美容診療と普通の歯医者さんの違いは?診療メニューと費用

1,618 View

美容診療と一般の歯医者さんは何か大きく違うのでしょうか。素人が見るとどちらも同じように感じますが、実は大きな違いが2つあります。この違いを知っていないとクリニック選びを後悔するかもしれません! 今回の記事では美容診療と普通の歯医者さんの違いと、美容診療の診療メニューや費用を合わせて紹介します。美容診療に通おうか迷っている人、美容診療にどんな治療があるのか知りたい人、ホワイトニングや矯正治療などで口元をキレイにしたい人は必見です。

1. 美容診療と普通の歯医者さんとの違いとは?

1-1 目的の違い

普通の歯医者さんと美容診療では治療の目的が大きくちがいます。 普通の歯医者さんでは歯科治療において、歯もしくは歯茎の病気を治したり、欠けた歯を補うなどしながら、機能を回復させることを目的としています。 それとは少しちがい、美容診療では歯の形や色を変えることで見た目の美しさを追及することを目的としています。そのため1本の歯のことだけを考えるのではなくすべての歯とのバランスが大切になってきます。

1-2 費用の違い

現在の日本の保険制度は「機能回復」に目的を置いているためむし歯や歯周病など普通の歯科治療は保険が効きます。 それに対して美容診療治療は「見た目のキレイさ」に目的を置いています。極端なことをいえばそれがなくても生きていけるので保険が効かず、自費のケースが多いのです。 ただし、歯並びの悪さなどは見た目だけでなく噛み合わせなどの機能にも悪影響を与えるため、一部の条件を満たせば保険で歯列矯正がおこなえることもあります。 美容診療の自費診療はクリニックによって値段に差があるので事前によく確認しておくことが大切です。

2. 美容診療でおこなう診療メニューと費用

2-1 ホワイトニング

ホワイトニングは歯を白くすることで見た目をキレイにする施術です。多くのクリニックでホワイトニングは自費診療としておこなわれています。 クリニックでおこなわれる「オフィスホワイトニング」や、薬剤が処方され自宅でホワイトニングをおこなう「ホームホワイトニング」では用いられる薬剤に過酸化水素が配合されていて歯を漂白しつつキレイにしていく効果があります。 特にオフィスホワイトニングはその薬剤や用いる機器によっても値段や効果、持続期間などが違います。

~ホワイトニングの費用目安~
1万円~10万円ほど

2-2 まるで本物の歯に見える被せものや詰めもの

保険治療でも詰めものや被せもの治療をしてもらうことは出来ますが、見た目のキレイさを求めるのであればその素材をオールセラミックなどに変えることでより美しい口元になります。 例えばオールセラミックは、保険対応の金属やレジン(プラスティック素材)よりも自然でキレイな歯の色に仕上げることが出来る素材です。

~オールセラミックの費用目安~
・インレー(詰めもの) 3万円~5万円ほど
・クラウン(被せもの) 8万円~15万円ほど

2-3 矯正

出っ歯や受け口など歯並びの悪さや違和感を感じていて噛み合わせだけでなく見た目もキレイにしたいのであれば矯正治療という選択肢があります。一部条件によって保険が効く治療もありますがほとんどが自費です。 矯正治療は専用の矯正装置を使って少しずつ長年かけて歯を動かしていく治療のことです。歯の表に金属の矯正装置が入るため見た目的に目立つので治療するのをためらう人もいます。

~目立たない矯正(美容診療矯正)~
表側にブラケットなどの金属が見えるのが一般的だがその見た目が気になる人のために美容診療に特化したような矯正もあります。

◆裏側矯正 例えば「裏側矯正」は金属の矯正装置、ブラケットが表から見えないように歯の裏側に配置することで見た目的な違和感がないようにしたものです。

◆審美ブラケット 「審美ブラケット」といって透明色や白っぽい矯正装置を取り付けることで目立たない矯正をすることも出来ます。ただし歯の表側につけるので注意して見れば装置は見えます。

◆マウスピース矯正 マウスピース矯正には「インビザライン」「アソアライナー」「イークライナー」「DENマウスピース」そのほかにもさまざまな種類があり、それぞれ特徴があります。透明のマウスピースなので見た目には目立たないが歯を大きく動かすのには不向きとされています。

~矯正治療の費用目安~
・ブラケット矯正 15万円~80万円(歯全部や部分により差あり)
・審美ブラケット 25万円~90万円(歯全部や部分により差あり)
・裏側矯正 25万円~120万円ほど (歯全部や部分により差あり)
・マウスピース矯正 80万円ほど

2-4 ラミネートベニア

ラミネートベニアとは歯の表面を薄く削りその上から歯の色をした板を貼ることで見た目をキレイにする治療です。多くの場合、歯並びをキレイに見せたり、ホワイトニング以外で歯を白くしたくしたりする場合に用いられます。 透明度が高く自然な色合いにすることが出来ますが、元々持っている歯を削らなければいけないのがデメリットです。

~ラミネートベニアの費用目安~
7万円~15万円ほど(1歯につき)

2-5 歯茎ピーリングやメラニン除去

歯茎の色が黒ずんでいるなど見た目が気になる場合、色素沈着してしまったメラニンを除去するために歯茎にフェノールという専用の薬剤を塗布する「歯茎(ガム)ピーリング」という治療があります。薬剤を塗ることで色素沈着してしまった皮がはがれ、ピンク色の歯茎に戻っていく施術です。

また、歯茎に専用の薬剤を塗布しその上からレーザーを当てることでメラニンを除去する「メラニン除去」という治療もあります。 「歯茎(ガム)ピーリング」においても「メラニン除去」においても、クリニックや使う機器によってピリピリとした痛みを感じることがあります。

~歯茎(ガム)ピーリングの費用目安~
3千円~1万円ほど
~メラニン除去の費用目安~
1万円~2万円ほど

3. 美容診療選びがとても大切!

美容診療は見た目だけをキレイに整えればよいわけではありません。 せっかく歯並びや歯の形をキレイにしても噛み合わせが悪くなったり機能が正常に働かなくなってしまったら健康な生活が送れなくなってしまいますよね。 そのため営利目的や見た目のみを重視した歯医者さんに通うのはおすすめ出来ないです。
特に詰めものや被せものや矯正治療などはクリニックの技術や方向性によって大きな差が出てきます。「安いから」と金額で決めると希望とは違い後悔することもあります。通う前にいくつか候補を決めておき、実際にそれぞれのクリニックに足を運んでみて決めるのもよいでしょう。カウンセリングの際はきちんと治療前にメリットだけでなくデメリットなども説明をする美容診療を選ぶことも大切です。無料相談などをやっている歯医者さんがたくさんあるので、なるべく複数の歯医者さんで説明を聞いたり、治療の考え方を聞いて比べてくださいね。

4. 他の医院との連携で強化する美容診療

美容診療の中には大きく分けると2種類あります。それは一般の歯科診療を主におこなっているけれど新たにホワイトニングなど審美科目を導入したケースと、美容診療専門として開業したケースです。
一般の歯科と美容診療専門では若干、治療の目的や方向性がちがい、主な目的が機能性か審美性かによって分かれることがあります。 すべての医院ではありませんが、美容診療の中には審美性や見た目だけに偏りすぎないよう、他院や大学病院と連携をしているところがあります。
例えば矯正の得意な歯医者さんや外科手術の得意な歯医者さんや顎関節症に特化した歯医者さんなど連携することで美容診療では補いきれないような治療もカバーしてくれるのです。 他院と連携することで審美性だけでなく機能性も補ってくれる治療が出来るので患者さんにとってはメリットが高いです。

5. まとめ

歯にコンプレックスを抱えたまま自信なく過ごしているのであれば美容診療に通うのもおすすめです。笑った時にキラッと光る歯であれば、いつも会う恋人や友達や会社の人とコミュニケーションがスムーズにいくだけでなく、初対面の人とも自信をもって会話することが出来るはずです。
一口に美容診療といってもいろいろなクリニックがあるので事前に下調べをすることで失敗しない美容診療選びをしましょうね。 必要であれば行きたいと思っているクリニックの口コミを見るのも選択基準のひとつです。出来るだけ複数のクリニックを見比べて客観的に判断してください。

後楽園デンタルオフィス監修医小川隆介 先生

東京都文京区後楽2-19-16 ベルコリンヌ岡島1F

■自院についてご紹介

私は文京区で育ったので「地域の医療に貢献したい」という気持ちがずっとありました。2006年からここで勤務し、2011年の4月に院長になりました。魅力溢れる若きスタッフと密な関係を築き、地域に密着した医療に取り組んでいます。この地域は非常にドクターが多いという特徴があります。それを上手に生かした歯科医師たちが話し合い、最善の治療計画を立てて患者様に提供できることが我々の幸せです。

先生の詳細はこちら

その他 コラムの歯医者・歯科一覧

      もっとみる
      不正確な情報を報告

      不正確な情報を報告

      メールアドレス:任意
      ※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
      コメント(オプション):