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矯正期間を早める矯正法や矯正効果を高める習慣について

一般的なブラケット矯正は、年単位の長い治療期間がかかるものです。少しでも矯正期間を早めることができれば、装置を付けている煩わしさも軽減されるはずです。実際、治療期間を早める矯正法は、先進的な方法や外科的な方法など、いろいろとあるものです。この記事では、矯正期間を早めるさまざまな治療法をご紹介した上で、一般的な矯正を受けながらでも、自分でも効果を高められる方法などについてご紹介します。

矯正期間が早くなる治療法

一般的なブラケット矯正よりも治療期間を早するために、さまざまな矯正法がありますが、先進的な矯正法に関しては、扱っていない医院が少ないものもあります。ここでは、対応している医院が多い順に、矯正期間が早くなる治療法をご紹介しましょう。

部分矯正

気になる部分だけに限定して矯正するのが部分矯正です。奥歯の噛み合わせに問題がなく前歯に凸凹や隙間がある場合や、奥歯が1本だけ倒れていたり、奥歯に隙間がある場合などでは、部分矯正がもっとも早く改善できる治療となります。これには、ブラケットやマウスピースを使った方法があります。治療期間は、半年から1年程度が目安です。

抜歯とブラケット矯正との併用

多くの不正咬合の原因としては、顎が小さいために、歯の生えるスペースが小さいことが上げられます。スペースがない状態で矯正を行うには、歯列全体を大きく移動しなければならず、治療期間も長くなります。適切な抜歯を行うことで、移動する余地が生まれ、治療期間を短くすることが可能です。ただし、健康な歯を抜くことに抵抗を感じる方には、おすすめできません。

セルフライゲーションブラケットによる矯正

セルフライゲーションブラケットは、従来のブラケットとは異なり、ワイヤーをブラケットに固定せず、自由に動く仕組みを持つものです。一般的なブラケットの数百分の1程度の弱い力を継続的にかけることで、歯の組織を圧迫せず、効果的に歯を動かすことができます。治療期間を2割程度、早めることができるほか、痛みの少ない矯正が可能です。近年、注目されている矯正法で、扱っている医院も目立ってきています。

ハイブリッド矯正

ブラケット矯正は大きく歯を動かしたり、さまざまな不正咬合に幅広く対応できるメリットがあります。ブラケット矯正で大まかに歯列を整えた後、マウスピース矯正に切り替えて仕上げるというものです。全体的な矯正期間の短縮にはなりませんが、煩わしいブラケットの装着期間を短くすることができます。

インプラント矯正

一般的なブラケット矯正は、特定の歯を支点にして、動かしたい歯を引っ張るものです。しかし当然、支点とした歯自体も動くものなので、加える力が大きいと支点も動いてしまい、矯正力には限界があります。インプラント矯正は、顎の骨にチタン製のネジを埋め込んで、それを固定点にするため、歯を大きく動かすことができます。また、手術自体もおよそ20分程度の簡単なものです。広く普及している方法ではありませんが、治療期間を早めることができる方法です。

歯槽骨の外科的手術とブラケット矯正

矯正の仕組みは、歯に力を加えることで、歯の土台となっている歯槽骨の形が変わり、新たな歯のポジションが固定されるというものです。この歯槽骨の硬い部分に切れ目を入れたり、歯槽骨の深くまで亀裂を入れるといった手術を施すことで、歯が動きやすくなり、ブラケット矯正の効率を高めることができます。外科的手術を併用した矯正では、4分の1から2分の1程度まで、矯正期間を短くすることが可能です。

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自分で積極的に早めるために

矯正治療を歯医者さん任せだけにせず、ご自身でも治療を早めるために、積極的に協力できることもあります。一見、些細なことのように思えますが、長い目で見ると矯正期間にも差をもたらすはずです。

新陳代謝を高める

矯正期間には個人差がありますが、それは不正咬合の程度だけではなく、その人の新陳代謝の良し悪しも関わっています。前述した通り、歯の矯正は骨の吸収と形成を利用したものです。従って、新陳代謝がよい人ほど、治療期間が短くなるといえます。不規則な生活や運動不足などを改め、健康的な生活を送ることは、体の新陳代謝を高め、矯正の効果を上げることにもつながるのです。

舌の悪い癖を改善する

うつ伏せ寝や頬杖、爪を噛む癖、唇を噛む癖など、日頃の癖は歯並びを悪くする一因となっていますので、こうした癖を改めることが肝心です。特に、歯並びに強く影響するのは舌の癖です。いつも前歯を舌で押す癖がある人は、出っ歯になりやすいなど、舌の力はとても強いものです。舌が収まっている時のポジションも歯並びに影響します。舌のポジションを正す方法などについては、次章で詳しくご紹介します。

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舌の位置や動きを正すトレーニング

せっかく矯正治療を受けていても、舌の癖が悪いままであれば、それが治療の妨げになってしまいます。ここでは、矯正の効果を活かすために自分でできる、舌のトレーニングについてご紹介します。

スポットポジションを意識する

舌は何も動かしていない時には、スポットポジション(前歯の根元の少し後ろあたり)に舌先が触れている状態になるものです。舌が何もしていない時、いつも舌が前歯に当っている方は、常に歯を前方に押していることになります。舌を動かさないときは、いつもスポットに収めるよう意識してみましょう。

ポスチャー

スポットに舌を収める癖をつけるトレーニング法として、ポスチャーというものがあります。舌をスポットに付け、唇を合わせた状態で、口の両端でストローを5分程度噛み続けるトレーニングです。

オープン&クローズ

スポットポジションに舌が収まらない方は、舌の筋肉の使い方が悪いことも一因です。舌をスポットに当て舌の奥まで上顎に押しつけたまま、口を開閉するトレーニングをすることで、舌を持ち上げる筋肉が鍛えられ、スポットに収まりやすくなります。

ポッピング

舌がスポットに収まらず下がっていて、いつも下の前歯を押している状態は、受け口の一因にもなります。舌をスポットに付けた後、舌全体を上顎に押し付けてから、ポンと音を出すように離すトレーニングをすると、舌を上に上げる力を強くできます。

タングドラッグ

舌のポジションを整えるトレーニングがタングドラッグです。舌をスポットに付け、上顎に押し付けながら、喉の方へと動かしていきます。舌を正しく使って飲み込むトレーニングにもなります。

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まとめ

治療期間を早める矯正法にも、いろいろと選択肢が増えていますし、大きく短縮できる方法があることも分かったと思います。ただし、治療法によってはまだ広く扱われていないものもありますし、自分が通える地域にこうした治療を行っている歯医者さんがないというケースもあるでしょう。一般的な矯正を受けながらでも、自分で矯正を早めるために、舌の癖を改善したり、健康的な生活を心がけるなど、地道にできることはあるのです。

監修医 本部悠一郎先生

東葉デンタルオフィス

住所
千葉県船橋市本町7丁目23番地12号 東海神駅前ビル1F
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