ウニクス浦和美園歯科・矯正歯科

「入れ歯で苦労をする祖母を助けたい」と思ったのが歯科医師を目指したきっかけです。祖母は総入れ歯でしたが、いつも使いづらそうにしていました。そのような祖母の姿を見て、将来、歯科医師になってなんとかあげたいと思うようになりました。

実際に歯科医師になってみて感じたことは、歯科知識が少ない方が思いのほか多いということです。痛みがないから病気ではない、という思い込みによってお口のケアをおろそかにして、結果的に歯がボロボロになった方をたくさん見てきました。患者さまに祖母と同じような苦労をさせないためにも、多くの歯科知識を共有して、予防の大切さを伝えていきたいと思います。

一つの分野に偏らず、広く知識と技術を学んできました。できるだけ患者さまのニーズに対応できるようになりたかったからです。また、当院には複数名の歯科医師が勤務し、虫歯や歯周病などの治療もちろん、それぞれの得意分野を生かして、患者さま一人ひとりの症状に合わせた治療も可能です。

初診の方については、患者さま一人ひとりのペースに合わせて診療することを大切にしています。まずはお話をお聞きしながら、患者さまの心の状態をしっかりと把握します。

もし、その方が歯科治療に対して、極端に恐怖心を持っているようであればいきなり治療はいたしません。段階を踏みながら少しずつ治療をしたり、一つの処置でも数回に分けたりして、柔軟に対応をするよう工夫しています。

当院がショッピングセンターの中にあるということもあり、ご家族連れで通われる方が多いです。また、土日も18時まで診療しているため、通勤や通学などで平日に通えない方は、休日にお見えになることが多いですね。

患者さまに少しでもリラックスしていただくために、院内の床部分を木目調にして、歯科医院らしくなりすぎないようにしました。また診療室は、待合室からドアを開けたらすぐに入れるようなレイアウトになっていて、患者さまのプライバシーを守れるよう仕切りもしています。

院内の衛生管理も小まめに行うようにしています。治療で使った器具は、オートクレーブという滅菌器を使い患者さまごとに滅菌し、専用のパックに入れて治療の直前まで開封しません。使う薬品についても、できるだけ臭いがしないものを選んでいます。

歯の治療はスタッフとの連携が欠かせません。そのため、「スタッフはみんな仲良く」ということをコンセプトにしています。もし、こうしたほうが良い、という意見があれば、その都度、私に話してもらうようにしています。

チームワークが大切なのは、院内だけではありません。歯の詰め物や入れ歯を作製するパートナーである、歯科技工士との関係も重要です。連携している歯科技工士は、もともと私の知り合いなので、コミュニケーションは取りやすいですし、自由診療などの場合は細かいニュアンスが伝わるよう、より密に連絡を取り合う体制を整えています。

お子さまの治療で大事なことは、歯科医院嫌いにさせないことです。一度恐怖を覚えてしまうと、通院が難しくなって結果的にお口の健康を守るのが難しくなってしまうからです。歯科医院に抵抗なく通えるようにしてあげることが、お子さまの歯を守ることにつながります。

当院でもとにかくお子さまとよくコミュニケーションを取るようにしています。治療がうまくできたときも、しっかりとほめてあげて、通って楽しい場所だと思ってもらえるように取り組んでいます。

また、お子さまのお口の健康を守る上で、親御さまの協力は欠かせません。お母さんやお父さんのお口に対する予防意識が、お子さまのお口の健康に大きく関わっていきます。お子さまの虫歯を予防するためにも、当院では保護者の方にもブラッシング指導を行っています。その際、一人ひとりに合わせてデンタルグッズの選び方や使い方のアドバイスも行うように心がけています。

患者さまのニーズに応える治療です。これは今までも続けてきたことですし、今後も続けていきたいと思っている方針です。患者さまとの付き合いが長くなると、気持ちのゆるみから、ついおざなりな対応になりかねません。

だからこそ、横柄にならずに、患者さまのニーズにお応えし続けていくことが大切だと考えています。ただし、極端に医学から外れた治療はできません。行える範囲の中で、患者さまのご希望に寄り添いながら、これからも治療を進めていきたいと思います。