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奥歯の虫歯治療について
虫歯
回答数：5件
投稿者：相談者さん 2017/07/21 08:16
2年前に奥歯と奥歯の間が虫歯になり、プラスチックで詰めて貰いました。
そして、今年同じ部分に虫歯ができていることが他院で発覚し、そこの病院の先生に、
「奥歯と奥歯の間の虫歯は、詰めるとガタガタになって虫歯ができやすくなるから、絶対部分銀歯にしなければいけないのに！」
と言われました。
なので、部分銀歯治療を行うことになったのですが、本当に部分銀歯でなければいけないのかとても不安です。
奥歯の虫歯の治療は全て部分銀歯にしなければならないのでしょうか。
先生からの回答
全5件の回答
歯科医師の菱田と申します
先ず、銀歯での治療とレジン（プラスチック）での治療の違いからお話させていただきます
銀歯
利点 強度がある
割れる心配がない
保険で治療ができる
欠点 二次齲蝕（詰めた周りの虫歯）になりやすい
セメント（とめているお薬）が崩壊しやすく、長期でしようすると隙間が開いてくる
金属色のため見た目が良くない
金属アレルギーの原因になることがある
咬み合わせにより歯に亀裂を生じてしまうことがある
掌蹠膿疱症の原因ともいわれている
コヒーラ現象を誘発する（＊１）
ガルバニック電流を助長する（＊２）
その他、肩こりや、うつ傾向、イライラ、不眠、くいしばりなどいろいろな全身症状
の原因とも言われています
＊１コヒーラ現象とは金属が電磁波を引き寄せイオン化し、溶け出す現象のこと
＊２ガルバニック電流とはアルミ箔を咬んだ時に生じるピリっとした感じの弱い電流のこと
レジン
利点 歯に接着ができるため、隙間を完全に埋めることができる
二次齲蝕になりにくい
歯と一緒にすり減るため、歯に余計な負担をかけない
金属治療より安価に治療ができる（保険点数が金属治療より低いため）
直接詰めるレジン治療であれば、1回で治療が完了する
歯と同じような色なので目立たない
歯を削る量を最小限にできる（金属治療よりも削る量は少ないです）
直接詰める方法と、型どりをして詰める方法がある
欠点 医師の技術により精度の差が生じる
強度が低いため、割れたりすり減ったりすることがある
虫歯の大きさによってはできない場合がある
固まるときに収縮をするため、深いところで隙間ができることがある（型どりをする
レジンやセラミックと併用することで解消できます）
数年たつと変色することがある
以上の内容から、現在の歯科医療ではレジン治療のほうが優れていると言われています。しかし、日本の皆保険制度では金属治療が今でも主流ですので、保険治療ですと治療の制限が少なく、医師の技量で差が生じにくい金属治療主体にはなってしまうかもしれませんね。
自身の体のことを考えて治療方法を選択するといいでしょう。
余談ですが、レジン治療の欠点を無くす方法として、セラミック治療があります。近年セラミック治療はCAD/CAMという機械でセラミックの修復物を作成することができるようになったため、レジン修復ができない大きさの虫歯でも、型どりもせず1回で治療を完了することも可能になりました。
回答：2017/07/22 11:07
楳津 徳弘 院長 新宿三丁目北歯科(東京都 新宿区)
- 回答数 8件
歯科医師の楳津（うめつ）と申します。
どんな治療法にも利点、欠点があります。
奥歯の治療において、銀歯に対してプラスティックの利点は
①1日で治療終了
②健康な部分を削る必要が無い
③白くてきれい（変色は起こる）
一方で欠点は
①欠けやすい
②乾燥が不十分だとはずれやすい。
③形を精度よく作りにくい
以上のような特徴があります。
そこで
虫歯になりにくく丈夫で白い材料としては
ジルコニアがあります。
保険外ですが、もっともおすすめです。
セラミックは
白いし透明感もあり
もっともきれいな材料ですが
欠けたり割れたりしますから
奥歯にはあまり、おすすめできません。
保険内での治療を限定されるのでしたら、
銀歯で治されるのをおすすめ致します。
銀歯にしてから
後にジルコニアに変えることも可能です。
ご参考になれば幸いです。
回答：2017/07/21 20:29
奥歯の隣接面の樹脂の詰め物での対応ですが、絶対にしてはいけないわけではありません。
ただし、担当の先生がおっしゃるように虫歯ができやすくなる傾向にあるため、詰め物タイプを選択した方が良いです。
この場合、保険治療だと確かに金属になってしまいますが、保険外治療で白いセラミックの詰め物を選ぶこともできます。
ご参考になれば幸いです。
回答：2017/07/21 15:09
陶 秀彦 院長 １０ｂａｎ歯科(東京都 港区)
- 回答数 4,132件
こんにちは。
隣接面といって、隙間のところですと銀歯やセラミックなどが一般的でございます。
ただ、先生によっては、プラスチックを詰める先生もいますので考え方次第です。
絶対部分銀歯にしなければいけないのに！と言われたと思われますが、絶対ではありません。
また、歯医者さんが歯医者さんの批判をするのもいい先生ではありません。
こういったサイトを利用して、口コミのいい歯医者さんを探されてみてはいかがでしょうか？
回答：2017/07/21 10:03
はじめまして！よろしくお願いいたします。
奥歯と奥歯の間のむし歯治療でお悩みなのですね。
歯科における健康保険適応内の治療法では部分的に金属を使用する治療法と、レジンというプラスチック樹脂を用いる治療法があります。
どちらの治療を選択するかはむし歯の大きさ、残っている歯の量、術者の技量や考え方によっても差が
あると思います。
回答：2017/07/21 09:41
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