後悔しないために!美容診療の治療選びで大切なポイント6選

後悔しないために!美容診療の治療選びで大切なポイント6選

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「家から近いから」「安いから」
歯をキレイにしようと考えているのに美容診療をこんな理由で選んでいませんか。
あまりこだわりのないこのような選び方をしていると歯医者さんの言われるがままの治療方法を選択することになり、自分の思った通りのイメージにならない、不本意な結果になってしまうこともありますよ。
今回は治療後、後悔しないために美容診療の治療選びで大切なポイントを解説します。また合わせて治療別の事前に確認するポイントも紹介します。
歯は一生使うものです。治療後に「しまった…」と頭を抱えないよう今のうちに勉強しておきましょう。

この記事の目次

1.美容診療の治療選びでチェックするべき6つのポイント

1-1 自分の歯を残せるか

いくら歯の見た目をキレイにするためとはいえ、健康な歯を抜いたり削ったりすることで一生使える歯ではなくなってしまいます。
歯医者さんの中には希望していないのにもかかわらず、色や形をよくするために歯にダメージを与える治療をすすめるクリニックもあります。削ってしまったり抜歯してしまった歯は元には戻せないので気を付けなければいけません。
なるべく健康な歯を残してくれるような美容診療を選びたいものです。

1-2 治療にいくらかかるのか

美容診療は基本的には「見た目のキレイさ」を目的としているため保険が効かず自費治療のことが多いです。
そのためクリニックによってかかる費用に差があるので事前にHPで調べる、もしくは電話で確認することをおすすめします。
また患者さんのお口や歯の状態によっても治療方法や費用は変わったりするので必ずカウンセリングの際に再度確認することが大事です。

1-3 どんな治療方法があるのか

一口に「歯をキレイにする」といってもさまざまな治療方法があるので選択肢が多い医院を選ぶのもひとつです。
例えばホワイトニングの治療でも、クリニックでおこなう「オフィスホワイトニング」をメインに扱っているところもあれば、自宅で専用の薬剤とマウスピースを用いておこなう「ホームホワイトニング」をメインに扱っているところもあります。はたまた両方の特性を合わせた「デュアルホワイトニング」を推奨しているクリニックもあります。
またオフィスホワイトニングの中でも使う薬剤や機器によって1回で1トーンしかトーンアップしないものから、1回で8トーン~10トーンほどアップするものもあるのです。

1種類だけでなく数種類の選択肢があれば自分にピッタリの治療が見つかる可能性が高まります。自分が希望するような施術があるか事前にHPで確認しておく、もしくは多くの種類を取り扱っているクリニックを選ぶことをおすすめします。

1-4 クリニックは通いやすいか

家から近いという理由だけでクリニックを選ぶのはおすすめ出来ませんが、美容診療では治療後のメンテナンスも合わせて何度も通う場合があるので1回で終わらない治療をするのであれば、「無理せず通えるか」をチェックしておくべきです。
その際は職場や自宅の近くを選ぶと無理せず通えるでしょう。
もしどうしても遠くからでも通いたいクリニックなら、カウンセリングの際に「遠方から」ということを伝えてなるべく治療をまとめておこなってくれるように頼んでみてもよいかもしれません。

1-5 メリットだけでなくデメリットも説明してくれるか

ほとんどの治療にはメリットとデメリットがあります。
例えば詰めものや被せもので使うセラミックも非常に審美性が高く見た目が自然ですが、その素材だけだと割れやすい(欠けやすい)というデメリットがあります。
治療をすすめるためにメリットしか説明しない歯医者さんだと後々トラブルが起こることもあります。必ずメリットと一緒にデメリットも説明してくれる歯医者さんを選びましょう。

1-6 症例写真を見せてくれるか

すべての美容診療がおこなっているわけではありませんが、クリニックの中には治療前と治療後の症例写真を見せてくれるところもあります。
ホワイトニングや矯正などはどれくらいの期間でどんな効果が出るのか、写真で見ると分かりやすく納得して治療を始めることが出来ます。
また症例写真が多くあるクリニックはそれだけ多くの施術をおこなっていることにも繋がります。

2.【治療別】事前に確認するポイント

2-1 ホワイトニングの場合

・どんな種類があるか
・薬の濃度はどのくらいか
・薬剤がしみることがあるか
・持続期間はどのくらいか
・後戻り(色戻り)しやすいか
・通院回数はどのくらいか
・1回の施術につきどのくらいトーンアップするか
・費用はどのくらいか
・ホワイトニング後の食事制限はあるか

ホワイトニングには種類があり、値段により持続期間や効果も差があります。自分の希望と一致するよう治療前に確認しておくことが大切です。またホワイトニングはほとんどの場合、治療後に色の濃い飲食物を控えるような「食事制限」が入るものですが一部のホワイトニングはそれが必要ありませんので治療前に確認しておきましょう。
子育てや会社勤めが忙しく何度も通院出来ない人は事前に通院回数を聞いておくこともおすすめします。

2-2 セラミック(銀歯を白くする)の場合

・どんな種類があるか(オールセラミックやハイブリッドセラミックやジルコニアなど)
・長年使うことで変色することがあるか
・通院回数はどのくらいか
・費用はどのくらいか
・デメリットはあるか

銀歯を白くするため、詰めものや被せものを変える場合にはオールセラミック(すべて陶器素材)やハイブリッドセラミック(陶器素材の中にプラスティック素材が混ざっている素材)などさまざまな種類があります。
用いる素材によってメリット、デメリットが違うためカウンセリングの際しっかり説明してもらうことが大事です。

2-3 矯正の場合

・矯正治療を多く取り扱っているか
・矯正の種類はどんなものがあるか
・CTやセファロレントゲンがあるか
・クリニックは無理なく通えるか
・自分が希望する治療の症例写真があるか
・見た目だけでなく噛み合わせも重視してくれているか
・期間はどのくらいかかるか
・費用はどのくらいか
・通院頻度はどのくらいか
・装置をつけた時に歯みがきはどうすればよいか
・装置が痛い場合はどうしたらよいか

矯正は専用の装置をつけることで歯を少しずつ動かしていく治療法なのでどうしても治療が長期間にわたってしまいます。
しかも費用が高く、クリニックに定期的に通う必要があるので信頼できる歯医者さんを選びたいものです。
また矯正治療ではお口を立体的にみて緻密に歯を動かしていくために、正面から以外に横からも撮ることの出来る「セファロレントゲン」、もしくは3Dのように立体的に撮影出来る「CT」があるクリニックをおすすめします。

3.まとめ

美容診療で後悔しない治療を受けるためにはとにかく「視野を広くすること」が大切です。
同じ治療でもクリニックによってやり方やカウンセリングの伝え方、費用や通院回数や期間などはさまざまです。
治療前に「ほかの2つ以上の医院と比べる」「料金を調べる」「どんな種類があるのか調べる」など選択肢を広げましょう。
特に複数の医院で比べることは大事です。どうしても1つの医院だけで話を聞いていると先生の考えや方向性が偏っていた場合、治療の選択肢が狭くなってしまうケースがあります。複数の医院のカウンセリングを受けることで納得して決めることが出来るはずです。

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監修医小川隆介先生

後楽園デンタルオフィス 院長

■院長経歴
2005年 日本歯科大学 卒業
2005~2006年 東京医科歯科大学摂食機能構築学 医員
2007~2011年 東京都内歯科医院 副院長
2011年 後楽園デンタルオフィス 院長就任
現在に至る

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