赤ちゃんのお口が臭い!そんなときに役立つお母さんのための対処法

赤ちゃんのお口が臭い!そんなときに役立つお母さんのための対処法

かわいい赤ちゃんをギュッと抱きしめたときにお口のにおいを感じたら、お母さんなら「何かの病気じゃないかしら?」と心配することでしょう。特に母乳やミルクしか飲んでいないのに、気になるほどの口臭があったら不思議に思うかもしれません。ですが、しっかりとした知識を身につけておけば、慌てなくても大丈夫です。今回は赤ちゃん、なかでも乳児のお口からの臭いについて考えられる症状や原因、その対処方法について詳しくご説明します。

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実は臭くない!健康な赤ちゃんの口臭

赤ちゃんのお口から香る正常なにおいとは?

乳歯が生える前、ミルクや母乳だけを飲んでいる赤ちゃんのお口からは、甘酸っぱいような香りがします。この赤ちゃん特有の香りは、お母さんを幸せな気分にしてくれるものでしょう。でも赤ちゃんの口内や健康の状態によって、いつもと違うにおいを感じることもよくあります。
まだ乳歯が生えていない赤ちゃんのお口のにおいの原因は、ミルクの飲み残しなど、ほとんどが問題のない場合です。適切な口内ケアを行なえば、すぐに解消されていくでしょう。

赤ちゃんの口内に住む常在菌とは?

常在菌とは、私たちの体の中や口内に住みついている細菌やカビのことで、口内には500から700種類ほどの常在菌が住みついています。常在菌の中には体に必要な善玉菌もいますが、悪さをする悪玉菌もいます。
悪玉菌の代表と言えるのが、食べかすなどをエサにして虫歯や歯周病、それにともなう口臭を引き起こすミュータンス菌です。お母さんやお父さんから赤ちゃんに虫歯がうつると言われていますが、その犯人がこのミュータンス菌で、赤ちゃんの口内が清潔であれば害を与えるようなことはありません。

赤ちゃんのお口が臭いときに考えられる原因

原因その1 お口の中のケア不足

ミルクや母乳、離乳食のカスなどは、口腔内細菌の繁殖の原因になるとともに、お口のにおいの原因にもなります。また、それらのカスが乳幼児の歯についた場合は虫歯の原因にもなるため注意が必要です。
まだ乳歯が生えていない場合でも、舌にカスが残っていると「舌苔(ぜったい)」という舌が白くなるような状態を引き起こし、においの原因になります。乳歯が生えてきていれば歯みがき、そうでない場合は、濡らしたガーゼで舌をなぞるなどのケアをしてあげましょう。

原因その2 鼻づまりによるお口の乾燥

風邪や鼻炎の影響でお鼻がつまってしまい、お口だけで呼吸をしている場合、お口の中が乾燥してしまいます。お口の中が乾燥すると、唾液が減少してしまうことがあり、唾液が減ると細菌が繁殖しやすくなるため、お口のにおいが発生します。
こうしたケースでは歯医者さんによる診断が欠かせないため、小児歯科のある歯医者さんや耳鼻科で一度相談してみましょう。余談ですが、赤ちゃんはたくさんよだれを出しますが、唾液にはいろいろな働きがあります。消化を助けたり、お口の中の環境を整えたりするだけでなく、細菌が体内に侵入するのを防ぐ働きもあります。

原因その3 虫歯や歯周病

乳歯が生えてきている乳幼児期は、虫歯も口臭の原因として考えらえます。さらに歯茎が赤く腫れていたり、出血がある場合は、歯周病が疑われます。そういった場合には、小児歯科のある歯医者さんに相談されることをおすすめいたします。
また、お口のにおいをなくすためだけでなく、お子さんの大切な歯を守るためには、正しい歯みがきの方法を身につけて、さらにそれを習慣づけることも重要です。歯にトラブルが起きる前に、歯医者さんの定期検診などを利用してアドバイスをもらうとよいかもしれませんね。

原因その4 赤ちゃんの便秘

乳児の便秘は、授乳の回数が減ってしまうことで発生することがあります。摂取する水分量が不足してしまい、便が出にくくなるからです。大腸に便がたまる便秘によってガスが発生し、その臭いが呼吸をするときに、お口のにおいとして発散されることがあります。

赤ちゃんのお口のにおいを防ぐためには?

お口の中はいつも清潔に!

乳歯の生えている赤ちゃんの場合は、大人と同様に、歯をきれいに保つことが口臭の予防に繋がります。生えはじめはコットンやガーゼで、歯の表面をふき取ってあげましょう。歯が生え揃ってきたら、乳歯用の歯ブラシでやさしく丁寧に磨きましょう。
この時期から、お近くの小児歯科のある歯医者さんで、定期的な検診を習慣づけることも心がけたいですね。また、舌に残ったミルクや母乳、離乳食などのカスもお口のにおいの原因となります。舌に汚れがついている場合は、清潔なガーゼやコットンに水を含ませて、やさしくふき取ってあげるとよいですね。
ただし必要以上にこすってしまうと、お口の中の環境を正常に保つために必要な常在菌まで減らしてしまうことがあるので注意しましょう。

鼻づまりを解消して口内の乾燥を改善する

赤ちゃんはお鼻やお口が小さいため、ささいなことでも鼻づまりを起こしやすいものです。例えば、すこしの鼻水でも出たままにしておくと、そのまま固まってお鼻がつまってしまいます。鼻がつまると口呼吸となり、結果、お口のにおいの原因にもなってしまいます。
赤ちゃんの鼻づまりに気がついたら、早めに適切な処置をしてあげてください。鼻づまりを解消する方法には、お母さんがお家で手軽にできる方法がたくさんあります。
赤ちゃんの様子を見ながら、吸入器で吸い取る、綿棒でふき取る、ゆっくり入浴しながら温めて鼻水を出す、加湿器を使ってお部屋の湿度を上げるといったことをしてあげましょう。

よくわかる赤ちゃんの便秘の防ぎ方!

赤ちゃんの便秘は水分不足や運動不足、そしてミルクがお腹に合わないことでも引き起こされます。母乳やミルクを飲んでいるからといって、水分が足りているとは限りません。入浴後や寝起きなど、汗をかいたときには、必ず水分補給をしてあげましょう。
また、便秘を防ぐためには、運動をすることも大切です。と言っても、赤ちゃんはまだ、自分では十分に体を動かせません。お腹のマッサージや股関節などをやさしく動かしてあげることで、便秘の予防になります。さらに、ミルクがお腹に合わない場合にも便秘になることがあります。
便秘のほかにも、お腹がパンパンに張る、食欲がないなどの症状があれば、ミルクの種類を変えてみるのもよいかもしれません。

まとめ

かわいい赤ちゃんのお口のにおいは、お口の中を清潔に保つことで解消できます。赤ちゃんのお口が臭いと感じたら、まずはお母さんが気軽にできる予防法から始めてみてはいかがでしょうか。それでも口臭が治まらず気になるときは、小児歯科のある歯医者さんなどに相談してみましょう。

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監修医 高橋貫之先生

本町通りデンタルクリニック

住所
大阪府大阪市中央区本町2-6-5

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