【※放置厳禁】悪い噛み合わせの治し方！症状を徹底解説

1.噛み合わせが悪くなったらどうすればいいの？

噛み合わせに不調を感じた場合の対処法を詳しくご紹介していきます。どこに治療を受けに行けばいいのか？どんな治療をするのか？治療にかかる費用は？などの疑問にお答えしていきます。

急に不調が出て困らないように対処法を押さえておきましょう。

1-1 どこで治療を受けられる？

大学病院や歯科口腔外科が併設されている歯医者さんなどで一度診察を受け、どこで治療してもらうのが良いのかを判断してもらいましょう。噛み合わせの悪化は虫歯や顎関節のズレが原因となっていることが多く、症状に適した場所で治療してもらうのが得策です。

1-2 噛み合わせの治療方法は？

噛み合わせ悪化に対する歯科口腔外科の治療は、マッサージが主流となっています。その他、スプリント療法で歯と顎関節の負担を軽減する方法や、痛みがある場合は薬物療法で緩和する処置を取りながら、専門医によるカウンセリングで噛み合わせ悪化の根本原因を探し出していきます。

それでも改善しない場合は歯列矯正を行い、正しい歯並びに矯正することもあります。

〇スプリント療法で噛み合わせを調整する

軟らかいゴム製のマウスピースを日常的に装着することで、正しい噛み合わせに調整することができます。また無意識の歯ぎしりや食いしばりで起こる顎関節や歯へのダメージも軽減することができます。

〇認知行動療法で噛み合わせ悪化の根本原因を改善させる

噛み合わせの悪化は、ほとんどの場合、頬杖、片側噛み、うつぶせ寝、食いしばりなど無意識の癖や習慣が原因となって起こります。専門医によるカウンセリングで患者さんの悪い癖を見つけ出し、自覚してもらい改善していくことで根本治療を目指します。

〇歯列矯正で正常な歯並びに整える

噛み合わせのズレが大きく、スプリント療法や認知行動療法でも改善しない場合は、歯列矯正を行います。患者さんによって矯正の程度は異なります。

歯全体に矯正をする場合は、費用も高く、矯正期間も2年半～3年と長くなりますが、前歯だけなど部分矯正だと費用も高額でなく、期間も3か月～1年未満と比較的短い期間での矯正が可能です。

〇痛みがある場合は薬物療法で緩和

噛み合わせの悪化は、歯や顎関節に強い痛みを伴う場合があります。歯科口腔外科では緊急の場合の痛み止め、顎関節周辺の緊張をほぐす筋弛緩剤、痛みで眠れない場合の睡眠導入剤なども処方してくれます。

1-3 費用は？

・マウスピース製作：およそ¥5,000～¥10,000

・専門医による認知行動療法、カウンセリング：およそ¥1,000

・全体矯正(ブラケット矯正)：およそ¥800,000～¥1,000,000
・部分矯正：およそ¥150,000～¥800,000

・薬物療法(痛み止め、筋弛緩剤、睡眠導入剤)：およそ¥1,000

2.こんな症状が出たら噛み合わせ悪化の可能性！

噛み合わせが悪くなると、口内だけでなく全身の不調へと繋がっていきます。症状にはそれぞれ特徴がありますのでご紹介していきます。気になる症状が出ている場合は、すぐに歯科口腔外科に診察を受けに行きましょう。

2-1 慢性的な頭痛、肩こり

口を動かす筋肉はこめかみ、首、肩の筋肉に繋がっているため、噛み合わせが悪化するとバランスが崩れて血流が悪くなります。やがて筋肉を硬く緊張させコリとなり、頭痛や肩こりを引き起こす原因となります。

慢性的に頭痛が続いていたり、原因不明の肩こりがある人は注意が必要です。

2-2 虫歯、歯周病になりやすい

噛み合わせの悪さは虫歯や歯周病の原因にもなります。噛み合わせがズレていると、天然の洗浄剤である唾液の分泌も妨げられて少なくなるため、歯垢が付きやすい状態となり虫歯が出来やすい口内環境となってしまいます。

また、一部の歯だけに負担が掛かるようになり、歯が揺さぶられ歯周ポケットが拡がり易くなるため歯周病の進行を早めてしまう恐れもあります。

2-3 顎が痛む

噛み合わせが悪いと歯だけでなく顎にも強い負担を掛けることになり、痛みが出ることが多いです。さらに悪化すると顎関節や周りの筋肉にまで影響を及ぼし顎関節症を引き起こすことも考えられます。

2-4 顔の左右がゆがんできた

噛み合わせがズレてくると、食事の際、正しく咀嚼しづらくなり片方噛みになってしまいます。いつも使う筋肉と使わない筋肉が出てくるので顔の表情筋のバランスが崩れ、それらが左右のゆがみとなって現れます。

急に自分の顔にゆがみを感じるようになったら注意が必要です。

2-5 口内炎ができやすくなった

噛み合わせが悪化すると、口の内側の肉や舌を噛みやすくなり、そこから口内炎や舌炎が発生することが多くなります。また唾液の分泌も少なくなっているので口内を清潔に保つことが出来ず、炎症が起こり易く治り難いことも特徴です。

3.噛み合わせが悪化する原因とは？

噛み合わせを悪化させる主な原因は、歯や顎関節に負担を掛ける無意識の癖や習慣です。これらは自分で見つけ出して治療することが困難なので、歯科口腔外科で専門医によるカウンセリングを受けるようにしましょう。

3-1 歯や顎関節に悪い習慣、癖

日常の生活で無意識に行われる片側噛み、同じ側だけにする頬杖、うつぶせ寝などの癖や習慣は噛み合わせを悪化させます。

また仕事中など集中しているときに起こる食いしばりや、睡眠中の歯ぎしりはブラキシズムと呼ばれ歯に多大なダメージを与えます。歯が擦り減ってしまったり、詰め物や被せ物が正常な位置より低くなったりして、噛み合わせが徐々にズレて来てしまいます。

さらに顎関節も過度に緊張させてしまい顎関節症を進行させる原因となります。

3-2 歯並びの悪さ

出っ歯、八重歯などで歯並びが悪い場合、成長に伴って噛み合わせが悪くなるケースがあります。子供の頃は問題なくても、大人になるにつれて骨格や顎周辺の筋肉も変化していくため、噛み合わせのバランスが狂ってくることがあります。

3-3 詰め物、被せ物が合っていない

虫歯治療で使用する詰め物や被せ物が合わない場合も噛み合わせを悪化させます。特に奥歯にあるものがズレてしまうと、高さが合わなくなり噛み合わせだけでなく顎関節にも負担を掛けてしまいます。

また詰め物同様に入れ歯が合わないことでも起こりうるので注意が必要です。

4.まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。今回の記事はいかがでしたでしょうか？悪い噛み合わせは、歯や顎関節、口内だけでなく全身の不調に繋がっていく恐ろしい症状です。悪化していく原因も無意識の癖や普段の悪習慣が元で引き起こされることがほとんどです。
これらは自分で見つけ出すことが難しいので、噛み合わせで気になる症状がある場合は、歯医者さんで診察を受けて治療を行い根本治療を目指しましょう。

・噛み合わせが悪くなったらどうすればいいの？
└どこで治療を受けられる？
└噛み合わせの治療方法は？
└費用は？

・こんな症状が出たら噛み合わせ悪化の可能性！
└慢性的な頭痛、肩こり
└虫歯、歯周病になりやすい
└顎が痛む
└顔の左右がゆがんできた
└口内炎ができやすくなった

・噛み合わせが悪化する原因とは？
└歯や顎関節に悪い習慣、癖
└歯並びの悪さ
└詰め物、被せ物が合ってない