歯医者さんで行う歯のクリーニング「PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)」をご存じでしょうか。PMTCとは、言葉の通りプロが行う歯のクリーニングであり、保険適用外の治療になります。
この記事では、PMTCのメリットや費用、保険適用のクリーニングとの比較についてもまとめています。ぜひ参考にしてください。
歯医者さんで行う歯のクリーニング「PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)」をご存じでしょうか。PMTCとは、言葉の通りプロが行う歯のクリーニングであり、保険適用外の治療になります。
この記事では、PMTCのメリットや費用、保険適用のクリーニングとの比較についてもまとめています。ぜひ参考にしてください。
歯磨きで落とせなかった汚れを落とすことはもちろんですが、虫歯になりにくい歯を手に入れることができます。ジェットパウダーという機器を使用することで、歯の表面がツルツルになり、汚れがつきにくくなるからです。また、フッ素を使って歯をコーティングすることで、虫歯予防の効果も期待できます。
PMTCは自費治療なので、通院回数も1回で済ませることも可能です。忙しくてなかなか歯医者さんに通えないという方でも、PMTCであれば治療を受けることができるでしょう。
しかし、歯医者さんごとに治療の回数や期間は変わりますので、PMTCを受ける前にしっかりと自分の要望は伝えましょう。
PMTCにはコーヒーやタバコのヤニなど、着色汚れを落とすのに効果があります。しばらく歯医者さんに行っていない方であれば、白くなった自分の歯にびっくりするかもしれません。特に、タバコのヤニ汚れを落とすのには効果的なので、喫煙者の方であれば定期的に通うのが良いでしょう。
PMTCには口臭予防の効果があります。歯にこびりつく汚れの歯垢や歯石(汚れの塊)は、口臭の原因にもなるからです。
PMTCは保険外治療になりますので、医院によって費用が変わります。歯医者さんのHPに記載されていることも多いので、1度チェックしてみましょう。
治療を目的としている場合に関しては、保険が適用されます。保険適用で行うクリーニング(歯石除去など)に関しては、歯周病の原因にもなるため保険内で治療できます。
根っこの部分まで歯石がついていたりすると、1度で治療を終えるのは難しく、3~4回歯医者さんに通う必要があります。1回の支払いに関してはPMTCよりも安く済みますが、何度も通院するとなると、その分費用がかさみます。
①歯の状態をチェック
自身で行う歯磨きで落とせなかった汚れや、歯の状態をチェックします。
②バイオフィルム(歯の汚れ)や歯石(汚れの塊)を除去
歯磨きで落とせない歯石などを超音波の器具で取り除きます。
③歯を綺麗にする
歯石やバイオフィルムを取り除いた後にジェットパウダーを使用することで、歯に汚れがつきにくいようにします。
④フッ素を塗布する
フッ素を塗布することで、歯を強くします。
※上記で紹介している内容は、一般的なPMTCのメニューです。自費治療になりますので、歯医者さんごとに内容が異なります。
PMTCについてご紹介しました。PMTCは何回も通院しないで歯を綺麗にできます。また、汚れのつきにくい歯になることで、虫歯予防には最適な方法です。保険適用外となるため、「どのくらい費用が掛かるのだろう」、「どんなメリットがあるのだろう」と疑問を持つ方も多かったと思いますが、この記事を参考に歯医者さんでPMTCを受けてみてはいかがでしょうか。
監修医
矢島 昇悟先生
青山通り歯科 院長
経歴
2007年 第100回歯科医師国家試験合格
2007年 日本歯科大学 生命歯学部卒業
2008年 埼玉県羽生市 医療法人社団正匡会 木村歯科医院
歯科医師としてのホスピタリティの基礎を学ぶ。
2010年 埼玉県新座市 おぐら歯科医院
地域に密着した医院で地域医療に携わり、
小児から高齢者歯科まで治療を行う。
2011年 東京都文京区 後楽園デンタルオフィス
施設の訪問診療などにも携わる。
2015年 東京都港区 青山通り歯科 院長
現在に至る