丸山デンタルパークサイド

忘れることができない患者さまは、大学病院に勤めていたとき、最初にインプラントの手術をした方です。私が初めてのインプラント手術に臨むこともすべてご存知でありながら、私という人間を頼っていただき、手術をお任せくださいました。

その後も私の勤務先が変わるたび、その勤務先にご来院くださり、インプラントのメンテナンスを続けていただいています。「思い切ってインプラントをして良かった」と言ってくださるお姿を見るたび、また、お喜びの言葉をいただくたび、私自身も心の底から喜びを感じています。

こうした患者さまの喜びを、今後もさらに拡大させていくために診療に取り組んでまいります。

医療器具に触ったり、私たちと触れ合ったりする中である程度慣れてきたら、小さなお子さまにも治療の必要性をしっかりご説明することを心がけております。なぜ治療をしなければならないのか、どのような治療を行うのかをしっかりご説明し、理解していただいたうえで治療を進めてまいります。

また、当院では、親御さまにお子さまの口内の状況をご認識いただき、お子さまのお口の健康を守るサポーターになっていただくため、個室内にご一緒にお入りいただいております。お子さまにリラックスしていただくと同時に、親御さまにお子さまのお口に関心を抱いていただき、一緒にお守りしてきたいと考えておりますので、ご協力をよろしくお願いします。

当院では、医院全体の接遇マニュアルがあります。また、個人がさらに自分にできることは何か、と考えて努力を重ねています。 私どもが重視しているのは、単なるマニュアルではありません。スタッフの一人ひとりが、患者さまのことを思いやり、行動することそのものです。

患者さまに対する心を整えていくため、毎日ミーティングを行い、週に1回は全体のミーティングを行っております。スタッフ間のコミュニケーションを重ねることで、モチベーションを維持すると同時に、患者さまお一人おひとりへのホスピタリティを意識しております。

私が患者さまの立場にあれば、まずは、十分な検査を行ったうえで、問題の原因を追究する歯科医院を選択します。必要な情報を得るために、きちんとレントゲン撮影をしたり、歯科用CTなどの機器を導入したりすることも重要です。

次に、歯科医師や歯科医院と共通の見解を得るため、その検査結果をしっかり踏まえた正しい診断を下し、しっかり説明してもらいたいと考えています。納得のいく説明がなければ、患者としては不安が残るばかりです。

さらに、大学病院などの医療機関としっかり連携が取れている歯科医師院であることも重視します。院内で完結できないものだという判断を下せること、その受け皿を用意していることは、頼りがいのある歯科医院であることの一つの要素と考えております。自分の医院ではできないことに、他の医療機関と提携して取り組む姿勢――当院でも、こうした姿勢を大切に、患者さまお一人おひとりの診療にあたっております。

私はもともと身体を動かすことを好んでいますが、健康増進のためにも、率先して取り組んでいます。キックボクシングなどの格闘技やゴルフ、アウトドアなどを楽しみつつ、子どもと一緒に遊んだり、お風呂に入ったりする時間でリラックスし、日々の診療への活力を得ています。

今後も、患者さまのお口の健康を維持するため、自身の健康にも気を配りつつ、全力を尽くしてまいります。