仕事や学校が忙しくて時間がないけど、歯の色が気になっていて「ホワイトニングをしてみたい」と思った事はありませんか?歯医者さんで行う「オフィスホワイトニング」の中には1回30~60分で効果が期待できるものもあります。もし、ホワイトニングを考えているのであれば、ちょっとした時間の合間を使って一度オフィスホワイトニングを体験してみるのもいいかもしれません。
この記事ではオフィスホワイトニングの種類や通院頻度、効果、またオフィスホワイトニングのメリットやデメリットを紹介していきます。
仕事や学校が忙しくて時間がないけど、歯の色が気になっていて「ホワイトニングをしてみたい」と思った事はありませんか?歯医者さんで行う「オフィスホワイトニング」の中には1回30~60分で効果が期待できるものもあります。もし、ホワイトニングを考えているのであれば、ちょっとした時間の合間を使って一度オフィスホワイトニングを体験してみるのもいいかもしれません。
この記事ではオフィスホワイトニングの種類や通院頻度、効果、またオフィスホワイトニングのメリットやデメリットを紹介していきます。
オフィスホワイトニングとは、歯医者さんに行って歯の表面に専用のホワイトニング薬剤を塗布してもらい、特殊なライトやレーザーを照射してホワイトニング効果を高めていく施術です。
オフィスホワイトニングの通院頻度は、その種類(ホワイトニング薬剤・濃度)や希望する白さによって変わりますが、だいたい約1~4回で終わるケースが多いです。しかし、ホワイトニングの効果は個人差が非常に大きく、1回の施術で4~5段階ほどトーンアップする事もあれば、1回につき1段階ほどで緩やかにトーンアップしていく事もありますのであくまでも参考程度に考えておきましょう。
ここでは、オフィスホワイトニングの種類と通院頻度についてご紹介します。通院頻度は、一般的に歯が白いといわれる「B1」という白さになるまでを基準にしています。
ポリリン酸ホワイトニングとは「ポリリン酸ナトリウム」を用いて施術するホワイトニングのことです。従来のホワイトニングで用いる過酸化水素にポリリン酸ナトリウムを加えた薬剤で歯を白くしていく方法で、1回につき平均で1段階トーンアップするといわれています。
ポリリン酸の主な作用は歯の汚れを落とすことです。従って、歯の色を漂白するにはやはり過酸化水素の力が不可欠で、白さを追求するには不向きです。しかし、安価で知覚過敏も出づらいので、初めてのホワイトニングする方や、歯のクリーニングのつもりで受ける程度の方にはおすすめです。
通院頻度
個人差もありますが1回でB1の白さになることは少ないので、1回の来院で1~3回ほど繰り返したり、定期的に何度も通院して施術を受ける必要があります。
レーザーホワイトニングは、過酸化水素が含まれた薬剤にレーザーを照射して熱を加えることによりホワイトニング効果を高める方法です。1回につき平均3~4段階ほどトーンアップするといわれています。
通院頻度
個人差もありますが、B1の白さになるまで3~5回かかります。
ビヨンドホワイトニングは、過酸化水素が含まれた薬剤にハロゲンの光を当てることで効果的に歯を白くしていくホワイトニングです。薬剤にハロゲンを当てることで1回につき平均3~4段階ほどトーンアップするといわれています。
通院頻度
個人差もありますが、B1の白さになるまで2~4回かかります。
「ティオンオフィスホワイトニング」は、トヨタによって開発されたV-CATという光触媒の技術を用い、LEDライトを当てて歯を白くしていくホワイトニングです。1回につき平均4~6段階ほどトーンアップするといわれています。
通院頻度
個人差もありますが、B1の白さになるまで1~2回かかります。
「ブライトホワイト」は、NASAの科学者が開発したホワイトニング方法で、特許を取っているライトを照射することで歯を白くしていきます。1回につき平均8~10段階ほどトーンアップするといわれているので多くの人が効果を感じやすい施術です。
通院頻度
個人差もありますが、B1の白さに1回で到達します。歯や口の中の状態によっては回数がかかる場合もあるので歯医者さんに相談してみましょう。
オフィスホワイトニングは歯医者さんで行う施術のため、自宅で行うホームホワイトニングと比べると高濃度の薬剤やライトを用いることができ、即効性が高いです。種類にもよりますが、定期的に通った方が安定した効果を期待できます。
自宅で行うホームホワイトニングや、専門のサロンにおいて自分で薬剤を塗布するセルフホワイトニングと違い、オフィスホワイトニングは知識を持った歯科医師がきちんと施術してくれるので安心して任せられます。知覚過敏の症状などが出た時もすぐに対処してもらえます。
1回で希望通りの白さになる施術の場合は、歯医者さんに通う時間がない忙しい人におすすめです。また、子育てや仕事で時間が取れずホームホワイトニングを1か月でも続けることが難しい人はオフィスホワイトニングをしたほうが良いでしょう。
オフィスホワイトニングのデメリットのひとつは、白さを持続しづらいことです。いわゆる「後戻り」をしやすいため、歯の白さをキープしたければ定期的に施術する必要があります。
オフィスホワイトニングは、自宅で行うホームホワイトニングよりも薬剤の濃度が高く、薬剤の効果を高めるためにライトやレーザーを照射するので、一般的にしみやすいという特徴があります。
オフィスホワイトニングは、自宅で行うホームホワイトニングと比べると値段が高めなのがデメリットです。クリニックによって値段にバラつきがありますが3~5万円が平均で、中には10万円以上の場合もあります。
ほとんどのオフィスホワイトニングは、施術することにより歯面を保護する「ペリクル層」という薄い膜が剥がれてしまいます。そのペリクル層が再生するまでの時間、濃い色の飲食物を控える食事制限があります。
例えばコーヒーやお茶、紅茶やカレーやチョコレートなど様々な食事がNGになります。ホワイトニングの種類によっては食事制限しなくてもよい施術もあるので歯医者さんに希望を伝えてみてください。
オフィスホワイトニングは短時間でハッキリとした効果を実感できるものはありますが、後戻りが起こりやすい施術でもあります。そのため、白さをキープするなら定期的に通う必要があります。
場合によっては2種類以上のオフィスホワイトニングを組み合わせたり、ホームホワイトニングを併用したりしながら後戻りしないようにすることも可能です。 ただし、ホワイトニングの種類を多く取り扱っていない歯医者さんもあるため、事前にホームページや電話で確認してみましょう。
監修医
矢島 昇悟先生
青山通り歯科 院長
経歴
2007年 第100回歯科医師国家試験合格
2007年 日本歯科大学 生命歯学部卒業
2008年 埼玉県羽生市 医療法人社団正匡会 木村歯科医院
歯科医師としてのホスピタリティの基礎を学ぶ。
2010年 埼玉県新座市 おぐら歯科医院
地域に密着した医院で地域医療に携わり、
小児から高齢者歯科まで治療を行う。
2011年 東京都文京区 後楽園デンタルオフィス
施設の訪問診療などにも携わる。
2015年 東京都港区 青山通り歯科 院長
現在に至る