1回で効果がずっとはウソ?ホワイトニングの持続と効果期間

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「1度ホワイトニングをすればずっと白い歯でいられるの?」「ホワイトニングの方法で白い歯をキープ出来る期間は違うの?」 ホワイトニングをする前にそのような疑問があって1歩踏み出せずにいませんか。 ホワイトニングには種類があり、それによって効果や持続期間もさまざまです。 この記事ではその効果や持続期間、費用の目安、白い歯をキープするための5つのコツも合わせて紹介します。 歯医者さんに行く前に参考にしてくださいね。

1.知っておきたい!ホワイトニングとは

一般的なホワイトニングというのは「過酸化水素」が配合された薬剤や専用の機器を用いて歯を白くしていく方法です。 過酸化水素というのは日本では薬事法で毒物および劇物として指定されています。そのため高濃度の薬剤だと歯科医師や歯科衛生士しか取り扱うことが出来ません。

最近多くなっているデンタルエステなどで行うホワイトニングは、比較的価格も安く手軽に行える反面、歯科医師や歯科衛生士と言った専門家がいないため高濃度の薬剤を取り扱うことが出来ません。そうすると、施術後に「希望していた効果が得られない」というストレスが発生する可能性があるため、注意が必要です。「1回で白くなると思っていたのに施術をしてみたら違った」という方は、ホワイトニングの種類を選び間違えたのかもしれませんね。

ホワイトニングには実はおおまかに分けて3種類あります。ひとりひとりのお口の中の状況によって選ぶホワイトニングは違うため素人目で判断することが難しいです。 自分の歯やお口の中の状態を知らずに「安い」「手軽」というだけでホワイトニングを選ぶのは危険ですし、せっかくやったのにお金がムダになってしまうことも考えられます。 まずはホワイトニングにどんな種類があるのか見てみましょう。

2.おさえておくべきホワイトニング3種類

  効果(目安) 持続期間 通院回数 相場
ホームホワイトニング 1~4トーン 短くて6ヶ月、長くて1年ほど 2回ほど 2~5万円
オフィスホワイトニング 1~10トーン (※薬剤や機器による) 短くて3ヶ月、長ければ6ヶ月 1~4回ほど 2~10万円
デュアルホワイトニング 1~10トーン(※薬剤や機器による) 1年以上 3~5回ほど

7~10万円

※持続期間は元の色にすっかり元に戻ってしまうわけではなく、若干の色の戻りをするまでの期間です。

2-1 ホームホワイトニング

ホームホワイトニングとは歯医者さんで自分の歯に合ったマウスピースを作ってもらい、専用の薬剤をもらうことにより自宅でホワイトニングが出来る方法です。

◆効果 効果としては薬剤の濃度にもよりますが、1週間で1トーンほど、反応が出やすい人であれば2トーンから4トーンほどアップすることもあります。
◆持続期間 ホームホワイトニングの白さが持続する期間は短くて6ヶ月、長くて1年ほどです。オフィスホワイトニングよりも持続期間が長いので定期的に行うことで歯の白さを維持することが出来ます。
◆通院回数 クリニックによって通院回数は違いますが、1回目はカウンセリングや検査やマウスピースのための歯型とりのため、2回目は出来上がったマウスピースや薬剤を渡すための合計2回通院が一般的かと思います。 検査の際に虫歯や歯周病が見つかったらホワイトニング前に治療が必要なので通院回数は多くなることもあります。またクリニックによってはホームホワイトニングの経過をみたり、アフターフォローをしてくれたりするところもあるので回数はさまざまといえます。
◆相場 オフィスホワイトニングやデュアルホワイトニングと比べて一般的に値段が安い傾向にあります。相場としては2万円~5万円ほどです。クリニックによってマウスピース作成費や薬剤の値段にバラつきがあるため値段に幅があります。

2-2 オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングとは歯医者さんで薬剤や専用の機器などを用いて歯を白くしていく方法です。

◆効果 効果は用いる薬剤や機器によって差がありますが1回につき1トーンほどアップするものから1回で8トーン~10トーンほどアップするものもあります。
◆持続期間 オフィスホワイトニングの白さが持続する期間は短くて3ヶ月、長ければ6ヶ月ほどが一般的です。ホームホワイトニングよりも持続期間が短いのが特徴です。
通院回数 1 回で希望の白さになる種類もありますが数回通わないといけない種類もあります。通院回数としては1~4 回ほどが一般的で、一回の来院につき滞在時間は1~1時間半程になります。また後戻りしやすい施術ですので希望通りの白さになったあとも半年に1 回、1 年に1 回など定期的に通う必要があります。
◆相場 ホームホワイトニングと比べると値段が高い傾向にあります。相場としては2万円~10万円ほどです。使う薬剤や機器によって持続期間が違うため値段に幅があります。

2-3 デュアルホワイトニング

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを合わせて行うホワイトニング方法です。

◆効果 効果としては薬剤や機器によっても違いますが、1トーン~10トーンほどアップします。3種類の中で1番効果を感じやすく一般的に「歯が白い」といわれる色味のB1に最短で到達出来ると考えられています。
◆持続期間 デュアルホワイトニングの持続期間は3種類の中で1番長く1年ほどもちます。人によってはもっと長い期間白さが持続することもあります。
◆通院回数 歯医者さんの施術の仕方によって通院回数は違います。コースによっても違いますが目安としては3回~5回ほどが一般的です。施術が完了したあとも、ホームホワイトニングの薬剤などを追加で購入すれば自宅で白さを持続することが可能です。
◆相場 オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行うので3種類の中では1番値段が高いです。相場としては7万円~10万円ほどです。

3.色戻りとは?ホワイトニングのメリットとデメリット

ホワイトニングをしてもそのままの色が永久的に続くわけではありません。普通であれば日常生活において飲食をすることによって着色が戻りやすくなります。すっかり元に戻ってしまうわけではなく、若干の色の戻りがあることを「色戻り」といいます。ホワイトニングは種類によって使う機器や薬剤が違うため色戻りのしやすさが違います。 これからホワイトニングを行うのなら特徴をおさえておきましょう。

3-1 ホームホワイトニング

自宅で行うホームホワイトニングは歯医者さんで行うオフィスホワイトニングと比べ薬剤の濃度が低く、どうしても効果が出るのに時間がかかってしまうというデメリットがあります。また、「自分で続けていかないと効果が出ない」ものなので、面倒くさがりな人には少々努力が必要かもしれません。
しかし、短期間で行うオフィスホワイトニングよりも実際の通院回数は少なく、色戻りしづらいメリットがあるのも事実です。また薬剤の濃度が低いぶん、歯や歯茎のダメージを軽減され知覚過敏などが起こりづらい利点もあります。

3-2 オフィスホワイトニング

歯医者さんで行う施術のため薬剤濃度が高く、短時間で効果が出やすい利点があります。また歯科医師や歯科衛生士が施術を行うので安全性が高いのもメリットのひとつです。
ただ、即効性はありますが持続力がなく色戻りしやすいデメリットがあるので定期的に施術を行う必要があります。薬剤の濃度が高いぶん、歯や歯茎のダメージや知覚過敏などが起きやすい特徴もあります。

3-3 デュアルホワイトニング

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを合わせて行うため両者のメリットを受けることが出来ます。ホームホワイトニングのみ、オフィスホワイトニングのみの施術より早く、色戻りもしづらいため3種類の中では1番効果を感じやすい施術です。
ただし、両方の施術をするため費用が高いことがデメリットでしょうか。お金をあまりかけたくない人には向かない施術かもしれません。

4.白い歯をキープするための5つのコツ

4-1 定期的にホワイトニングをしてもらう

3章で記述したように歯医者さんで行うホワイトニングでも効果は永遠ではありません。色戻りをさせず効果を持続させるためには定期的に施術する必要があります。 薬剤などにもよりますがオフィスホワイトニングであれば3か月から6か月ペースで、ホームホワイトニングであれば2年から3年ペースでクリニックに通いメンテナンスすることをおすすめします。
特にオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた「デュアルホワイトニング」をすることでより効果を実感しやすく後戻りのしにくい白い歯を維持することが出来ます。

4-2 クリーニングをしてもらう

クリーニングとは歯の表面に付着したステインや汚れを専用の機器を用いて落とす方法で汚れがひどい場合には、この施術をすることで歯が白くなることも考えられます。 しかし、歯面の汚れを取り除くだけなのでも歯が元々黄ばんでいる人や変色している人には効果を感じにくいです。

4-3 歯磨き粉の成分を見直す

歯磨き粉の成分には通常、研磨剤が配合されています。これは汚れや着色を落とすために有効な成分なのですが、この研磨剤の粒が硬かったり大きい歯磨き粉は、長期の使用で歯の表面を傷つけてしまう恐れがあります。それにより、細かくついた傷に着色が入り込んでしまい、汚れが目立つ事になってしまうかもしれません。タバコのヤニなどが落とせると謳っている歯磨き粉は研磨剤が大きく、口に入れるとジャリジャリするものもありますので、そういったものは注意が必要です。また自宅でのホワイトニングケアとして着色を落とすような成分が配合された歯磨き粉などを使う方法があり、歯医者さんで行うホワイトニングよりも比較的安価でケア出来ます。
しかし、日本で市販されている歯みがき粉には過酸化水素などの漂白成分は入っていないため元の歯より白くすることは出来ません。また効果を感じるのに時間がかかることもあります。

4-4 トリートメント剤を使う

トリートメントとはクリニックで行う施術のことで、色のつきやすい食事をしても歯のトリートメント剤を使うことで着色しづらい状態を作ることが出来ます。もともと歯が黄ばんでいる場合には効果が実感しづらいですが、ホワイトニング後のケアとしておすすめです。

4-5 着色しやすい飲食物を控える

白い歯をキープするためには歯に着色しやすい飲食物を避けることが大事です。 特にホワイトニングをしたあとは食事制限があるものがほとんどでそれらを摂取してしまうと着色しやすい状態にあります。例えばコーヒーや緑茶や紅茶を毎日飲む人、タバコを吸う人などは歯が黄ばみやすい特徴があるので気を付けなければいけません。ポリリンホワイトニングなど、オフィスホワイトニングの中には施術後の食事制限が不要なものもあるので自分に合うものを賢く選びたいですね。

まとめ

ホワイトニングの効果や持続期間はその種類によって違います。薬剤や使用する機器によってもさまざまです。そのため自分で施術方法を決めたとしても歯やお口の状態によって期待していたほど効果が感じられない場合もあります。
ホワイトニングの種類は自分で決めるのではなく、まずは1度歯医者さんで相談してみるのはどうでしょうか。歯医者さんであれば自分では気づかなかった虫歯や口の中の異常を見つけてくれることもあります。安心してホワイトニングをするために検診も合わせてしてもらうことをおすすめします。

青山通り歯科監修医矢島昇悟 先生

東京都港区赤坂4-9-25 新東洋赤坂ビルB1F

■院長略歴

2007年 日本歯科大学 生命歯学部卒業
2008年 埼玉県羽生市 医療法人社団正匡会 木村歯科医院
2010年 埼玉県新座市 おぐら歯科医院
2011年 東京都文京区 後楽園デンタルオフィス
2015年 東京都港区 青山通り歯科 院長
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