シープデンタルクリニック

大学を卒業してから、歯科口腔外科に力を入れてきました。学生時代は抜歯が不得意だったため、学ぶ必要があると考えていたからです。また万が一、診療中に患者さまが倒れてしまった場合にも対応できるように、歯科口腔外科の知識と技術を身に付けてきました。

歯科口腔外科では抜歯や口内の外科処置はもちろん、交通事故でお口周りを怪我された方や、舌ガンの方の治療も行います。さまざまな手術を経験して、出血してもうろたえずに対応できるようにもなりましたね。

他の歯科医師から見られても恥ずかしくない、丁寧な治療をご提供することを大切にしてきました。歯科医師がレントゲン画像で口内を見ると、どれくらいのレベルの治療を受けてきたかがすぐに分かります。どんな歯科医師にも感心されるような治療ができれば患者さまのためにもなりますので、それを目指して日々の診療に取り組んでいます。

ご説明の際に重視しているのは、現状を正直にお伝えすることです。できない治療や、抜かなければならない歯がある場合にはハッキリとお伝えして、そこから良い選択ができるように患者さまと話し合っています。

患者さまからしてみれば、できれば歯を抜かずに残したい方が多いと思います。しかし、無理に歯を残したために骨にダメージが加わり、抜歯した後の治療の選択肢が狭まる可能性があります。今ある症状だけを考えて対応するのではなく、将来のことも見据えて選択をすることが、本当に患者さまのためになる治療につながると考えています。

当院では、虫歯の進行をコントロールして、怖がらずに治療を受けられるようになってから実際の処置を行っています。怖がらせるようなことをしなければ、お子さまは成長するにつれて段々と治療を受けられるようになるためです。

お子さまを押さえつけて無理に治療をしてしまうと、大人になってからも歯科医院に行けず、お口の中をボロボロにしてしまう傾向があります。親御さまにはお子さまの将来を考えて、少しばかり待ってあげてくださいとお伝えしています。

静脈内鎮静法をする際に、お身体の状態をチェックするモニター類や、歯科用CTですね。また、治療中は歯科用ルーペを用いて、細かくて見えづらい部分までしっかりと確認しています。ルーペをしないで治療をするのは、肉眼だけで天体観察をするようなものなので、とても重要な器具ですよ。

スタッフとは日頃からたくさんコミュニケーションを取っています。診療中も皆で冗談を言って笑い合えるくらい仲良しですよ。患者さまも巻き込んで朝から晩まで笑いっぱなしなこともあるので、気軽に通える環境だと思います。

静脈内鎮静法を用いた治療を広めていきたいと考えています。歯が痛くて食べ物が噛みづらくても、治療がトラウマになって歯科医院に行けない方はたくさんいらっしゃると思います。

しかし、静脈内鎮静法を使用することで、ウトウトと眠っているような状態で治療を受けることが可能です。歯科恐怖症の方もしっかりと治療を受けられることを目指していきます。

現在あるお口のトラブル全てをきちんと説明し、それを放置すると何年後にはどうなるのかを教えてくれる歯科医院が良いと思います。さらに、そのままだと将来的にどういった治療が必要になるか、そこまでの状態にしないために今どうすれば良いのかを、アドバイスしてくれる所だとよりおすすめですね。

歳を重ねても食べ物をしっかりと噛めるようにするために、ぜひ参考にしてみてください。