吉田デンタルクリニック

歯科は歯科口腔外科や矯正歯科などさまざまな科に分かれています。お口の中は歯や歯茎、舌などが互いに作用し合ってそしゃくや会話をすることからもわかるように、歯科においては各科すべてが大事です。

このことから私は、一つの科目に注力するのではなく、すべての科目における知識と技術の習得を目指してきました。患者さまのどの症例にも対応できるように、現在も研さんを続けています。

歯科医院にお見えになる方は、お口に痛みや不具合を感じ始めてから足を運んでいらっしゃる方が多いと感じます。痛みが出るまで放っておいた理由は「仕事が忙しい」「治療が痛そう」といったこともありますが、「口の中を見せるのが恥ずかしい」という理由で足が遠のいていた方も少なくありません。また、自分の気持ちや治療に対する希望を、言葉として発することをためらっている方もいらっしゃいます。

私たちは、初めてお見えになった患者さまが少しでも話しやすい環境を整えるため、なるべくご質問する立場に回ることを意識し、声かけを多くするように心がけています。ときには治療に関すること以外についても伺い、笑顔で会話ができる瞬間も大切にしています。

まず、当院を取り巻く環境が大きく変わったように思います。開業当初は歯科医院の数が少なかったのですが、時代の流れとともにどんどん増えていき、その勢いには驚きを隠せません。

また、私自身が開業当初から変わらない部分は、丁寧な治療を心がけ、診療を行っている点です。逆に、変わった部分は知識量が増えたことと、治療技術が向上したことだと思います。たくさんの方にご縁をいただき、たくさんの笑顔と励ましの言葉にぬくもりを感じたり、仕事に対する充足感が増え続けたりすることも、開業当初には予想できないことでした。

昔、祖父がこの場所で写真館を営んでいたと聞いています。当時の日本は激動の時代を迎えていて、父が小学2年生のころ、奈良への疎開を余儀なくされたそうです。祖父が愛した写真館は戦争によって閉店に追い込まれ、戦争が終わったあとはアパートに姿を変えました。

当時、祖父の写真館でたくさんの方が記念に残る瞬間を過ごしたように、この歯科医院でもたくさんの方の記憶に残る治療を提供していけたらと思っています。祖父が愛したこの場所で開業ができたことを大変うれしく思うとともに、地域の皆さまに祖父の分まで恩返しができたらと思っています。

「現状維持は後退と同じ」とよく言われます。当院もこの言葉と同じ認識を持ち、「新たな知識の習得が必要不可欠」という意識をスタッフ全員で共有しています。

また、スタッフには「切磋琢磨して頑張っていきましょう」というポジティブな声かけを欠かさないようにしています。スタッフそれぞれが自主的に院内で勉強会をしている姿には本当に感心しています。全員が患者さまのお口の健康づくりに責任を持って取り組んでいる表れだと思います。

家族で過ごす時間は、とてもリラックスできていると思います。一緒にゆっくりと食事をしたり、何気ない会話を交わしたり、一緒にいるだけで心が癒やされる家族の存在には、本当に感謝しています。

家族に誕生日を祝ってもらったことがうれしかったです。毎年、特別なことはしなくていいと思っているのですが、実際に祝ってもらうとやっぱりうれしく感じます。「感謝」の一言です。

私が手がけた治療のやり直し（再治療）をしなくていいような診療をしたいと考えています。そのためには、初心を忘れず治療にあたり、知識と技術の向上を継続していくことが大切です。

歯科医院が皆さまのお口を治療する場所から「お口の健康を管理する場所」になることを心より願い、これからも再治療不要な診療を継続していきたいと考えています。

口元の美しさを求めて来院される患者さまには、具体的にどのようなご希望をお持ちなのか、しっかりとお話を伺うように気を付けています。また、口元の美しさが来院の直接の原因ではない場合も、見た目の美しさを考慮した治療方法のご案内をさせていただく場合がございます。

女性は潜在的に「美意識」を備えているという認識で治療に取り組むことを心がけ、言葉の使い方やささいなしぐさにも気を配り、柔らかい雰囲気づくりにも気を付けています。

一度も行ったことのない歯科医院から通院先を探し出す作業は、大変な苦労があると思います。歯科医院を探していらっしゃる方が何を重要ポイントにされるのかによって、歯科医院の選び方は大きく変わると考えています。

もし、選ぶポイントが診療内容や院内の雰囲気であれば、インターネットで情報収集することから始めてみてはいかがでしょうか。それぞれの歯科医院の特色などをある程度把握し、アクセスや診療時間も含めて検討されるといいと思います。

また、実際に受診された方の意見は大変参考になりますので、口コミをご覧になるのも一つの手です。実際に足を運び、スタッフや先生との相性に問題がなければ継続して通院してもいいのではないかと思います。