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赤ちゃんが舌を出すのは何のサイン?もしかして病気?よくある心配に答えます!

赤ちゃんを見ていると、舌を出しているのをよく見かけませんか?とっても可愛くて、思わず微笑んでしまいますよね。しかし、いつまでも舌を出したままでいると「なにか病気なのでは」と、心配になってしまう親御さんも多いのではないでしょうか?この記事では、赤ちゃんが舌を出す理由、気をつけなければならないこと、病気である場合について詳しく解説していきます。


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赤ちゃんが舌を出すのはなぜ?

赤ちゃんが舌を出す時期は、生後3~5ヵ月くらいが一般的です。
生後1~2ヵ月で舌を出し始める赤ちゃんもいます。

赤ちゃん 舌 出す

舌が大きすぎるから

お口の大きさに比べて、舌が長く大きい赤ちゃんがいます。
お口の中に収まりきらないことが、舌を出す原因の1つに挙げられます。

げっぷが出ない

赤ちゃんが「うぇ」と何度も細かく舌を出している場合は、胃の中にガスが溜まっている合図かもしれません。

抱っこをして、背中をトントンと軽く叩いてあげましょう。
げっぷをすればすっきりして、舌を出すのをやめます。

背中を叩いてもげっぷが出ない場合は、体の右側を下にして横向きに寝かせてください。
胃と腸が繋がっている部分が右側にあるので、右を下にして寝かせることでスムーズに消化が進み、げっぷが出やすくなります。

お腹が空いている

赤ちゃんはお腹が空いていると、舌を出すことがあります。

歯の生え始めで舌を出す

乳歯が生え始める生後6~9ヵ月くらいになると、歯茎にむず痒さを感じるようになります。
歯茎の不快感が原因で、赤ちゃんは不機嫌になりやすく、ぐずることが増えます。

これを、「歯ぐずり」と呼びます。
歯ぐずりの間、むず痒さを紛らわせるために舌を出すことがあります。

歯ぐずりの対策は、歯固め(お口の中に入れても安全な赤ちゃんのおもちゃ)を噛ませる、乳児用の歯ブラシでブラッシングをする、歯茎を冷やす、などがあります。
むず痒さが解消されれば、舌を出す頻度が少なくなっていきます。

病気になっている恐れ

鼻がつまっている

鼻水や鼻づまりが原因で、鼻呼吸が上手くできないと口呼吸になります。
口呼吸になると、頻繁に舌を出すようになります。

授乳中に頻繁にお口を離して飲むのをやるようなら、風邪をひいているかもしれません。
風邪のほかにも、赤ちゃんがかかる病気はたくさんあります。
医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。

風邪をひいて授乳中に口呼吸になる赤ちゃんの写真

歯が生えてくる

よだれが増えたり、舌をよく出したりするようになったら、赤ちゃんのお口の中を確認してみましょう。
歯茎から、うっすらと歯の頭が見えているかもしれません。

お口の中を怪我している恐れ

お口に入れたおもちゃで、怪我をしていることが考えられます。
赤ちゃんのお口の中を確認してみましょう。

クレチン症の場合

「クレチン症」とは、甲状腺ホルモンが分泌されずに起こる先天性の病気です。
別名、「甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)」とも言います。
新生児検査のときに発見されるのが一般的です。

クレチン症は、顔つきに特徴があります。
瞼(まぶた)が腫れぼったい・鼻が低い・いつもお口を開けている・舌が極端に大きい・舌がお口からはみ出している、などです。
これを、「クレチン顔貌」と呼びます。

自閉症が関係していることも

赤ちゃんが頻繁に舌をペロペロと出し入れしている場合は、自閉症の恐れが考えられます。
自閉症の症状の一つに、反復行動(同じ行為を何度も繰り返す)というものがあるためです。

ほかに、呼びかけても反応がない・あまり泣いたり笑ったりしない、という症状が見られる場合は、自閉症である例が高まります。
医療機関の受診をおすすめします。

小児科病院のイメージイラスト

月齢別、赤ちゃんが舌を出す理由

0ヵ月から3ヵ月まで

生まれてすぐは、舌を動かすことができず唾液も上手く飲み込めません。
お口を締めるための口周りの筋肉も未発達のため、口元が緩く無意識に舌が出てしまいます。

生後2ヵ月くらいになると唾液が増え始め、舌をペロペロ出す赤ちゃんが増えます。
生後1~2ヵ月で、少しずつ舌が動かせるようになります。
自分の舌に興味を持ち始める時期です。

3ヵ月から6ヵ月まで

自分の舌に興味を持つようになると、舌をおもちゃ代わりに遊ぶようになります。
赤ちゃんは遊びながら舌の動きや使い方を覚えていくので、この時期に舌を出すことに対し、心配いりません。
舌が触覚となり、いろいろなことを吸収していく時期です。

6ヵ月から9ヵ月まで

離乳食が始まると消化のための唾液も増えて、なんでもお口に入れるようになります。
食べ物の味を覚え、興味を持つのもこの頃です。
舌を出す、お口をモグモグする仕草は、「お腹が空いたな」「なにか食べたいな」というサインかもしれません。

よだれをこまめに拭いて、様子を見守ってあげましょう。

9ヵ月から1歳まで

9ヵ月くらいになると、唾液を飲み込んだり、お口を閉じたり開けたりすることができるようになっていきます。
また、乳歯の生え始めにともない、歯茎がムズムズして、舌を出したりお口の中に手を入れたりすることがあるでしょう。

1歳以上

乳歯が少しずつ生え揃っていく時期です。
歯茎の不快感が原因で、いろいろなものを噛むようになります。
歯固めを噛ませる、といった対策を取りましょう。
舌を出すことは徐々に少なくなっていきます。

歯が生え揃ってからも舌を出す癖が続いてしまうと、歯が前に押し出されて歯並びが乱れる原因になります。
しかし、歯が生え揃っていないうちは、舌を出しても歯並びに影響することはありません。

成長後の癖になることが気になるようであれば、焦らず、様子を見ながら徐々に直していきましょう。

乳歯が生える位置を図解したイラスト

 

赤ちゃんが舌を出す行為に関するよくある心配

舌を出していると細菌やウイルスに感染しやすくなる?

舌を出しているからといって、細菌やウイルスに感染しやすくなるわけではありません。

ただし、物を舐めたり、お口に入れたりしたときに出たよだれは、こまめに拭いてあげましょう。
よだれを放置したままにすると、そこで細菌やウイルスが繁殖してしまいます。
こまめに拭いたり、掃除をしたり、口元を常に清潔な状態に保つよう心がけてください。

歯並びが悪くなる?

赤ちゃんが舌をペロペロさせる動作を繰り返していると、「歯並びが悪くなるのでは」と、心配をする親御さんは多いかもしれません

生後1歳未満の赤ちゃんなら、舌をペロペロさせることが歯並びを悪くすることはありません。
だたし、2歳くらいになり、乳歯が生え揃う時期に舌をペロペロさせていると、歯並びや舌の位置に影響を与えることがあります。

赤ちゃんの舌ペロは病気以外の可能性の方が大きい!

赤ちゃんが頻繁に舌をだす動作をしていると「病気なのでは」と心配することがあると思いますが、さほど神経質になる必要はありません。

ただし、鼻風邪にかかっているケースや、自閉症のような障害を抱えているケースも考えられます。
病気が原因なのか、舌で遊んでいるだけなのかの判断は、難しいものです。

自己判断せず、気になる場合は口腔外科や小児歯科の先生に相談しましょう。

まとめ

赤ちゃんはどうして舌を出すのか、という疑問は解消できたでしょうか?

赤ちゃんが舌をだす仕草はとっても可愛らしいですよね。
この仕草は成長するために欠かせない動作ですが、成長とともに、舌を出すことはなくなっていきます。

一方、鼻風邪といった病気にかかっているサインであることがあるので、注意して見てあげましょう。
あまり神経質になる必要はありませんが、頻繁に舌を出すことに加え、呼びかけても反応を示さないといった症状が見られる場合は、自閉症の恐れがあります。
早めに医療機関を受診しましょう。

監修医 松岡 浩司先生からのコメント

産婦人科医でも小児科医でも、同様の質問をしてもなかなか明解な答えが返り難い記事ですので、ママ友にも教えてあげてくださいね!

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赤ちゃんが舌を出すのは何のサイン?もしかして病気?よくある心配に答えます!

監修医 松岡浩司先生

住所
愛知県名古屋市名東区西山本通2丁目12 エミナンス松岡1階

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