セルフホワイトニングは医療行為?真っ白にならない理由とは…

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セルフホワイトニングと歯医者さんでのホワイトニング…これらは一体何が違うのでしょうか。セルフホワイトニングは、費用が安く済むメリットがあるものの、自分で施術することでムラになりやすく、自己責任等のリスクがあります。今回の記事では歯医者さんで行うホワイトニングとセルフホワイトニングの違い、メリット・デメリットを紹介します。事前に知っておくことで、選択基準になります。是非最後まで読んでくださいね。

■目次
1.セルフホワトニングは医療行為ではない
2.話題のセルフホワイトニングとは
3.セルフホワイトニングのメリット・デメリット
4.セルフホワイトニングの施術の流れ
5.それぞれの費用
6.歯医者さんで白くした方が良い 3 つの理由
7.まとめ

1.セルフホワトニングは医療行為ではない

セルフホワイトニングは医療行為ではありません。歯医者さんで行うホワイトニングと混同されやすいのですが、全く別ものです。セルフホワイトニングは医療行為ではないため、セルフホワイトニングサロンや専門店では歯医者さんと同じホワイトニングができません。理由は下記になります。

・スタッフに国家資格を持つ人がいない
L歯医者さんで扱う薬剤は使えない
L 歯医者さんで扱う機械は扱えない

スタッフに国家資格を持つ人がいない

セルフホワイトニングサロンや専門店ではスタッフがお客さんのお口の中に触れることができません。現在の法律(日本)では、歯科医師や歯科衛生士以外の人がお口の中に触れると違法と見なされます。国家資格を保持していないスタッフが薬剤を塗ったり、洗浄したりすることができないことより「セルフホワイトニング」という形式で営業しています。実際、法律上では違法ではありませんが、かなりグレーな施術といえるでしょう。

L 歯医者さんで扱う薬剤は使えない

歯医者さんのホワイトニングでは主に「過酸化水素」や「過酸化尿素」が主成分の薬剤を用いて歯を漂白しています。これらは医薬品に分類されるため、歯科医師や歯科衛生士がいないお店(セルフホワイトニングサロン・専門店など)では扱うことができません。万が一扱っていた場合には違法となります。

一方、セルフホワイトニングで扱っている薬剤はどうでしょうか。その店によって扱う薬剤は違うものの、主に重曹やポリリン酸、炭酸カルシウム、メタリン酸などを用いて歯の着色を落とします。これらは、市販されているホワイトニング効果のある歯みがき粉にも配合されている成分です。市販されているケア商品にも入っているので、歯科医師がいないようなエステサロンや専門店でも扱うことができます。

L 歯医者さんで扱う機械は扱えない

オフィスホワイトニング(歯医者さんで行うホワイトニング)は医療機器(ハロゲンライトやレーザーなど)として認められた機械を歯に照射し、歯を白くする効果を高めます。これらは医療機器であるため、歯科医師がいないお店(セルフホワイトニングサロン・専門店など)では扱えません。一方、セルフホワイトニングでは医薬品でない薬剤を塗布し、LED(医療機器ではない機器)で照射することで歯を白くしていきます。

2.話題のセルフホワイトニングとは

2-1 セルフホワイトニングは自分ですべて行う

歯医者さんで行うホワイトニングは、歯科医師や歯科衛生士がホワイトニング薬剤を塗り、照射します。一方、セルフホワイトニングは患者さん(お客さん)自身がすべての施術をしなければいけません。いくらスタッフから説明をされたとしても初めてホワイトニングを行う人が一度でコツをつかみ、ムラなく仕上げるのは難しいでしょう。

2-2 安価に治療できる

基本的に薬剤塗布なども患者さん自身で行うため、人件費を安くおさえられます。また、医療機器(医療用照射機器)も必要としないことも費用をおさえられるポイントの 1 つです。保険が利かず自費治療であるため、クリニックによって値段に差があります。費用目安は 1 回で 3000 円~5000 円程度とオフィスホワイトニングに比べて安価です。

3.セルフホワイトニングのメリット・デメリット

3-1 セルフホワイトニングのメリット

◆費用が安価で続けやすい
上で記した通りセルフホワイトニングというのは、オフィスホワイトニングと比べて安価であることがメリットです。費用が安価であれば、定期的に施術を受けやすいのではないでしょうか。ただし、元の歯の色よりも白くしたい場合、セルフホワイトニングは向きません。

◆痛みが出にくい
セルフホワイトニングはオフィスホワイトニングと比べて痛みが出にくいことがメリットです。セルフホワイトニングに配合されているポリリン酸やメタリン酸といった成分はとても穏やかに作用します。食品添加物としても用いられていますので、刺激を与えづらいです。

◆ステインを落として歯を元の色に戻すことができる
セルフホワイトニングは歯の表面の汚れ(ステイン)を落とせることがメリットです。飲食物や喫煙によりステインが付着してしまった人は 1 度でも効果を感じやすいでしょう。

3-2 セルフホワイトニングのデメリット

◆漂白効果がなく表面の汚れしか落とすことができない
セルフホワイトニングは漂白作用がなく、歯の表面の汚れしか落とせないことがデメリットです。そのため、元から歯の色が黄ばんでいる人や加齢で歯の色がくすんでしまった人がセルフホワイトニングのみで歯を真っ白にすることは難しいでしょう。一方、歯医者さんで行うホワイトニングの薬剤(過酸化水素や過酸化尿素など)は、歯の表面だけでなく内部(象牙質とよばれる部分)まで漂白する作用があります。
◆薬剤の塗り方によってはムラになることもある
セルフホワイトニングは自分で薬剤を塗る必要があり、場合によってはムラができてしまうことがデメリットです。
◆虫歯や歯周病があるかチェックしてもらえない
セルフホワイトニングは多くの場合、歯科医師や歯科衛生士がいないのでお口の中の検診をしてもらえないことがデメリットです。虫歯や歯周病があった状態でホワイトニングをすると、薬剤が刺激になり痛みが発生する場合もあります。一方、歯医者さんであればホワイトニングの施術前に必ず虫歯や歯周病があるかチェックしてもらえますので、良好な状態で施術を受けることが出来るでしょう。

4.セルフホワイトニングの施術の流れ

セルフホワイトニングの施術内容はそれぞれ異なりますのでここでは基本的な流れを説明します。ホームページに記載していることもあるので詳しく知りたい場合は、ホームページチェックしてください。
① カウンセリング
まずは施術に関する説明を受けましょう。分からない点、不安な点、悩んでいる点などを
カウンセリングで話します。

② 患者さんが自分で歯磨きをする
施術前に歯磨きを自分で行います。歯の表面や歯間の汚れをしっかり落としてセルフホワ
イニング効果を高めます。

③ お口をゆすぐ
歯磨き粉や汚れなどが残らないように水でお口をゆすぎましょう。水でゆすいだ後はティ
ッシュなどでしっかり水気を取り除きます。

④ 薬剤を歯の表面に塗る
薬剤が歯茎に付着しないよう均一に歯に塗ります。
薬剤の厚みが変わらないように丁寧に塗ることでムラになりません。

⑤ LED ライトをあてる
薬剤が均一に濡れたら LED ライトをあてます。
照射時間は機械やサロンによって異なります。ライトを照射中に痛みや違和感が出たら無
理をせずスタッフの方に相談するようにしましょう。

⑥ 薬剤を拭き取る(もしくはゆすいで流す)
LED ライトの照射が終わったら薬剤を落とします。ティッシュで落とす、水でゆすぐ…な
どセルフホワイトニングのお店によって違いがあります。

⑦ 4~6 を何セットか繰り返す
ほとんどのサロンは 4~6 の流れを何セットか繰り返します。回数はクリニックによって違
いますので聞いておきましょう。

⑧ 患者さんが自分で歯磨きをする
最後に自分で歯磨きをします。このときに薬剤が歯や歯茎に残らないようにしっかり磨き
ましょう。薬剤の残りがあると後々、その刺激によって痛みが発生することもあるので気
を付けてくださいね。

⑨ お口をゆすぐ
歯磨き後はお口をゆすいで施術完了です。

5.それぞれの費用

◆オフィスホワイトニング 1 回につき 15,000 円~50,000 円
◆セルフホワイトニング 1 回につき 3,000 円~5,000 円

6.歯医者さんで白くした方が良い 3 つの理由

6-1 セルフホワイトニングは自己責任

基本的にセルフホワイトニングサロンというのはお口の状態を診てくれる歯科医師や歯科衛生士がいません。そのため、虫歯や歯周病があったとしても自分では気付かず施術してしまうことも少なくありません。もし、治療中や治療後に異変が出たとしても「自己責任」となります。セルフホワイトニングサロンでは施術の前の同意書にサインにて「自己責任ということを了承した」と見なされるので覚えておきましょう。もし、痛みや歯の異常を感じたとしてもセルフホワイトニングサロンには責任はなく、治してもらえませんので施術前によく認識しておきましょう。また、歯医者さんによるホワイトニングであれば、歯科医師や歯科衛生士がいるので必ず治療前にお口の中の検査をしてくれます。また、治療中や治療後に何か異変を感じればその原因を探し治療をしてくれるので安心です。ただし、セルフホワイトニング店の中には一部、歯科医師や歯科衛生士がいることもありますので、どうしてもセルフホワイトニングがよいのであれば、事前に問い合わせてみるのも良いですね。

6-2 ある一定以上は効果を感じづらい

セルフホワイトニングはオフィスホワイトニングと比べると漂白作用はなく、歯の表面の汚れを取る施術です。そのためある一定の汚れは取れるものの、本来の歯より白くすることは期待できません。また、着色汚れやステインがそこまで付着していない人であれば「効果がなかった」と感じることもありますよね。元の歯の色よりも白くキレイな歯を目指すのであればセルフホワイトニングよりも歯医者さんでのホワイトニングをおすすめします。

6-3 歯や歯茎にダメージを与えることも

セルフホワイトニング店というのはすべて自分で施術するため、人によっては歯や歯茎にダメージを与えることもあります。特に薬剤が歯茎に付着することで痛みが出やすくなっています。また、薬剤を塗るときに厚みに差が出てムラになってしまうと、それをキレイにするのに費用と回数がかかってしまうケースも考えられます。定期的に口腔内をチェックできる歯医者さんが何より安心ではないでしょうか。

7.まとめ

セルフホワイトニングと歯医者さんで行うホワイトニングは同じではありません。混同してしまい、安いからといってセルフホワイトニングに飛びついてしまうと思ったような結果が出ずに後悔することもありますよ。セルフホワイトニングのみで元の歯より白くすることは難しいので、より白い歯が希望であれば歯医者さんでのホワイトニングをおすすめします。

また、セルフホワイトニングのサロンは歯科医師がいないので医療行為が行えないと覚えておきましょう。虫歯や歯周病があっても診断や治療ができないリスクがあります。特に長年、歯医者さんに通っていない人は要注意です。虫歯や歯周病は自覚(痛みやしみるなど)がなくても歯の内部で進行しているケースがあります。どうしてもセルフホワイトニングがしたいのであれば歯医者さんに一度行き、口腔内のチェックをしてもらいましょう。歯医者さんによっては「ホワイトニングコーディネーター」というスタッフがいるところもあります。これは歯科医師や歯科衛生士が取れる資格のひとつです。ホワイトニング専門の講習と試験を合格した者のみが有する資格です。資格あるかた施術が良いとは一概に言えませんが、さまざまな見解より貴方にあった施術を提案してくれるのではないでしょうか。

後楽園デンタルオフィス監修医小川隆介 先生

東京都文京区後楽2-19-16 ベルコリンヌ岡島1F

■自院についてご紹介

私は文京区で育ったので「地域の医療に貢献したい」という気持ちがずっとありました。2006年からここで勤務し、2011年の4月に院長になりました。魅力溢れる若きスタッフと密な関係を築き、地域に密着した医療に取り組んでいます。この地域は非常にドクターが多いという特徴があります。それを上手に生かした歯科医師たちが話し合い、最善の治療計画を立てて患者様に提供できることが我々の幸せです。

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