歯医者が休みの日のパターンと理由、歯痛のときの応急処置

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歯の痛みはなかなか我慢できないものですよね。しかし、歯医者さんが苦手であるという理由で、行くのをついつい先延ばしにしてしまうこともあるでしょう。

仕事でなかなか行けなかったりすることもあると思います。放っておくとそのうち激痛になったり、まるで飴をくわえているかのように腫れてしまったりすることもあります。今すぐなんとかしたいけれど、ちょうど土日や連休で、「かかりつけの歯医者さんは休みだった!」といった経験がある方も多いのではないでしょうか。

この記事では、もし、かかりつけの歯医者さんが休みだった場合、とりあえず自分で痛みを和らげることができる応急処置の方法や、どうしても歯医者さんで診てもらいたいときはどうすればいいのかについてご紹介します。

 

この記事の目次

1.歯医者さんの休診日のパターンについて

1-1.やはり休みの多いのは週末の土日

一般的に歯医者さんは土日のどちらかをお休みに設定しています。また土曜日は完全な休診ではなく半日程度開けている歯医者さんも多いです。ただ、日本では現在、歯医者さんの数が非常に多く競争も激しいため、地域によっては、休診日を設けず年中無休で開いているところもあります。

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1-2.祝日も基本的には休み

祝日も基本的にお休みの歯医者さんが多いです。平日に固定のお休みの日が決まっている歯医者さんは、祝日がある週だけ平日の休診日を診療日に変える場合もあります。詳しくはかかりつけの歯医者さんの診療時間を確認してみましょう。

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1-3.平日であれば木曜、もしくは水曜が休み

平日に固定でお休みの日を設けている歯医者さんもあります。1日休診にしているところもあれば、午前中のみ診療し、午後からは休診というところもあります。 曜日で言うと木曜日が特に多く、次いで水曜日が多くなっています。ただしこちらも歯医者さんによりますの で、事前に診療時間を確認しておきましょう。

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1-4.例外で24時間対応の歯医者さんも

24時間開いている歯医者さんも増えてきています。夜中などに激しい痛みに見舞われた場合に利用できます。

2.木曜日に休みが多い理由

2-1.勉強会をしているから

木曜を休診にする歯医者さんが多いのは、歯科医師会の勉強会や、色々な先生が開催している勉強会が、木曜日に行われることが多かったということが関係しています。

現在では木曜日に限らず土日などにも勉強会やセミナーが行われてるので、新しく開業した歯医者さんは木曜日日を診療日にすることも増えてきています。

こういった歯医者さんは、診療日と勉強会が重なってしまうため、常勤か非常勤の先生が診察に当たるようにしているようです。

2-2.医師会・学会

歯科医師会は地区で分かれていて、診療などについての色々な情報交換をしています。集まりは木曜日が多かったため、歯科医師会に入っている歯医者さんは木曜日をお休みにしていたようです。

しかし、勉強会と同じく、最近開業した他に常勤や非常勤の先生がいる歯医者さんでは、院長先生が歯科医師会に行っても診療を行うことができるため、開けてくれている場合もありますので、木曜日が休みでないからといって、必ずしも歯科医師会に入っていないというわけではありません。

2-3.医師会の取り決め

上述したように歯科医師会は地域によって分かれています。歯科医師会は他の職業でいう組合のようなもので、足並みをそろえるために木曜日は休診と取り決めている場合もあるようです。

3.万が一休診日に歯が痛くなったら

3-1.市販の痛み止めを服用

市販で売られている痛み止めは、歯医者さんなどの医療機関で処方してもらえる薬とは少し違いますがそれでも効果があります。少し痛みを感じるぐらいであれば「バファリン」などでも効きますが、効き目はそれほど強くありません。ひどく痛むのであれば「ロキソニンS」などがおすすめです。

ただし、どちらも空腹時に服用すると、胃を荒らしてしまう可能性があるので、できるだけ服用する際は何か胃に入れてからにしましょう。

「バファリン」や「ロキソニンS」は、一般的なドラッグストアなどで購入できます。注意したいのは痛みが治まっても歯が治ったわけではないという点です。

服用すると一時的に痛みを感じなくなるため危機感を忘れて歯医者さんへ行くのを先送りにしてしまう方もいますが、できるだけ早めに歯医者さんに見てもらうのが賢明です。

痛み止めを飲んでも効かない場合は、かなり炎症が強いため、できるだけ土日も開いている歯医者さんなどを探して治療してもらうようにしましょう。

3-2.痛みを和らげるツボを押す

歯の痛みによく効くツボです、手の甲側の親指と人差し指の付け根にあります。歯が痛いけど歯医者さんに行けない、という時の応急処置として、歯の痛みに効果が期待できます。

痛みが比較的弱い場合は効く場合もありますが、激痛の時は効かない可能性が高いです。

3-3.患部を外側から冷やす

痛みは血管が拡張して血流が多くなり、神経を圧迫することで起こります。歯の痛みが激しい場合は、痛い歯の周辺を冷やすと、血流が悪くなるため痛みが軽減します。 口内を直接冷やしても効果があります。激痛の時でも冷やすと痛みが和らぎますが、症状によっては冷やさないほうがいい場合もありますので、痛いからといって冷やしすぎないようにしましょう。

3-4.できればかかりつけの歯医者さんに通うこと

痛みがひどい時にはできるだけ早く痛みから解放されたいという気持ちから、いつも通っているところとは違う歯医者さんへ行くこともあるかもしれません。

歯が痛むときにすぐ歯医者さんへ行くこと自体に問題ありませんが、いつもと違う歯医者さんを受診すると適切な治療ができない可能性もあります。かかりつけの歯医者さんにはレントゲンや、いつ治療したかなどの患者さんのデータがあります。

また記録だけではなく、患者さんの治療に関しての要望や、苦手なことなどをメモしていることが多く、スムーズに治療できるのです。

被せ物の保険の適用は、同じ部位を次に作るときは、以前作ってからの期間が一定の期間経たないと保険が認められないなど、決まりがあるものもありますので、他の歯医者さんではいつ作ったのか正確にわかりません。

かかりつけの歯医者さんが休みの場合は地域の夜間・休日の急患センターもありますので、インターネットなどで近くにあるか調べてみましょう。

4.まとめ

歯医者さんは平日であれば、水曜日や木曜日を休みにしている医院が多いです。また、サラリーマンと同じように、土日休みの歯医者さんも多くあります。

虫歯が痛む場合、痛み止めなどで痛みが引いても、それは根本から治ったわけではありません。放っておくと 悪化するので、できるだけ早く歯医者さんに行きましょう。

 

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監修医

高村 剛先生

高村歯科医院 院長

経歴

出身校(最終学歴) 北海道医療大学 歯学部

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