おおたけ歯科クリニック

なかなか通いたいと思えるところが定まらず、歯科医院を転々としていた患者さまが私のところへお越しくださったことがあります。その患者さまがすべての治療を終えてからも、2カ月に一度の定期検診に通ってくださっていることはとても印象的です。

私と出会ったことでその方にとってなにか少しでもいい影響があったのであればとてもうれしいことです。

すべての患者さまに優しく接すること、痛みの少ない治療をご提供することです。
一人ひとりとのコミュニケーションを密に図るために、初診のカウンセリングには十分な時間を取るようにしています。そこで本音をいかに引き出せるかが、以後の治療のためにも大切だと考えています。

患者さまにご説明する際は、分かりやすい言葉で、目を見てお話ししています。
私が専門用語だと思っていないことであっても、患者さまにとっては難しい場合があります。お口のクリーニングについて説明する時には部屋の掃除に例えてお話しするなど、皆さまが理解しやすいように噛み砕くことで不安なく治療を受けていただければと思います。

とにかくみんな明るく、人の懐に入るのが上手だと感心しています。私には言いづらいこともスタッフがうまく聞き出して伝えてくれますので、診療にも役立ちます。

仕事に対する意識が高いと緊張感も出てしまうものですが、それを上手に隠したうえで患者さまを明るく元気にお迎えしてくれる、本当に自慢できるスタッフです。

月に一度はミーティングの時間を設け、情報共有を行うようにしています。きちんと向き合って話すことで伝わりづらいこともしっかり把握できます。また、スタッフ内での理解の食い違いも回避できるため、よりよい医院づくりに役立っているように思います。

外部の講習会に参加する機会を率先して設けています。いろいろなところから人が集まる場で知見を広げて、たくさん吸収してきてほしいと願ってのことです。それはスタッフだけではなく私自身も同様で、月に1回は外で勉強して診療に生かすようにしています。

結婚を機に多摩地区へ新居を構えたことが大きなポイントです。「利便性の良い立地」と「バリアフリー対応」の2点を重視しながら、府中・聖蹟桜ヶ丘・多摩市内など京王線沿線で開業場所を探しました。

この物件のお話をいただき、早速内覧させていただいたところ、エレベーターがあり、車いすやベビーカーも余裕を持って入れるような設計が可能なスペースを有していたため、「ここならどのような年代の方でも不便なく通院していただける」と思い、開業にいたりました。この場所にご縁をいただいたことに、心より感謝しております。

まずは話しやすい環境かどうかを見極めることが大事だと思います。患者さまが自分の気持ちを全部伝えることができて、理解と納得のできる説明を丁寧にしてくれることも重要なポイントです。

歯の治療を受けるのは、誰でも緊張すると思います。実際に治療を受ける状況を想像し、「治療を任せられる相手かどうか」という点をポイントに置いて考えるのも良いかもしれません。

デンタルフロスです。お口のトラブル予防のために毎食後の歯磨きを習慣にしているという方は多いですが、通常の歯磨きに加えてデンタルフロスを習慣付けると、より良い口腔環境の維持が期待できます。

日中は時間がなくて無理という方は就寝前だけでも使ってみてください。歯ブラシだけでは取り除くことができなかった歯垢をデンタルフロスで除去することで、就寝中の細菌繁殖を抑えることができます。デンタルフロスはとても気持ちが良く、すっきりとした感じが大好きで私も毎日愛用しています。

現在のスタイルはそのままで、今よりもチームにボリュームを持たせ、もっとたくさんの患者さまのお役に立てる歯科医療の展開をしたいと考えています。

開業後、たくさんの方とのご縁をいただき、おかげさまで少しずつ既存の患者さまが増加傾向にあります。この状況をうれしく思う反面、予約を心待ちにしていらっしゃる方のことを思うと大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。なるべく近い未来に実現できるように頑張ります。また、実現したあとも初心を忘れずに治療を行い、皆さまの貴重な時間を未来の幸せにつなげられるような治療を続けていきたいです。