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※ 掲載する平均費用はあくまでユーザー様のご参考のために提示したものであり、施術内容、症状等により、施術費用は変動することが考えられます。必ず各院の治療方針をお確かめの上、ご自身の症例にあった歯医者さんをお選びください。

この記事の目次

8割以上の人にみがき残しがある

厚生労働省の「平成23年歯科疾患実態調査」によると、調査対象となった1歳〜80歳以上までのうち、約75%の人が一日に2回以上歯みがきをすると回答しています。しかしながらまた別の調査では、20歳〜70歳を対象にみがき残しを調べた所、実に約8割の人にみがき残しが見つかりました。これらの結果から、歯みがきの習慣はあっても、ほとんどの人が十分に歯をみがけていないことがわかります。

みがき残しが多い場所としては、歯と歯の間や奥歯の奥、歯並びの悪い部分が挙げられます。つまり、歯並びが悪いと自覚している人は特に、注意して歯みがきをする必要があるのです。

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歯並びが悪い人の歯みがき方法

【Step1】歯ブラシは縦に動かす

歯並びが悪い人の歯みがきには、「縦みがき」が有効です。歯みがきをする時には歯ブラシを横にねかせて歯にあて、左右に動かす方法が一般的ですが、縦みがきでは、歯に対して歯ブラシを縦にして(立てて)あて、上下に小刻みに動かします。この時、歯ブラシは歯に対して直角にあてるようにしてください。縦みがきをすることで、1本ずつの歯を丁寧にみがくことができます。

特に、外にでっぱっていたり、奥にひっこんでいる歯は、歯の側面にみがき残しが多く発生します。歯の表側、側面、裏側というように、1面ずつ順番にみがくようにすれば、みがき残しを防ぐことができます。また、隣り合う歯と歯の間も忘れずに、毛先を入れ込むようにしてみがきましょう。歯ブラシはヘッドが小さめのものを選ぶと、操作性がよくなります。

【Step2】タフトブラシを使う

ヘッドがとても小さく、ひとつの毛束でできている「タフトブラシ」を併用しましょう。タフトブラシを使えば、通常の歯ブラシでは届きにくい歯の隙間をピンポイントでみがくことができます。

使い方としては、通常の歯ブラシでみがいた後、タフトブラシを使って細かい部分をみがいてきます。歯並びが悪い歯と歯の隙間やでこぼこした部分にブラシをあて、小刻みに動かします。鏡を見ながら、みがきたい所にブラシが届いているかを確認してもよいでしょう。

タフトブラシを使えば、通常の歯ブラシでは届きにくい奥歯の奥や、みがくのが難しい前歯の裏側なども綺麗にみがくことができます。

【Step3】フロスや歯間ブラシを使う

どのような歯並びでも、歯と歯の隙間は歯ブラシやタフトブラシでは十分にみがくことができません。そこで、フロスや歯間ブラシを使って綺麗にしましょう。フロスと歯間ブラシのどちらを使うかは自分の好みにもよりますが、狭い隙間に無理やり歯間ブラシを入れると歯茎を傷つけてしまうことがあるので注意してください。

また、仕上げにマウスウォッシュを使うのも効果的です。

定期的に歯医者さんを受診する

以上の3ステップで歯みがきをしていても、歯並びが悪い人は良い人に比べて、歯垢が残りやすいものです。定期的に歯医者さんを受診して、歯垢や歯石を除去してもらいましょう。どんな所に歯垢が残っているかを歯医者さんに教えてもらえれば、次から気をつけてみがくべき部分を知ることができ、さらにみがき残しの少ない歯みがきができるようになりますね。

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矯正によって歯並びをよくする

どんな歯並びの人でも毎日の丁寧な歯みがきは必要ですが、歯並びが悪い人は特に時間をかけ、各種アイテムを使って歯みがきをしなければなりません。そこで、矯正によって歯並び自体を改善するという方法もあります。矯正というと大事に感じるかもしれませんが、長い目で見た場合、日々の歯みがきが楽になる、見た目がよくなるなどのメリットもあります。選択肢のひとつとして検討してみるのもよいでしょう。

セラミック矯正をする

歯並びはセラミック矯正で治すことができます。通常の歯列矯正は歯全体を動かして歯並びを綺麗にしていきますが、セミラック矯正は歯並びが悪い部分だけを調整します。方法としては、気になる歯を削り、その上にセラミックの被せ物をして歯並びを調整します。

部分的な治療のため、通常の歯列矯正よりも短期間でできる他、ブラケット等の矯正器具を装着する必要がないので、治療中の見た目を気にする必要もありません。治療する歯の本数にもよりますが、期間の目安は1ヶ月〜3ヶ月程度です。

一方で、歯を削ったり、場合によっては歯の神経をぬく必要があるので、自分の歯の寿命を縮めてしまう可能性もあります。また保険適用外のため、全額自費での治療となります。費用の目安は1本あたり7万円〜15万円です。

歯列矯正をする

ブラケット矯正によって歯並びを改善します。セラミック矯正に比べて長期間の治療となり、費用も高くなりますが、それぞれの歯を0.1ミリ単位で動かすことができ、噛み合わせ自体を改善できるというメリットもあります。矯正中は口をあけた時に装置が見えてしまいますが、白や透明のブラケットを使って、少しでも目立たないようにすることもできます。通常のブラケット矯正の場合、費用の目安は80万円程度で、矯正期間は2年〜3年程度です。

また、マウスピースを使った矯正方法もあります。自分で取り外しが可能というメリットがある一方、決められた装着時間を守らないと治療期間が長引いてしまうというデメリットもあります。費用の目安は上下で80万円程度、矯正期間は1年〜2年程度です。

歯並びが悪いことによる影響

虫歯や歯周病になりやすい

歯並びが悪く十分な歯みがきができないと、歯と歯が重なった部分に食べ物のカスが残り、それらがたまって歯垢となってしまいます。歯垢は虫歯や歯周病の原因となるため、注意が必要です。

また歯並びによって噛み合わせが悪くなっていると、歯に通常とは異なる力が加わり、虫歯や歯周病が悪化することもあります。

口臭が出やすい

歯みがきで十分に除去しきれなかった食べ物のカスや歯垢は、口臭の原因にもなります。歯並びが悪い人は、知らず知らずのうちに強い口臭を発してしまっているかもしれません。そうならないためにも、日々の丁寧な歯みがきに加えて、定期的な歯医者さんへの受診をおすすめします。

外見に自信が持てない

口元は、多くの人から見られています。歯並びが悪いことで、自信を持って話したり笑ったりすることができない人もいるでしょう。外見に自信が持てないと、気持ちも沈んでいってしまいます。矯正によって歯並びを整えれば、明るく笑うことができるようになりますね。

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まとめ

歯並びが悪い人の歯みがきは、歯並びが良い人に比べて時間と手間がかかります。しかし、面倒だからといって適当に歯みがきをしていると、虫歯や歯周病、口臭の原因にもなってしまいます。日々の丁寧な歯みがきを心がけるとともに、矯正によって歯並びを綺麗にすることも視野に入れてみるとよいでしょう。

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2022-08-16T15:21:20+00:00