人は半数程度です。歯周病は慢性の疾患であり、定期的な治療が必要です。歯ぐきの発赤、腫れ、口臭が気になる、または歯がぐらぐらしてきた、など気になることがある方は早めの治療が肝心です。生涯、ご自分の歯で噛むことができるように、現在のご自分の歯周病の状態を確認し、症状にあわせて歯石除去・歯磨き指導・PMTCなどをすすめていきます。健康で長生きするためにも、受診をお勧めします。

虫歯は、自然に治ることはありません。痛みなどがひどくなる前に治療することをお勧めします。早期の虫歯であれば、虫歯の部分だけを削って詰めることが可能ですが、ひどい場合は神経の治療が必要になることもあります。子供の虫歯は徐々に減ってきていますが、小さいころからの口腔内管理が必要です。
※宮城県は全国的に子どもの虫歯が多い県です。

歯が失われてしまった場合、歯の数に応じてブリッジまたは入れ歯になります。虫歯や歯周病の状態を確認しながら、その方のライフスタイルに合った治療法をご相談の上、進めていきます。入れ歯はご納得のいくよう、何回でも調整していきます。

かみ合わせの状態が悪いと、肩こりや頭痛・顎の痛みなどが起こることがあります。歯ぎしりやくいしばりの有無を確認しながら、咬み合わせを調整していきます。

顎が痛くて口が開きにくいなどの症状がある場合、スタビリゼーションスプリントなどを作成し、顎関節の状態の改善を図ります。

タバコのヤニ、飲み物の茶渋・食べ物の色素などは歯ブラシだけでは完全には取れません。専門の歯磨き粉をお使いいただくと共に、定期的な歯のクリーニングをお勧めします。
クリーニングは、お口の中の状態に合わせて以下の方法を組み合わせて行います。
　○　ペーストを使ったポリッシング
　○　ソルトを使ったクリーニング
　○　ステインバスター
　○　ストリップスを使った歯間清掃